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ウイスキー放送 嘉之助蒸溜所 小正社長を迎えて OKIBA -ON AIR- 8th 6/1(水)21:30~

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OKIBAONAIR8th

本スペースは、5月25日21時30分から開催しておりましたが、立ち上げから複数回のサーバーダウンがあり。開催できない状況と判断したため、日程を改めて6月1日(水)21時30分~開催させて頂くこととしました。
全開の日程での参加を予定されていた皆様、誠に申し訳ございません。

なお、1週間時間が経過したことで、一部状況が変わっておりますので、内容も合わせて変更し、放送させて頂きます!改めましてよろしくお願いいたします。!


OKIBA -ON AIR- 8th
嘉之助蒸溜所 小正社長を迎えて
日時:6月1日(水)21時30分~

ホスト:くりりん(https://twitter.com/WarehouseWhisky
ゲスト:嘉之助蒸溜所(小正嘉之助蒸溜所(株)) 小正芳嗣 社長

放送URL:https://twitter.com/i/spaces/1gqxvlVEVRjGB
※21時25分ごろからルームに入場できます。
※Twitterアプリをインストールし、アプリで開くと確実です。
※質問はDMで受け付けておりますので、ホストアカウントまでメッセージをお願いします。放送中に送って頂いても、適宜話題として活用させて頂きます。
※放送終了後から24時間、アーカイブを残しますので、以下URLから録音データを試聴することも出来ます。

■対談内容:

・小正社長のご経歴等ご紹介。
・小正醸造(株)がウイスキー事業を始める前。熟成焼酎の先駆けとなるメローコヅル物語。
・ウイスキー事業を始めるきっかけと苦労。
・嘉之助蒸留所創業までの流れ。各種設備の紹介。
・ウイスキーを作り始めてわかったこと。鹿児島の環境や日本でウイスキーを作ることの難しさ。
・嘉之助蒸留所のハウススタイルとは。
・5年目を迎えて振り返る、創業初期に考えていたウイスキーのスタイルと、今熟成した原酒を飲んで思うこと。
・今後のリリース予定やウイスキー事業の計画・・・など。

■放送時参照資料:
スペース放送はラジオのようなフリートーク形式となります。そのため、話だけでは分かりにくいところもあるかと思いますので、以下の画像や補足説明を参照しつつ、イメージを膨らませて楽しんでいただけたらと思います。

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※嘉之助蒸溜所の概要
1883年創業の焼酎メーカー小正醸造によって2017年11月に創業。小正醸造は1951年に日本で初めて樫樽による熟成焼酎メローコヅルをリリースするなど、九州では先駆者的な存在であった。

・2016年 5月 ウイスキー製造計画に伴い、関係者がスコットランド研修。
 ストラスアーン蒸溜所で製造研修、その他スコットランド各地で蒸溜所を見学。
・2017年11月 蒸溜所完成。蒸留は2018年から開始。
・2018年11月 メローコヅル樽熟成のニューボーン(同年2月蒸留)をリリース。
 ※その後も限定品を継続してリリース。
・2019年3月 ニューメイクがWWAでカテゴリーウィナー。
・2021年6月 シングルモルト1stリリースを発表。
・2021年8月 ディアジオ社との提携に伴い、小正醸造(株)から小正嘉之助蒸留所(株)に分社化。
・2021年11月 シングルモルト2ndリリースを発表。
・2022年4月 シングルモルト3rdリリースを発表。TWSC2022でシングルモルト1stが最高金賞を受賞。

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※嘉之助蒸留所の外観写真、蒸留所&ビジターセンター内装など。鹿児島県西部・吹上浜の最寄り、ほど近い場所に、近代的な設備を伴い嘉之助蒸留所は2017年に創業した。蒸溜所は「日本で一番美しい蒸溜所」と言われ、蒸留設備はコンパクトだが、非常に機能的な配置となっている。

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※見学コースで見ることが出来る各種設備及びパネル。小正社長がパネルを背景に説明しているのは、今後の構想…ではなく、先代社長が熟成焼酎メローコヅル専用蒸留所計画(神之川構想)として1970年代に打ち出したもの。結果的にこの計画は形にならなかったものの、時代を経て、奇しくも当時の青写真に近い形でウイスキー蒸溜所が操業することとなる。

マッシュタン(写真左下)のサイズは6000リットル。糖化に当たっては水の投入回数が2回であり、独自の工夫もある。発酵槽(写真右下)はステンレス製で機能性を重視し、フロアに埋まる形になっているため、なんだかもぐらたたきのような不思議な外観となっている。酵母のメインはウイスキー酵母だが、最近は酵母の発酵状況や時間をコントロールするためのノウハウを蓄積していっている。

