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富山スモーキーハイボール缶 8% HARRY CRANES Craft Highball 2020年リニューアル

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2019年に若鶴酒造から発売されたハイボール缶、「HARRY CRANES Craft Highball」
その特徴はなんといっても、スコットランドからの輸入原酒に加え、三郎丸蒸留所の原酒も用いたスモーキーな味わい。添加物等のない「純粋にウイスキーと水と炭酸だけの本格的なハイボール缶※」として、愛好家のシェアのみならず、富山県訪問時のお土産や旅行のお供としても人気の商品になっているそうです。
(※以前は角ハイボール缶の濃いめが同じ仕様でしたが、現在はレモンリキュールが添加されており、大手メーカー品ではブラックニッカ・クリアハイボール缶のみとなっています。また、スモーキーなフレーバーを持つものとしては、日本で唯一と言えます。)

そのハイボール缶が2020年12月に「富山スモーキーハイボール」としてリニューアル。
度数が9%→8%に下がったものの、容量が350mlから355mlに増え、それでいて価格(税抜)は390円から270円に大幅値下げ。
価格が下がったのは嬉しいのですが、度数も下がったということは原酒の構成が変わったのか・・・というか味はどうなのか。単純に考えれば、使っている原酒のクオリティが下がったのでは?とも邪推してしまいます。
今回はその変化について、旧仕様のものと飲み比べと関係者への聞き取りも交え、まとめていきます。

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結論から言えば、リニューアル前後で体感での味の変化はほとんどなく、傾向は同じでした。
クリアな飲み口から広がるしっかりとしたスモーキーさ。ピートフレーバーは若い原酒に見られる内陸系の根菜、土っぽさを伴いつつ、ほろ苦さの中にほのかな酸味。当たり前ですが、本当にしっかりとスモーキーなウイスキーのハイボールで、原酒由来のフレーバーと厚みで飲み応えも変わらず。リニューアル前との違いを探すほうが難しいくらいです。

しいて言えば、ゴクリと飲み込んだ後、9%のほうは若干アルコールが針葉樹っぽいフレーバーと共に鼻に強く抜けるように感じ、リニューアル後の8%はクリアでピートがダイレクトにくる。キレが良いと言うべきでしょうか。
ただしこの手のハイボール缶は単体でなく食中で使ったりしますから、何かと合わせて飲んでいたら、もうその違いは感じ取れない。それくらい軽微な違いだと言えます。

作り手である若鶴酒造の稲垣貴彦マネージャーに確認したところ、実は原酒や香味の傾向はほとんど同じ。というか、逆に自社原酒の比率は上がっている。使われている三郎丸の原酒が近年に近づいているので、雑味が減ったというのはあるかもしれないと。
また、度数については1%下がったのではなく、容量やら色々調整したら、9%前半から8%後半に下がったということで、実際は0.5%下がったかどうか。表記は小数点以下切り捨てなので、大きく変わったように見えるだけなのだとか。

じゃあ「なんで120円も下がったんですか?」という問いについては、
リニューアル前のものには、ラベルのデザイン費用等が含まれており、人気が出て継続販売となったことで、その分含めて値引きされた結果なのだとか。
つまり味のベクトルはそのまま、飲み応えのある本格的なスモーキーハイボール缶が270円ってことで、我々愛好家にとってはありがたい要素しかないリニューアルであったわけです。

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(比較のためとはいえ、一度に2缶ハイボール缶をハイペースで飲むのは、流石に酔いました(笑))

以前のレビューでも触れましたが、このハイボール缶。稲垣マネージャーが、家でイチからハイボール作るのがめんどくさいので、すぐに飲める美味しいハイボール缶が欲しいという、自身の要求というか拘りというか、無精を経緯として開発されたもの、という裏話があります。
言い換えると、自身の基準を満たせないものがリリースされるわけがないんですよね。だって自分が飲むためにも造ってるんですから(笑)。

ところが、この値下げが後押ししてか、想定以上の人気で4月27日に出荷規制が発表されています。
次の出荷は9月中とのこと。スエズで原酒が止まったか、あるいは他の商品製造スケジュールとの関連もあるのか。ハイボール缶の商機と言える夏場を逃すのはよほどというか、本当に想定外に注文が入ったんだなと考えられます。

