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ベンネヴィス 20年 1996-2017 AQUA VITAE #2028 50.6%

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BEN NEVIS 
AQUA VITAE 
Aged 20 years 
Distilled 1996 
Bottled 2017 
Cask type Sherry Butt #2028 
700ml 50.6% 

グラス:国際規格テイスティンググラス
時期:開封後数日以内
場所:ジェイズバー
暫定評価:★★★★★(5)

湿ったようなウッディネス。ブラウンシュガーやドライプルーンの甘いアロマから、サルファリーでオロロソシェリーそのものが混じったような椎茸っぽさを感じさせる。
口当たりはリッチで、かりんとうの甘味からカカオを思わせる苦味がすぐに開き、そのままサルファリーさとビターなフレーバーが主体。余韻はややハイトーン。ウッディで熟成感がある一方、評価が難しい。

ビターな樽感とサルファリーさで、90年代ベンネヴィスに求めるフルーティーさは潰れている。これもシェリー樽の系統のひとつであるが、AQUA VITAEのラインナップでは異端。
レビューすべきか迷ったが、エピソード的に厚みがあったので掲載。カスク選定の難しさ、サンプル通りの味わいにならないこともままあるという1本。

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先月、ジェイズバーで開催された信濃屋およびAQUA VITAEによるテイスティング会にて。
90年代中頃のベンネヴィスといえば、経緯は不明ですが所謂ジェネリックトロピカルと言われるケミカルなフルーティーさが特徴として挙げられます。
それ故、ボウモアのトロピカルフレーバーや、ホグスヘッドの華やかなオークフレーバーを好む同社代表のAllen氏なら、このスペックのボトルであれば間違いなくそっちの系統をチョイスしているだろうと飲んでみると・・・全くイメージと異なる味わいに驚かされました。

本人がその場に居るのですから質問しない手はありません。
くり「ベンネヴィスだけ他のボトルとイメージが違うように感じるんですが。」
Allen「サンプルの時はもっとクリアなシェリー感だったのに、ボトリングしてみたらウッディな感じになってしまったんだ。」
くり「ちょっとサルファリーですよね?(控えめに質問)」
Allen「ちょっとじゃないよ、かなりだよ(笑)」
Allen「でも、海外のイベントとかで人によっては美味しいって言うんだ。だから1本くらいはこういうボトルがあっても良いかなって思うんだよね。」
まあ僕は好みじゃないけど、というコメントが飲み込まれたようにも感じましたが、なるほどなあと。

この手の話は、樽の中身は場所によって味が異なる(樽感が一定ではない)ということからくる”ボトリングの罠”です。
樽の中のウイスキーは、樽の木材に触れている部分が濃く、ウッディであり。中心部分はクリアである傾向があります。これが熟成が長い樽であればあるほど全体が均一になってくるのですが、スコットランドで20年クラスのものは、その差が大きいのでしょう。
樽の”中取り無濾過”とかできれば良いんですが、払いだしの際は全部混ざってしまいます。結果、他のサンプルでも、カスクサンプルとボトリングのもので味が違うことはよくある話です。
(故に、店頭でサンプルを飲む場合は、これがカスクサンプルなのか、ボトリング後のサンプルなのかを確認すると誤差を減らせるという訳です。)

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という話は、自分の英語力では残念ながら翻訳することが出来ず。。。その場に居たウイスキー仲間も断念し、伝えることができなかったのですが、ボトラーの選定者が、どういう狙いで樽を選び、その結果に対してどういうイメージを持っているのかという感想まで聞くことができた。非常に実りの多いイベントだったと思います。

日本という国は、高度経済成長からバブル景気にまたがる洋酒ブームからの、不景気とウイスキー冬の時代の到来。また、日本の洋酒ブーム時には本国側がウイスキー冬の時代にあったという点も重なり、この落差が多くのオールドボトルを日本国内に産み出す結果になりました。
では台湾はどうかというと、アジア向けのボトルは多少ありますが、日本が埋蔵する在庫量とは比べ物になりません。
そうしたなかで、気軽にオールドを飲めないなら、自分がそれに近い味わいのものをリリースしたいと考えたAllen氏の行動力に、あれこれ動いている自分もエネルギーを貰えたようにも感じました。
近い将来、自分が関わったリリースが出た暁には・・・逆に感想を聞いてみたいですね。

グレンキース 25年 1993-2018 AQUA VITAE 50.7%

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GLEN KEITH 
AQUA VITAE 
FIVE ELEMENTS "FIRE"
Aged 25 years 
DISTILLED 1993 
BOTTLED 2018 
Cask type Hogshead #155 
700ml 50.7% 

グラス:国際規格テイスティンググラス
時期:開封後数日以内
場所:ジェイズバー
暫定評価:★★★★★★(6)

