ワイルドターキー 1855リザーブ バレルプルーフ 55%
- カテゴリ:
- ★6
- アメリカンウイスキー(バーボンなど)
WILD TURKEY
1855 RESERVE
Barrel Proof
55.0% 750ml
グラス:木村硝子テイスティンググラス
量:30ml
場所:BAR飲み (Ambrosia)
時期:開封後1週間程度
評価:★★★★★★(6)
香り:華やかで甘い香り立ち、メープルシロップ、穀物系の軽やかに香ばしくも甘いアロマ。若干のサトウキビっぽい青い甘さもあるが、濃い樽感がありしっかりとメロー。
味:まろやかでコクがある濃い口当たり。徐々にウッディーさが増していき、チェリーのシロップ漬けを思わせる甘みと微かな酸味。薔薇の花、ドライなニュアンス。鼻抜けはメローな樽香、じんじんと舌を心地よく刺激するウッディーな余韻。
自分にとってはお久しぶりな、ワイルドターキーの1855リザーブ。このブログを書き始めた1年半前、「はじめに」を書いてる最中に飲んでいました。1855リザーブは現在リリースされているワイルドターキー・レアブリードの旧ボトルで、同銘柄と同じく110Proof、55%仕様でボトリングされています。
流通時期は1990年代で今から20年ほど前。これが現在のワイルドターキーのスタンダード品とは比べ物にならないほどコクと甘味がしっかりあるバーボンで、何より近年のバーボンに見られるセメダインのようなフレーバーが少ないのもポイント。
シガーとの相性が非常に良く、シガーマスターな知人にサンプルを渡したところ、その場でオークションに落としにいっていました(笑)。
同じバーボンでなぜここまで味が異なるのか。
最初自分はスコッチのように材料から樽まで全て変わってしまった結果だと思っていましたが、近年流通の中にいくつか突き抜けたボトルと出会い、作ろうと思えば作れるけど大量生産できないのか?という考えに変わっていきました。
一説には昔のバーボンは過熟気味の原酒も一部混ぜられていたため原酒構成が異なるとか、シェリーを原料とするカラメル添加が良い方向に作用していたとか聞いたことがあるのですが、個人的には樽材の質が違うのではないかなという印象があります。
オーク材は伐採された後ですぐには使われず、2年程度屋外で干されてから使用されます。この期間が長いオーク材ほどえぐみやツンとした香りが抜けて、まろやかな味わいになるとされ、状態の良い樽材は高値で取引されると聞きます。
ところが最近は需要を満たすため、最初から機械乾燥で天日干しされることなく仕上げられるケースや、1年少々の天日干しの後で機械乾燥で仕上げるという手法が広まってきたそうで、安価なバーボン用の樽と上級グレード用は分けられているのではないかと推測しているところ。
先日ウイスキー仲間のIさんがアメリカのクーパレッジを見学されたので、後で詳しく話を聞いてみたいと思っています。
今回は新しく入れるバーボンにオススメしたのもあって、届いたボトルを自分でも1杯頂きました。
やはり現行品とは比べ物にならない深みがありますね。もう少し艶のある香味だとさらにドストライクなのですが、 この年代でこのクオリティなら充分でしょう。
ハイボール向きではありませんが、ストレート、ロック、どちらでも楽しめる良いバーボンです。