なお、このハイボール缶「富山スモーキーハイボール」は富山県限定というわけではなく、関東圏では成城石井やKINOKUNIYAの一部店舗等(店舗によっては扱っていないところもあり)で販売されています。
手軽に楽しめる本格ハイボール缶かつ、スモーキーフレーバーたっぷりのハイボール。BAR飲み、外飲みしづらい状況だけに、見かけたらご自宅でちょっと本格的な味わいを楽しんでみてください。

三郎丸蒸留所 ハリークレインズ クラフトハイボール缶 9%

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HARRY CRANES 
Craft Highball 
三郎丸蒸留所謹製 
350ml 9% 

北陸でただひとつの、ウイスキー蒸留所から、まさかの缶入りハイボールの発売。
3月12日、三郎丸蒸留所を操業する若鶴酒造が、クラフト蒸留所のリリースとしては恐らく初となる缶入りハイボールを発表。それも、香料やリキュールを添加したものではなく、BARで飲むハイボールを目指してウイスキーと水と炭酸ガスのみ、久しぶりにリリースされるウイスキー(発泡性)表記の本格缶入りハイボールのリリースです。

クラフト蒸留所からのブレンデッドウイスキーのリリースは珍しくありませんが、まさか缶入りハイボールのジャンルに参入してくるとは。。。
一般発売は3月25日とのことですが、既に現地で先行販売が始まっていて、早速飲ませてもらいました。


※350ml缶3本が100名に当たるキャンペーン(2019年3月31日まで)

キャラクターは、三郎丸蒸留所のハウススタイルともえいるスモーキーさの際立ったタイプ。クリアな飲み口で、強炭酸区分と言えるレベルの炭酸の刺激。若いモルト原酒を思わせるほどよい酸味とスモーキーなフレーバーから、キレの良い余韻へと繋がっていく。

ウイスキーと炭酸だけのハイボールは、余韻にしつこさがないというか、香味の引き際が良いですね。使われてないので当たり前ですが、べたつくような甘さだったり、レモン香料が目立つようなこともない自然な感じ。
また思った以上にモルティーで、ドライな飲み口というよりは、口内で香味が開いてくるような柔らかさも伴う印象。ベースは輸入原酒と思われますが、余韻にかけて感じられる微かにオリーブのような要素から、蒸留所改修前に仕込まれた原酒が一部使われているものと感じます。

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缶入りハイボールはハイボールブームが本格的に始まる前から、ニッカ、サントリー、キリンが度々市場に展開しており、特にサントリーの角ハイボール缶は代表的な商品。
2010年には、ニッカから竹鶴12年ハイボール缶がリリースされ、これが竹鶴らしく原料”モルト”のみというチャレンジングな1本でしたが、その後原酒不足で終売。2015年にはブラックニッカブランドから、クリアのウイスキー(発泡性)区分がリリースされましたが、大量生産時の品質安定が難しいのか単にそこまでこだわるジャンルじゃないのか、暫くブラックニッカクリアのみという状況が続いていました。

なので、今回のリリースは久々の”本格缶入りハイボール”なのです。
ベースのウイスキーは3~8年程度の原酒がブレンドされたと思われる、スモーキータイプの若いブレンデッド。単にそれのハイボールと言えばそういうことなのですが、ウイスキーの香味が活きる比率とブレンドが模索されているからか、缶から注いで飲むと何故か不思議と美味しい。
スモーキーでさっぱりと飲めるタイプなので、揚げ物、魚介類以外にジャーキーなどの乾き物。全般的に相性が良いと思います。

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蒸留所の稲垣マネージャー曰く「ハイボールを飲む時に準備して作るのがめんどくさかったから(笑)」というのが、動機のひとつだったとのこと。確かに冷蔵庫からさっと取り出してすぐ飲める手軽さが、ハイボール缶のメリットです。
また、旅行の際に電車の移動中などでも本格的なハイボールが楽しめるのも魅力。電車のなかでウイスキーストレートはハードルが高いですが、ハイボールは手軽に楽しめる。現在は、富山駅と金沢駅のお土産処で販売されているそうですが、例えば北陸新幹線で車内販売されたりすれば、地ウイスキーとしての宣伝効果がさらに見込めますね。