華やかでドライ、オーキーな香り立ち。バニラや黄色系のフルーティーさがイメージ出来、はっきりとしていて良いところが分かりやすい。口当たりは軽やかなボディから王林系の酸味の少ない林檎、微かにスペアミントのハーブ香が備わる。余韻はオーキーで、乾いたウッディネスを感じつつ華やかなフィニッシュが長く続く。

いわゆる近年のバーボンホグスヘッド樽とキースの組み合わせによる王道的味わい。華やかでオーキーで、だいたいの人が美味しいというタイプ。あとはどれだけボディが残っているか、ドライすぎないかというのがこのペアの個性になるといっても過言ではないが、このカスクは比較的バランスが良いタイプ。
少量加水しても悪くはない。

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先日のテイスティング会を見ていて、全員から評価の高かったボトルのひとつ。
ファイブエレメンツシリーズの火属性をあてがわれたグレンキースですが、まずヴィンテージ、樽、そして蒸留所の組み合わせで「まあ間違いないよね」と思っていたボトルであり、予想通り普通に美味しいボトルでした。

Fire(火)の解釈としては、似たようなコンセプトでは、ハイランドパークがオフィシャルから"ファイアエディション"をリリースしています。これはポートワインの樽を使っていて、色合いからの炎のイメージを重視していたところ。(そこまで赤く濃い仕上がりではありませんでしたが。)
一方でこのグレンキースは、オーキーな華やかさがゆったりと、それでいて強く主張してくるような香味構成で、色ではなく香味の主張でのFireのイメージで、成る程と思わされたのです。

さて、この手のボトルは普通に美味しいことから、面白くないとか、あるいは有り難みがないとか、そういう観点が邪魔して市場に残りがちです。
ただ面白いボトルというのは愛好家の興味はひくものの、ボトルを所有して日常的に飲みたいかというとそうではなく。やはり普通に美味しいという存在は有り難く、貴重なのです。あまりに普通にありすぎるから、ついつい軽視しがちなんですよね。

それこそグレンキースは今でこそリリースが潤沢ですが、1999年から2014年まで比較的長い間閉鎖されていたため、今後10年しないうちに熟成した原酒が貴重になってくるかもしれません。
近年のシングルモルトのブランド価値を考えれば、グレンキース30年10万円とかオフィシャルリリースがそのうちあったりして、気がつけばボトラーズ含めて高嶺の花になってしまうのではないか。。。とも危惧しています。

ブナハーブン 28年 1989-2018 AQUA VITAE 42.2%

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BUNNAHABHAIN 
AQUA VITAE 
Aged 28 years 
Distilled 1989 
Bottled 2018 
Cask type Hogshead 
700ml 42% 

グラス:国際規格テイスティンググラス 
時期:開封後数日以内 
場所:ジェイズバー
暫定評価:★★★★★★(6)

オーキーで華やか、かつナッティーな香り立ち。ややドライだが、しなやかでトゲトゲしいウッディネスはあまり感じない。むしろ薄めた蜂蜜、ファイバーパイナップル、レモンクリームなど角の取れた酸と共にフルーティーな甘みを感じる。
口当たりは軽やか、バニラや洋梨のタルト、アーモンドスライス、適度な香ばしさをまとったオーク由来の華やかさがフルーティーな甘さと共に広がり、華やかでドライなフィニッシュへとつながる。 

所謂ホグスヘッド味に分類される系統。度数は42%と落ちてきているが、酒質が樽負けしていない適度な熟成感と飲み応えが残されており、枯れる直前、最後の飲み頃と言える仕上がりである。加水は不要。ストレートで。
 
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AQUA VITEが、現地のBARらとジョイントボトルとしてリリースしたものの第2弾。第1弾は以下の画像にあるカリラの5年で、これは若くピーティーなタイプ。カスク選定にあたってはカクテルへの応用も考えて選ばれたそうです。
そして今回は同じアイラですが、一転してフルーティーなタイプ。ラベルにカクテルグラスがあるように、このボトルもまたストレートだけでなく、カクテルも考えているなら興味深い選定基準ですね。

一方で、今回の中身は度数落ち長熟の部類に入る原酒。バーボンホグスヘッドなどの組み直しの樽は、通常のバレルに比べて隙間が出来やすいのか、度数が下がっているものが多い印象を受けます。
そして度数落ちのホグスヘッド樽原酒にありがちなのが、やたら華やかでありながらボディが弱く、ウッディな刺激だけは強い、樽材をしゃぶっているような味になってしまうこと。まして、酒質のあまり強くないブナハーブンですから、少々警戒してしまっていたわけです。

