グレンカダム 22年 1966-1988 ケイデンヘッド ミズハシ 56%
実はこのブログの構想は1年位前からあって、ブログでもFBでもメルマガでも、何でも良いのでまた何か情報発信をはじめたいなと考えていました。
特にこの1年くらいは、テイスティングの書き方とか、用語の統一とか、自分の中で漠然としていたところを整理するようにして・・・スマホのメモにいくつかのコメントをまとめたりしていました。
が、昨年11月にスマホが隅田川に水没してしまい、バックアップを取っていなかった内容が消失。
本当もう、オワタ\(^o^)/でしたねー。
ただ最近になってituneに一部のデータが残っていることが判明。無事に引っ張り出せました。
これは昨年Whisky linkのMalt Nightで飲んだ1杯。なんか調子に乗って2~3杯飲ませてもらったようなw
まさに至高のカダムです。
GLENCADAM
"MIZUHASHI"
22 years old
Distilled 1966 March
Bottled 1988 Nov
750ml 56%
Bottled by William Cadenhead
評価:★★★★★★★★(8)
"香りは勢いがあり盛り上がってくるよう。樹液を思わせる艶のある甘さ、焼き栗のような香ばしいオーク香に蜂蜜レモン、ほのかに麦感もあるアロマ。微かに感じる植物感がレモングラスを思わせる。
特にこの1年くらいは、テイスティングの書き方とか、用語の統一とか、自分の中で漠然としていたところを整理するようにして・・・スマホのメモにいくつかのコメントをまとめたりしていました。
が、昨年11月にスマホが隅田川に水没してしまい、バックアップを取っていなかった内容が消失。
本当もう、オワタ\(^o^)/でしたねー。
ただ最近になってituneに一部のデータが残っていることが判明。無事に引っ張り出せました。
これは昨年Whisky linkのMalt Nightで飲んだ1杯。なんか調子に乗って2~3杯飲ませてもらったようなw
まさに至高のカダムです。
GLENCADAM
"MIZUHASHI"
22 years old
Distilled 1966 March
Bottled 1988 Nov
750ml 56%
Bottled by William Cadenhead
評価:★★★★★★★★(8)
"香りは勢いがあり盛り上がってくるよう。樹液を思わせる艶のある甘さ、焼き栗のような香ばしいオーク香に蜂蜜レモン、ほのかに麦感もあるアロマ。微かに感じる植物感がレモングラスを思わせる。
口当たりはパワフルでオーキー。さつまいものパイに蜂蜜漬けのレモンが添えてあるような、洋菓子系のしっとりした甘みと濃さ。はっきりとした旨みが伝わってくる。
後半は樽由来のウッディネスが感じられてビターな味わいに。フィニッシュはスパイシーでドライ。豊かなオーク香が鼻に抜ける。"
近年リリースの中では最高のカダムという評価も頷ける1本です。
熟成感と樽香のバランスっていうんですかね。元々カダムは加水や度数落ちだとクリーミーな味わいになりますが、ハイプルーフだとフレッシュでクリーンなアルコール感のあることが多く、これは後者にうまく樽香が乗ってるなという印象を受けます。
ミズハシシリーズは、酒類事業を手がける株式会社水橋が、当時ケイデンヘッドから買い付けてボトリングしたうちの1つ。確か、オード、グレンダラン、タムナブーリン、アードベック、そして今回のカダムと、5種類あったように記憶しています。
これらのボトルは今でこそ伝説的な扱いを受けていますが、まるでゴッホのようなボトルだと思うわけです。
1988年といえばウイスキーブームは既に下火の状況で、しかも日本国内はブレンデットウイスキー全盛の時代。
51.4%のフロムザバレルが男の酒だなんていわれていた時代に、さらにアクが強くハイプルーフなシングルカスクのリリース。果たしてどれだけの人がこのボトルを評価したんでしょうか。
もちろんまったく評価もされていなかったとは思いませんが、今ほどではなかったはず。
まぁよくよく考えると、当時評価されていたら夜のPUBなんかで水割りにされまくっていた可能性もあるわけですから、今の飲み手である我々からすれば価値観の違いに感謝するしかありません。
飲まれずに残った結果が、2010年代にありながら、1960年代蒸留で20年モノという素晴らしいスペックのボトルを味わえるのですから。
(Gさん、いつもありがとうございます!)
後半は樽由来のウッディネスが感じられてビターな味わいに。フィニッシュはスパイシーでドライ。豊かなオーク香が鼻に抜ける。"
近年リリースの中では最高のカダムという評価も頷ける1本です。
熟成感と樽香のバランスっていうんですかね。元々カダムは加水や度数落ちだとクリーミーな味わいになりますが、ハイプルーフだとフレッシュでクリーンなアルコール感のあることが多く、これは後者にうまく樽香が乗ってるなという印象を受けます。
ミズハシシリーズは、酒類事業を手がける株式会社水橋が、当時ケイデンヘッドから買い付けてボトリングしたうちの1つ。確か、オード、グレンダラン、タムナブーリン、アードベック、そして今回のカダムと、5種類あったように記憶しています。
これらのボトルは今でこそ伝説的な扱いを受けていますが、まるでゴッホのようなボトルだと思うわけです。
1988年といえばウイスキーブームは既に下火の状況で、しかも日本国内はブレンデットウイスキー全盛の時代。
51.4%のフロムザバレルが男の酒だなんていわれていた時代に、さらにアクが強くハイプルーフなシングルカスクのリリース。果たしてどれだけの人がこのボトルを評価したんでしょうか。
もちろんまったく評価もされていなかったとは思いませんが、今ほどではなかったはず。
まぁよくよく考えると、当時評価されていたら夜のPUBなんかで水割りにされまくっていた可能性もあるわけですから、今の飲み手である我々からすれば価値観の違いに感謝するしかありません。
飲まれずに残った結果が、2010年代にありながら、1960年代蒸留で20年モノという素晴らしいスペックのボトルを味わえるのですから。
(Gさん、いつもありがとうございます!)