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※嘉之助蒸留所の顔とも言える、3機のポットスチル。左が初留(6000リットル)、右が再留(1600リットル)。中央(3000リットル)は初留・再留どちらにも使うことが出来るスチルであり、大きさだけでなくラインアームの角度も異なるため(水平、80度、100度)、スチルのサイズと形状の違いを使って原酒の造り分けを行っている。

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※嘉之助蒸溜所 ウェアハウスの外観。写真からは見えないが、同様の大きさのものが合わせて3棟あり、さらに熟成場所を拡張しつつある。写真を見るとわかるように、実は丘を削る形で半地下構造。ラック式で既に多くの樽が眠っている。

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※嘉之助蒸溜所のハウススタイル(本流の個性)ともいうべき熟成焼酎メローコヅルのリフィルカスクに加えて、シェリー、バーボン、ミズナラ、ワイン、マディラ、カルヴァドス、IPA…等、多様な樽が見られる。なお、シェリー樽は500リットル前後のシェリーバットと、250リットルのホグスヘッドタイプのもの(どちらも黒塗り)があり、熟成の変化にも期待できる。

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※嘉之助蒸溜所の設備ではなく、日置にある焼酎蒸留所の設備を用いて造っている日置グレーンの熟成も、蒸留所敷地内のウェアハウスで行われている(また、最近ではR…うわまてやめろ)。HGはハード〇イではなく、日置グレーンの略。既に2年熟成以上を経たグレーンがあり、ウッディで風味の強いブラウンスピリッツに成長している。
このグレーンを用いて、ゆくゆくは初のクラフトジャパニーズブレンデッドの誕生も計画されている。

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※嘉之助蒸留所ビジターセンターの目玉とも言えるメローバー。アメリカンチェリーの1枚板で作られた11mの長いカウンターから、吹上浜と東シナ海の水平線を眺めつつ、過去リリースやカスクサンプルなどをテイスティングする贅沢な時間を楽しめる。

年数回限定でリリースされる嘉之助シングルモルトは、
2021年にリリースされた1stは、メローコヅル樽原酒を主たる構成原酒とし、3年熟成原酒を複数バッティング。
2ndはバーボン樽原酒を主とし、メローコヅル樽やシェリー樽等の原酒をバッティング。香味からすれば共通点のある構成でもあるが、1stの方がメローな仕上がり。
2022年にリリースされるシングルモルト3rdリリース、はシェリー樽原酒を軸に仕上げており、共通する原酒を軸にしつつも、異なる個性に仕上がっている。

なお、現地でテイスティングした、創業初期蒸留(4年熟成)のメローコヅル樽熟成原酒は、柔らかくメローで、キャラメルや干し柿、杏、濃縮したようなオーキーさに微かなハーブやニッキなど、オリエンタルなスパイスのアクセント。
まさにピークを迎えようという嘉之助蒸留所の目指す個性を体現したような、素晴らしい原酒だった。

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※嘉之助蒸留所の各種リリース(一部)。先に触れたように、様々な樽で原酒を熟成しているが、そのキャラクターは雑味が少なくクリアで柔らかい麦芽の甘み、それでいて熟成を経てフルーティーさを纏う。短熟向きのニューメイクであり、1年、1か月だけでも大きな変化がある。結果、熟成環境と合わせて4~5年で最初のピークを迎えると考えられる。

メローコヅル樽の場合、3年時点ではアーティストエディションのように酒質がやや強く残っている場合もあるが、4年以上熟成しているものは酒質の角が取れ、まさにメローでマイルドな風味に仕上がる傾向がある。
その点で、5月30日発売のWhisk-e リリース ジャパニーズトレイル (写真右)は、嘉之助蒸溜所のハウススタイルの最初のピークを体現するボトルとして、非常に期待できる。特に、メローコヅル樽原酒をキーモルトとした、嘉之助2021ファーストエディションが好みなら間違いないと予想。

また、王道的なキャラクターではないが、個人的にはIPAカスクもオススメしたい。IPAビールそのものでウイスキーを作ったんじゃないかと思えるくらいホップの風味、柑橘感の炸裂したIPA味のウイスキーだが、好きな人にはたまらない。
こうした探索的な位置づけにあるカスクのリリースも楽しみの一つ。