ですが飲んでみるとボディがそこまで失われておらず、枯れた味わいになっていない、なかなか良い塩梅のフルーティーさ。
ちょっとナッティーなニュアンスがあるのが味わいのなかでアクセントになっていて、短熟の圧殺系な樽使いでは出せない、熟成したモルトだからこその味に仕上がっていると言えます。
これはなかなか絶妙で、テイスティング会でも評価の高いボトルのひとつでした。

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ご参考:カリラ5年 2009-2015 AQUA VITAE 59%
第1弾のコラボボトル。一言で若くオフィシャル直系なキャラクターのカリラだが、5年熟成にしては適度な熟成感があって、ボディにある少し蜜っぽい甘味が全体のフレーバーのバランスをとっている。 「ちょっとバロックレイド時代イメージしてる?」と聞くと「そうそう、ちょっとねと」 ほんとかな?w

アードモア 22年 1997-2019 AQUA VITAE 50.2%

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ARDMORE 
AQUA VITAE 
FIVE ELEMENTS "Earth" 
Aged 22 years 
Distilled 1997 
Bottled 2019 
Cask type Hogshead #66
700ml 50.2% 

グラス:国際規格テイスティンググラス
時期:開封後数日以内
場所:ジェイズバー
評価:★★★★★★(6)

存在感のあるスモーキーさと共に、薄めたメープルシロップや、オーク由来のフルーティーさがパイナップルや熟したグレープフルーツを思わせる多層感のあるアロマ。
口当たりはスムーズで、どっしりとしているがくどい主張のないピートフレーバーが広がる。香り同様にオーク由来の要素、シロップ漬けのオレンジピール、そしてオールブランのようなほろ苦い麦芽風味と続く。
フィニッシュは土っぽさを伴うスモーキーさ、オーク由来の華やかさの残滓と共にほどよく長く続く。

エレメンツ”Earth(土)”の通り、内陸系のピートフレーバーの存在と、それを潰さない派手過ぎないオークフレーバーのコンビネーション。樽感が淡いというわけではなく、熟成感はある。まるで昔のティーチャーズやアードモアを思わせるような・・・こういうピートの出方はオールド好きの琴線を擽る。そのまま飲んでも美味しいが、瓶熟させてもさらによくなりそう。

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引き続き、AQUAVITEのファイブエレメンツシリーズ(15年以上熟成したモルトに限定)から、土属性のアードモア。
この日のラインナップ一通り飲んだなかではこれが一番好みで、ハナ差でブナハーブンとグレンキースが続くという感じ。やはり自分は最近の若いモルトにありがちな、自己主張の激しいオラオラ系なピートフレーバーより、熟成したフルーティーさと合わさった、立場をわきまえているピートフレーバーが好みなのです。

理由はよくわかっていないのですが、アードモアは1992年蒸留のものが同時期のボウモアに似ていることが多く、ではその他90年代のアードモアがボウモアっぽいかというとそうではなく。。。どちらかと言えばハイランドパークやピーティーなリンクウッド系統。
今回のボトルも同様で、エステリーなタイプのフルーティーさが樽で慣れたところに内陸ピートのスモーキーさという構成です。
アードモアは2001年まで石炭直火蒸留が行われていたという記録はありますが、1990年代は情報がないので、この違いが何故生まれたのかは不思議としか言えません。

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テイスティングでも触れたように、今回のリリースを飲んでいて思い浮かべたのが、写真のオールド・ティーチャーズ。それも70年代以降の量産時代ではなく60年代のアードモアバッチリな時代のそれ。
勿論ここまでこなれているわけでもなく、バランスやフレーバーも年代による違いはありますが、同じDNAがあるように思えたんですよね。

選定したアレン氏にこういうの好きでしょ、と聞いたところニヤリと笑ってそうだと。
先日レビューしたトバモリーも主張しすぎないピートがあり、ハイランドパークもその部分は同様で。ああ、好みに一貫性があるなと感じられました。

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今日のオマケ:ヤルンバ Yシリーズ シラーズ ヴィオニエ 2013

開封直後はスムーズでややとろりとした甘さ、色は濃厚だが味はそこまでではなく、フルボディというよりはミディアム。そこからブルーベリー、カシスシロップ、角の取れた酸味を伴う果実感があり、徐々にスパイスや湿ったようなウッディさが余韻にかけて感じられる。
新しいヴィンテージのものは、もう少し酸味やスパイスが強いかもしれない。

オーストラリアのシラーズということで、甘味果実味こってりを期待していたのですが、予想に反してバランス型で、スイスイ飲めてしまった1本。
先日のウイスキー仲間との持ちより会で、第二の選択肢として持参していたもの。期せずしてメニューは馬刺の盛り合わせがw
やはりこの手のワインは赤身肉との組み合わせが映えますね。

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ハイランドパーク ヴァイキングソウルカスク 2019 For Allen Chen 55.6%