聞くところによれば、今後三郎丸蒸留所以外の複数のクラフト蒸留所からもハイボール缶がリリースされる予定だそうです。
これは面白い流れ。製造ラインの確保など、ハードルは決して低くないとは思いますが、手軽に楽しめるハードリカーの形として、少量生産だからこそ出来る新しい味をどんどん追求していってほしいと思います。

ハイボールとの相性は悪魔的! ポテトチップスのハギス味

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今回はウイスキーではなく、そのツマミにオススメしたいお菓子の紹介。
都光酒販さんが輸入している、スコットランドのポテトチップス。
マッキーズ・オブ・スコットランド 
ハギス&ブラックペッパー味です。


ハギスと言えば、ウイスキー好きなら一度は耳にしたことがあるであろう、 スコットランドの伝統料理ですね。
スタンダードなレシピは、羊の内臓のミンチと大麦、刻んだタマネギを、ハーブや胡椒で香味付けして羊の胃袋に詰め込み、加熱したもの。付け合わせは大概じゃがいも系の何か。所謂不毛の大地の地産物代表が詰まったような料理でもあるわけです。

しかし"胃袋"という見た目の悪さに加え、味も内臓系独特のクセが強いため、イギリス料理を警戒する際のジョークに使われてしまう不名誉な実績もあるほど。。。
そのため、日本のPUBなどで提供されるハギスは、内臓だけでなくひき肉が多少使われていたりするなど、安心して楽しめる味に調整されていることも少なくありません。

(盛り付け前のハギスと、盛り付け後の一般的な構図。。。引用:ロイヤルスコッツマン

そんな好みの分かれる料理のフレーバーを、ポテトチップスに使ったなんてマジかよと。以前イギリスで食べたクセの強いブツの記憶が蘇り、一瞬身構えてしまいます。(鮒寿司味とか作った国の人間が言う話じゃないかもですがw)。

チップスそのものは、日本で一般的に流通しているものより厚めにスライスされた、やや硬揚げタイプ。パリッというよりパキッという食感は、原料の馬鈴薯の特徴でもあるようです。
味は・・・ハギス感は正直あまりなく、ああなんか牛肉・豚肉のエキスが使われてるんかな?くらい。
むしろ強いのは黒胡椒、そしてオニオン系のフレーバー。いわば日本向けハギスを付け合わせのマッシュポテトに混ぜて、挽きたて黒胡椒をぶっかけた、スパイシーな濃い味といった感じ。単品で食べていると、大味な海外のお菓子という意外の何物でもありません。

しかしこれがピーティーなアイラモルトのハイボールと合わせると・・・独特のスモーキーさ、炭酸のさっぱり感と合わさってもう止まらない。
この日はラフロイグを使いましたが、アードベッグ10年、カリラ12年、キルホーマンあたりのスタンダードなアイラモルトとは、間違いなくマッチすると思います。
明らかに体に悪い味!しかし悪魔的・・・本能に一直線で訴えかけるようなダイレクトな旨さに抗えないw。
なんちゅうもんを・・・、なんちゅうもんを食わせてくれたんや・・・。
(くっ、こんなもん食いながら夜飲んでたら、間違いなく太ってしまう!)


元々ハギスにはアイラモルトを少量かける楽しみ方があるくらいで、ピーティーな香味との相性は悪くありません。その関連する要素がポテトチップスにプラスαされた結果でしょうか。普通のポテトチップスでここまであとを引く旨さは未体験。
マッキーズ・オブ・スコットランド・ポテトチップスは、都光さんと取引のある、コストコ、信濃屋、リカーマウンテンさんあたりで取り扱いがあるようです。
味の濃さ故これを食べながらウイスキーをテイスティングとはいきませんが、ハイボールに合わせるおつまみとしては是非オススメしたいですね。

ハイボールシーズン到来! 強炭酸ナンバー1決定戦!