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※小正醸造 メローコヅル エクセレンス
嘉之助蒸溜所のルーツたる、熟成米焼酎。発売に向けては色々これを飲まずして嘉之助モルトは語れない。
蒸留は3回、熟成は6年。香ばしさのある米と樽由来の甘み、麹香のアクセント。この焼酎の熟成を経た樽が、嘉之助シングルモルトの主要原酒に用いられ、他の蒸留所にはない甘味とまろやかさに繋がっている。

※参考:嘉之助蒸留所 PR動画。非常に美しく、それでいて歴史を感じさせる蒸留所であり、イメージを膨らませることが出来ると思います。


■最後に:
ウイスキー繋がりの知人に熱狂的な津貫&嘉之助ファンが数人居て、それこそ東京から日帰りで突発的に鹿児島旅行なんてやったりするものですから、何故そこまでするのか。。。と不思議に思っていました。
しかしそれは、実際に小正さんに会い、そして現地を訪問してみて、はっきりと理解することが出来ました。

ロケーションの良さ、考え抜かれた導線・美しく機能的な蒸溜所デザイン、設備は綺麗で近代的だし、小正さんを筆頭にスタッフの方々のホスピタリティも素晴らしいのですから、これはファンになるのもわかるよと。また、鹿児島の夜がまた食事も酒もいい感じなんですよね(笑)。
今後はウイスキー蒸留以外のプロジェクトも考えられてるそうで、今回の放送では是非その辺りもお話しを伺っていきたいです。

ウイスキースペース放送 飛騨高山蒸溜所 有巣代表を迎えて 5月22日(日)21時30分~

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以下の日程でウイスキー・スペース放送を実施します。
今回は、岐阜県高山市で廃校を利用した蒸留計画を打ち出し、クラウドファンディングで約3500万円と大きな支援を集めている、飛騨高山蒸溜所(舩坂酒造)について特集していきます。

同蒸留所については、4月4日に記者会見が行われ、プロジェクトチームや蒸留所のロゴ、そして導入される設備については明らかになったところですが、創業者の想いや、どんなウイスキーを作っていきたいのかという点についてはあまり触れられていませんでした。
クラウドファンディングも佳境、いよいよ建設計画も本格的に動き出す今。これまでの流れを振り返ると共に、飛騨高山蒸溜所についてその中心人物2名をゲストに迎え、対談していきます!


OKIBA -ON AIR- 7th 
日時:5月22日(日)21時30分~


ホスト:https://twitter.com/WarehouseWhisky
ゲスト:
・飛騨高山蒸溜所(舩坂酒造)代表 有巣 弘城  
・T&T TOYAMA 代表 & 三郎丸蒸留所(若鶴酒造)マネージャー 稲垣 貴彦

放送URL:https://twitter.com/i/spaces/1PlJQayMMyvJE?s=20
※時間になるとルームに入場できます。
※Twitterアプリをインストールし、そちらで開くと確実です。
※今回の放送は、アーカイブ放送として30日間録音データが保存されます。
上記URLを開くことで、繰り返し再生することが可能です。聞き逃した方は是非ご活用ください。

■放送内容:
・飛騨高山蒸溜所建設計画の現在地、クラウドファンディングの状況、これまでの振り返り。
・そもそも蒸留所代表である「有巣弘城さん」って何者なんだろう。
・舩坂酒造が作ってる日本酒は?
・岐阜県高山市(飛騨高山)ってどんなとこ、何が有名。
・有巣代表が作りたいウイスキーとは、今後の計画は。
・リスナーからの質問受付、回答。

※放送中に質問を受け付けています。ホストアカウントまでDMでご連絡ください。


■関連記事
・クラウドファンディング受付ページ:https://www.makuake.com/project/whisky-hida/
・当ブログ特集記事:https://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1080181454.html


■参考資料
スペース放送と合わせてご確認ください。

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※クラウドファンディングと蒸溜所建設計画告知記事。現時点で3450万、いよいよセカンドゴールが見えて来た。

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hidatakayama_member
4月4日に行われた記者会見、プロジェクトメンバー:関連記事はこちら

funasaka_syuzo
hidatakayama_funasaka
※飛騨高山蒸溜所を操業する、船坂酒造。大吟醸四つ星など、今や品評会受賞常連となった銘柄は、有巣さんが着任された後でリリースされたもの。

hidatakayama
※飛騨高山の街並みとオススメ?グルメ。

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※蒸溜所建設が予定されている旧高根小学校後者と、建設イメージ。

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※クラウドファンディングのネクストゴール(3500万円)達成で復活を掲げる、高根小学校の桜並木。


ー以下、次回予告ー
スペース配信日:5月25日(水)21:30〜

この配信から3日後ですが、嘉之助蒸溜所 小正代表を招いてスペース放送を行います!
最近発表されたいくつかのリリース、あるいはディアジオとの提携、稼働から5年目を迎えて酒質や熟成環境として最初のピークを迎えつつある同蒸留所について、詳しい話を伺います!