カテゴリ:
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HIGHLAND PARK 
VIKING SOUL CASK 
For ALLEN CHEN 
13 1/2 years old 
Bottled 2019 
Sherry-Seasoned Quarter Cask #700060 
700ml 55.6% 

グラス:国際規格テイスティンググラス
場所:ジェイズバー
時期:開封後数日以内
暫定評価:★★★★★★(6)

スパイスそのものを思わせるような独特なアロマが前面にあり、続いて焦げたキャラメルや栗の渋皮煮、あるいはオランジェットを思わせる要素。奥にはドライプルーンや微かにオーキーな華やかさも混じっていて、スワリングすることで顔を出してくる。
口当たりは濃厚で、前面にあるのは香り同様にウッディな要素だが、香りよりは馴染んでいてとろりとした蜜っぽい質感を感じさせる。余韻はほのかにピーティーでスパイシー、ダークフルーツの甘味が微かな焦げ感と共に長く続く。

複雑で面白いウイスキー。スパイス香については実に個性的で分類しづらいが、フィニッシュに使われた樽由来と思われるそれが、このボトルに備わったほぼすべてのフレーバーに影響を与えている。
また、ベースとなったシングルモルトの個性はオフィシャルスタンダードらしい系統ではあるものの、これが所々アクセントになっていて、ノージング、テイスティングの度に新しい発見がある。

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ハイランドパークが新たに始めたプライベートリリースの販売スタイル「ヴァイキング・ソウル・カスク」。
このシリーズはプライベートカスクを前提としており、専用にバッティングされた12年熟成、度数58%オーバーのハイランドパークシングルモルトを、購入者毎のクオーターカスクに移してフィニッシュし、リリースされるものです。

まず商業的なことを言えば、これはなかなか”うまい”やり方だと感じます。
愛好家の夢と言える樽買い。だが1樽買うのは高価だし量も多い。一方で最初から小さいサイズで熟成させると、10年経たずに樽が出すぎてピークのバランスを壊してしまうし、リリースされるまでの時間も、10年、12年など待ってはいられない。
おそらくは、そんなユーザーニーズに応えるため、1樽を独占しつつ短期間で少量から安定したクオリティの樽出しウイスキーを作り上げる方法なのでしょう。

今回のボトルは、そのハイランドパークの企画を通じて、AQUAVITAEのアレン氏が購入、ボトリングをしたもの。何でも原酒の量に限りがあったため、購入できるかは抽選のような形だったのだとか。
「スコットランドで課税されて、販売に当たっては台湾でも課税されたから二重に課税されてしまったよ」なんて裏話はさておき、先週末のテイスティング会にあった一連のラインナップのなかでも、特に気に入っている1本とのことでした。

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(ハイランドパークだけは全員で飲みたいというアレン氏の希望から、このボトルを2杯目に統一して全員でテイスティング。氏の解説を便りに、この複雑なボトルの香味を紐解いていく。

ただ正直に言えば、アレン氏の熱意に反して自分はそこまでこのボトルの構成が響きませんでした。
クオーターカスクに由来すると思われるスパイスそのもののような要素と、濃い樽感のあるアロマ。その奥にはベースとなったシングルモルトに備わっているシェリー系の甘さ、オークの華やかさ。。。オフィシャルスタンダードの12年同様に2nd、3rdフィルのシェリー樽、樽材もスパニッシュ、アメリカンオークと統一せずに複数タイプの原酒をバッティングしてあるのか、様々なフレーバーが折り重なり、微かにスモーキーなピートフレーバーが見え隠れする。
複雑で面白いリリースではあるのですが、自分が求めているものとはどこか違ったのです。

ハイランドパークにとっての”ヴァイキング・ソウル”とは、蒸留所特有の環境や風味を活かし、アレンジはすれど決して壊すことがないという信念のようなものを指しており、そのうちのひとつが”高品質なシェリー樽を使った熟成”とされています。
今回のシリーズに使われる、ヴァイキングソウルが込められた樽、つまりクオーターカスクは、ちょっと自分が思い描いていた方向とは違うスパイシーかつ濃厚な香味を、全体を通して付与していました。

我々の嗅覚・味覚は、幼少から親しむその国の伝統的な味付け、料理が大きな影響を与えていると言えます。
台湾の料理は日本にも一部ルーツをもつものの、スパイスについては独特のものがあり、代表的なのが八角、それを使った五香粉です。あるいは香菜なども異なるものが使われています。
そうしたスパイシーな香味に慣れていると、それが無い料理は物足りなくなるそうで、きっとこの辺が(逆にその手の香味に耐性がないことが)、響かない要因なんだろうなと、テイスティングしながら納得もしたのです。

それにしても、今まで主体的には捉えたことのない面白い個性でした。機会があれば、また1杯飲んでこの時の感想と比べてみたいと思います。

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