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4月下旬頃から急に暑くなりましたね。関東は夏日という日もめずらしくなく、ハイボールが進んで進んで仕方ありません(笑)。

一方、ここ最近"強炭酸"を謳う市販炭酸水が増えており、「一体どれが一番強炭酸なんだろう」と素朴な疑問・・・。そこで今回は、広く入手が可能と考えられるコンビニ取り扱いの大手ブランドを中心に、自分の周囲で購入できるものを集めて炭酸の強さを比較をしてみました。

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単に炭酸水といっても市場には相当な種類があり、その流通も地域によって様々。ネット販売中心のものや、酒販店のオリジナル、さらにご当地的なブランドまであり、今回購入した比較的メジャーなものだけでも10種類以上あるのです。最初はその辺の酒販店とコンビに回れば網羅できるとか思ってたんですが、調べてみると出てくる出てくる・・・。

これらの比較の方法ですが、炭酸の強度である充填量(ガスボリューム:GV)を測定する科学的方法はあるものの、一般家庭で行えるものではなく。また、メーカーによっては充填量を公開しているところがありますが、炭酸の質の問題か、ボトリング前後で抜けてしまうのか、数値ほど強く感じないモノもあります。これはもう飲んで比較するしかありません。

ただし、飲むにしても開封して注いで時間が経つと抜けてしまうので、一度に比較するのは不可能。。。というか、すぐハイボールにして飲んでしまう炭酸水で時間をかけた評価はあまり意味がなく。
まずはこれらの炭酸水を2本以上調達、そのまま飲むだけでなく日々のハイボールで使ってみて、明らかに炭酸の弱いものは除外し、残ったものを同時に比較することにしました。


この過程で、ペリエやサンペレグリノら天然炭酸水、あるいは山崎の天然水ソーダなどは、強炭酸区分では惜しくも予選落ちということになってしまいます。
炭酸水には大きく3分類「天然炭酸水」「天然水炭酸水」「人工水炭酸水」があり、ガス圧を後から追加出来ない天然炭酸水はどうしても発泡が弱くなりがちです。

誤解のないよう補足をすると、ハイボールは炭酸が強いから美味いのではなく、水あるいは炭酸の質、炭酸ガス以外の添加物(塩化Ca,硫酸Mg,クエン酸Na・・・)、それ以外の要素としてグラスや氷の存在も重要。後はステアの技術もありますね。さながらカクテルのように、トータルで味が決まるものといっても過言ではありません。

先のペリエなどは鉱水で、普通の炭酸水とは味や舌当たりが異なります。これはオールドブレンデッドのハイボールに使うといい仕事をしますし、仕込み水などに硬水を使う蒸留所のシングルモルトのハイボールに用いてみるのも面白そうです。また、価格に目を瞑れば山崎のプレミアムソーダはまろやかさと上質な泡立ちで、ワンランク上のハイボールが出来上がると、ウイスキー仲間の間でも評判です。

一方これからの暑い日は、バチッと喉に刺激が残る爽快なハイボールが飲みたい時もあります。強炭酸で、クリアで、ウイスキーの味を邪魔しない・・・ここからの比較は、そういう視点でみてもらえればと思います。
予選を終えて残った銘柄は、全6種と参考品の1本(以下、あいうえお順)。"強炭酸"をラベルに謳っているのは、そのうち4銘柄ですが、どれもほぼ一定以上の強さがある炭酸水といえます。

①伊藤園 磨かれて澄みきった 日本の炭酸水 500ml
②ウィルキンソン タンサン 500ml
③カナダドライ 強炭酸水 ストロング・ザ・タンサン 490ml
④サントリーソーダ 強炭酸 490ml
⑤セブンプレミアム 強炭酸 490ml
⑥南アルプスの天然水 スパークリング 500ml
※ケープライス おいしい炭酸水 強炭酸 500ml (参考品)

同時比較にあたっては、可能な限り入荷が新しいものを、同じ形状のグラス(SK2)で比較しました。ただグラスは同じ形状で6脚以上持っていたのがSK2だけだった、という話でグラスにこだわったわけではありません(笑)※写真を撮っている間のロスを防ぐため、同時にグラスに注いだ写真はありません。

そして散々引っ張ってきて、あっさり結果に落としてしまうことを申し訳なく思うのですが、第一回強炭酸選手権、ナンバーワンは⑥南アルプスの天然水 スパークリングです!
1日以上冷蔵庫で安置し、同じように取り出して開封。グラスに入れた時の立ち上がる泡の強さ、水のまろやかさの後から喉にくる刺激。サントリーというより共同開発したスノーピークがすごいのか、予選の段階から「こいつ強くね?」と思っていたものが、やはり比較でも一歩リード。
ハイボールに使ってもベースがクリアでウイスキーの味を邪魔しませんし、強炭酸だからこその爽快感が喉越しに楽しめます。