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OKIBA -ON AIR- 6th 長濱蒸溜所 屋久ブレンダーを迎えて 2月27日22:00〜

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Twitter スペース放送
OKIBA ‐ON AIR‐ 6th
放送日:2022年2月27日(日)22:00~23:30


ホストアカウント:くりりん@WarehouseWhisky
ゲスト:長濱蒸溜所 ブレンダー 屋久佑輔氏


トークテーマ:
・話題のリリース:
 -厚岸ブレンデッドウイスキー 大寒
 -AMAHAGAN まどろみバーメイド
・クラフト蒸留所紹介:長濱蒸溜所
・ブログ読者、リスナーからの質問回答:
 ※現在質問募集中です!

配信URL:https://twitter.com/i/spaces/1mrGmaAvqQWGy
※時間になりましたら入場出来ます。入退出は自由です。
※ゲスト以外のスピーカー参加は受付ません。質問は、@WarehouseWhiskyまでメッセージにてお願いします。
※アーカイブ放送は行いません。録音も禁止とさせていただきます。ラジオ感覚で楽しんでいただけたらと思います。


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今回は長濱蒸留所でブレンダーを務める、屋久さんをゲストに招いて、2人で話題のリリースや蒸留所紹介を進めていきます。

屋久佑輔(略歴):
長濱蒸溜所 ブレンダー。バーテンダー時代を経て 2017 年長浜浪漫ビール入社、入社当初は仕込み・蒸留をメインで担当、現在はブレンダーとしてレシピ設計や体験型セミナー等、ウイスキーの奥深さを伝えている。


屋久さんとは2017年の入社直後、スティルマンとして蒸留に関わられていた時、私が蒸留所見学に行ってお会いしました。
それ以外で特にツルんでプライベートで何か、ということはなく、蒸留所見学やイベントなどでお会いするくらいの関係で。ただ、屋久さんがブレンドに関わられるようになり、くりりんもまたブレンドリリースに足を突っ込むようになると、ちょいちょい接点が出てきたという感じです。

そのため、これまでのスペースでゲスト参加頂いた方々とは、また違う距離感でトークが進んでいくと思いますが、私は容赦しません(笑)。屋久さんもきっと、このノリを受け止めて頂けることでしょう。
皆様、ぜひご参加ください!!


~~※※以下、当日参考資料※※~~

①:話題のリリース
今回は通常のOKIBA放送なので、話題のリリース紹介があります。
ピックアップするのは、2月に発売された2種類。
・厚岸 ブレンデッドウイスキー 大寒
・AMAHAGAN まどろバーメイド ”月川雪”
です。

長濱蒸溜所の若きブレンダーは、厚岸ブレンデッドウイスキーに何を見るのか。
そして、自ら手掛けるAMAHAGANのブレンド秘話と共に、2つの銘柄を語って頂きます。

厚岸蒸留所のリリースについては、まさか長濱蒸留所のブレンダーが語るなんて、普通のセミナーじゃあり得ないような企画ですが、本放送はどこにも属さない、ただの愛好家の企画なのでやっちまいます。
そしてAMAHAGAN“まどろみバーメイド”は、リリースコンセプトとなったワイン樽原酒による“ツイスト”を思いつく経緯や、今後の続編に関する話もしていきたいですね。

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(厚岸蒸溜所 二十四節気シリーズ 雨水、処暑、大寒。
ピーティーで樽感も個性強めだった過去2作と異なり、大寒はピートフレーバーがライトでモルト以外にグレーンの風味が雪景色の白い世界を思わせる。これまでとは系統の異なる味わいに仕上がっている。)

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(AMAHAGAN ワールドブレンデッド まどろみバーメイドコラボ“月川雪”
魅力的な絵柄と、カクテルに関する深い造形で人気の漫画とのコラボリリース。発売日には蒸留所にまで列ができたという。アマハガンのレシピを、赤ワインと白ワイン樽の原酒で“アレンジ(ツイスト)”した、コラボ要素もしっかり備わっている。次回作は、伊吹騎帆か、陽乃崎日代子か…)