他方、残りの炭酸水は、正直似たり寄ったりな部分もあって、順位付けするほど明確な差が感じられないものもありました。なので今回はAランクからCランクで3段階にわけると、以下の通りです。

【Aランク】
・南アルプスの天然水 スパークリング 500ml 

【Bランク】
・ウィルキンソン タンサン 500ml
・伊藤園 磨かれて澄みきった 日本の炭酸水 500ml
・セブンプレミアム 強炭酸 490ml

【Cランク】
・カナダドライ 強炭酸水 ストロング・ザ・タンサン 490ml
・サントリーソーダ 強炭酸490ml

比較して改めて感じるのが、ウィルキンソン タンサンの安定感。淀みないクリアな味わいと強い発泡で、割る対象を選ばない万能ソーダ。我が家でレビューに使ってきたのも、ウィルキンソンとカクヤスのプライベートブランドK-priceソーダです。今回はカクヤスブランドが全国区ではないので、参考品区分としていますが、こちらも安価で雑味が少なく発泡も強い、使いやすい炭酸水だと思います。

そして意外にも健闘したのが、伊藤園の日本の炭酸水。特に強炭酸とは明記してないものの、なかなか刺激が強い。BかCかで悩みましたが、暫定Bということで。実は会社に置いてある自販機で扱っているので、日常的に飲んでいた銘柄だったりします。
ただ、そのまま飲むのは良いのですが、ハイボールに使うと若干泡立ちが荒いというか、銘柄によっては苦味が出るような気がするので、銘柄を選ぶようにも感じます。

CMの煽りから期待していて残念だったのが、カナダドライの新商品。。。強炭酸水 ストロング・ザ・タンサン。同ブランド史上最強のガス圧という前振りでしたが、なんというか普通のレベル、しいて言えば、ちょっと泡が口の中で重いかな?というくらい。ただ味のキレは良いと思います。
保管状態の関係で抜けてしまったのかもしれないと、店頭以外に自販機でも購入して5本くらい試したのですが、他の6本と比較して際立った強さはありませんでした。

あとサントリークラブソーダ。リニューアルしたパッケージで5.0GVとスペック的には文句なしの強炭酸で優勝候補筆頭。。。ですが、数値ほどに感じない不思議。実は同じサントリー関連企業が作っているのがセブンプレミアムの強炭酸。これは同じく5.0GVの充填量ですが、ベースの水の硬度が異なっていて、感じ方の違いは水質との関係かもしれません。これくらいの強さがあればハイボールには充分だけど。。。うーん。

というわけで、今回の企画。比較的日本全国に広く出荷されているであろう、ラベルチェンジした新商品「南アルプスの天然水 スパークリング」が、現時点でくりりん的強炭酸ナンバー1の座に輝きました。
ただし調べてみると、ローカルブランドながら他の地域やネットショップには、まだまだ炭酸の強そうな商品があり、今回は「地区大会」という位置づけが適切でしょうか。例えば、一般的な炭酸水の1.5倍以上となる5.5GVを充填しているという強炭酸水KUOSは無視できない存在。これらを後日取り寄せて、「全国大会」を開催しても面白そうです。

先にも述べたように、炭酸水といっても成分や炭酸の強さなどから全てが同じというわけではなく、ウイスキーとの相性があり、様々な組合わせが考えられます。そういう意味で、今回の炭酸水比較は、単にナンバーワンを決めただけではなく、炭酸水そのものへの理解が深まる良い経験になったなと感じています。

なお、ハイボールのベースとなるウイスキーでは、ちょうどタリスカー10年がスパイシーハイボールキャンペーンを実施中。燻製黒胡椒が必ずついてくるタリスカー10年が、お店によっては税抜き3000円を切る価格で販売されているので、まさにこれからのシーズンにうってつけ。勿論当ブログ推奨のシビハイにも・・・。
そしてそこに使う炭酸水は、キリッと冷やした南アルプスのスパークリングを試してみてください。

※(5/21追記)本記事について多くの反響をいただきありがとうございます。
記事公開後、比較方法についての疑問をメッセージいただきました。私自身も同様に感じるところあり、改めて上記6本の比較をすることとしました。確認後、変更がある場合は改定または訂正として記事を更新させていただきます。ご意見いただき、ありがとうございました。

この夏イチオシのハイボール 四川山椒が決め手のシビハイ!

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関東地方、急に暑くなりましたね。
高温多湿、まるであんかけのような暑さ。少し前まで夜はまだ涼しかったのに、最近は気温が下がらずぬるりとした空気・・・。これからさらに暑くなるわけですから、いよいよ今年も夏がきたなーという感じがします。

こうも暑いと1日の終わりはハイボールで体の中に滞留する熱を抜いて、スッキリさっぱりしたいところ。
そんな時期にオススメしたいのが、爽やかな香気と鮮烈なスパイシーさが病みつきになる、四川山椒をトッピングした痺れるハイボール、略して"シビハイ"です。


準備するものは
・四川山椒(花椒、または藤椒)
・ミル
・ベースのウイスキー
・強炭酸の炭酸水
・ロックアイス

ベースとなるウイスキーに特段縛りはなく、普段ハイボールに使う角でもブラックニッカでもなんでも良いですが、安定して美味いのはタリスカー。
ともすると、ディアジオがプッシュしてる、タリスカーと黒胡椒のスパイシーハイボールの山椒版のようでもありますけれど、胡椒の辛味とは異なる痺れるような刺激と果実を思わせる清涼感が最大の特徴です。

他の組み合わせとしては、四川山椒の香味が強いため、ライトなウイスキーよりアイラモルトのようにピーティーで香味が強いほうが合わせやすい印象。しかし試してみると、大抵のウイスキーはマッチしてしまう不思議な汎用性も感じられます。
下の写真にあるようなオーソドックスなジャパニーズやオールドブレンデッドはもとより。一般的にハイボールに向かないとされるシェリーカスクのウイスキーでもそれなりにまとめあげてしまうのは、組み合わせを試していて面白かったです。

(地ウイスキーのハイボールでも爽やかな味わいが楽しめる。笹の川酒造963の新商品はピーティーな黒ラベルとソフトなコクのある赤ラベル、それぞれ良さを感じる味わいに。)

この"シビハイ"を自分に教えてくれたのは、目黒のBAR Gosseの油井さん。
スタッフの1人が山椒好きで、「それならハイボールにかけても面白いんじゃ」と試してどハマりしたのだとか。
自分も話題のタネにと頼んでみたわけですが、「まぁ言うても普通が一番でしょ」なんて思いながら一口飲んで、おいおいこれは面白いぞと、ミルをプッシュして追い山椒。
ピーティーでボディと淡い酸味のあるタリスカーハイボールに、独特の爽やかな香気が混じり、上唇に残るビリビリとした痺れる刺激が心地よい。しかも妙に後を引く。。。飲み終わる頃には、密林で四川山椒とミルをポチってしまいました。
また、この日はじめてシビハイを頼んだというお客さんが隣におり、そこからひたすらそれだけ8杯もおかわりしていたのは衝撃でしたね(笑)

シビハイのポイントは、日本の山椒ではなく、刺激がさらに強い中国の四川山椒を使うところにあります。
どちらも似た風味ですが、例えば麻婆豆腐に使われているのは四川山椒であるように、種類によって香味の違いと適性があります。
日本の山椒を使うハイボールといえば、サントリーが知多ハイボールのレシピとして山椒の葉をトッピングするスタイルを公開しています。しかしあちらはその特性上香りづけがメインです。 
これをもって発祥がどうとか主張するつもりはありませんが、こういう使い方もあるという、スパイスの系統として使い分けていければなと。

また、シビハイは食事との相性が抜群に良く、特にニンニクを効かせたような肉料理や中華などとは、過去経験をする限り他のウイスキーハイボールの追従を許さないと感じるほどです。
先日、友人宅での持ち寄り会兼ホームパーティに、アンガス牛のステーキとタリスカー10年のシビハイを食事パートで持参したのですが、他にもウイスキーが大量にある中で、普通のタリスカー10年が1本まるっと昇天してしまうほどでした。

四川山椒とウイスキーハイボール、この組み合わせは、より一層の刺激と共に中毒性にも似た何かがあります。
鰻重や中華料理にドバドバと山椒をかける方が居ますが、その気持ちがわかってしまうような。。。
必要なミルと四川山椒は、アマゾンで2000円程度(勿論送料無料)で購入できますので、自宅で色々チャレンジされても面白いかなと思います。
今年の夏は、是非"シビハイ"を試してみてください!

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