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(限定品含む、AMAHAGANの全リリース。コラボPBも含めると、このケースに収まらない。2018年から3年で、ここまで増えるとは…。)


(長濱蒸溜所PR動画。断片的ではあるが製造風景や熟成の流れなどが映像から伝わってくる。)


②蒸留所紹介:長濱蒸蒸溜所
蒸溜所紹介は勿論、滋賀県は長濱蒸溜所です。
元々1996年に、リカーマウンテンが開業したクラフトビール醸造所がベースとなり、2016年からウイスキー製造を開始。
この蒸留所もまた、自分がよく口にしている「最寄駅ちゃんと最寄りとして機能している蒸留所」であり、首都圏からの交通の便は良好。
併設レストランの食事と、同蒸留所で仕込まれるビールは地元のファンも多い。

1日平均で200リットルという生産量故に、1醸1樽がキーワード。
アランビックタイプの蒸留機で仕込まれる原酒は、柔らかく軽い香ばしさのある麦芽風味が主体で、嫌味の少ない短熟から仕上がるタイプ。1日あたりの生産量は少ないものの、日々の積み重ねにより、本当に多くの原酒が仕込まれています。
世界に通用するウイスキーをモットーに、とてつもないスピードで様々な活動を展開するのも長濱蒸留所の魅力であり、訪問するたびに新しい取り組みや改修が行われています。

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【簡易年表】
・1996年 ブリュワリー&レストランとして創業
・2017年 2016年にウイスキー製造免許を取得し、本格的に製造開始。
・2018年 スチルを2機から3機に新設&増設。AMAHAGANをリリース。
・2020年 長濱産麦芽による試験製造を実施。初のシングルモルト3種をリリース。
AMAHAGANがWWAの部門賞を受賞。ブレンデッドウイスキーによるPBリリースを開始。
・2021年 原酒交換によるリリース2種を発表。
熟成庫(トンネル)を公開。
廃校となっていた七尾小学校を活用し、AZAI FACTORYを始動。(校舎を使った熟成、長濱ウイスキーラボ)等を開始。
琵琶湖 竹早島での熟成を開始。
クラウドファンディングを活用してウイスキー事業を拡大。

※上記以外にも、本当に多くの取り組みが行われており、全て例示するととんでもないボリュームになります。詳細はこちら

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(ワールドウイスキーアワード2022で、長濱シングルモルト Sherry CaskがSmall batch Single malt部門でカテゴリーウィナーを受賞。モルト原酒も着実に成長してきている。)

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(2021年に公開された、長濱蒸溜所の熟成庫。使われなくなった県道のトンネルを活用している。内部は夏場でも非常に涼しく、また湿度も高い。)

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(廃校となった七尾小学校を活用したAZAI FACTORYでの熟成風景。特別な樽は校長室に置いてあるとか。さまざまな種類の樽があり、将来に向けた準備が進んでいる。屋久さん曰く、ワイン樽に可能性を感じているとのこと。また、理科室ではブレンドセミナーが開催されている。)

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(2016年に廃校となった小学校だが、設備や掲示物などが当時のまま残されており、懐かしさと寂しさが入り混じったような気持ちにさせられる。)

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(竹早島の熟成庫に送られる樽。蒸留所社長の伊藤氏いわく「パワースポット熟成」。長濱蒸留所は、蒸留所内、トンネル、学校、島、とさまざまな環境で原酒の熟成を行っている。これだけ熟成環境を分散している例は国内では他に例がない。)

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(自分だけのオリジナルウイスキーを作れる、長濱ウイスキーラボ。長濱だけでなく、都内でも開催されている。ブレンディングというウイスキーの新しい楽しさ、可能性を発信している。)

※以下、長濱ウイスキーラボ 参考資料
動画:ウイスキーのブレンド体験してきた【長濱ウイスキーラボ】
https://youtu.be/KlUGlm9WfEY

ブログ:長濱蒸溜所のブレンド体験セミナーへ参加してきました 
https://k67malts.wordpress.com/2022/01/24/nagahama_blend_semi/

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(併設レストランで提供されている長濱浪漫ビール製のエール。IPAタイプからピルスナーまで、そして怪しい限定品まで多数揃っている。このビールが美味しく、蒸留所訪問の楽しみの一つになっている。また、レストランでは新メニューが完成したとか…)


③リスナー、ブログ読者からの質問回答
ただいま質問募集中です。当日の放送を聞いて、くりりんのツイッターアカウント宛にダイレクトメッセージいただいても問題ございません。可能な限り放送中に回答させていただきます。

現在は
・AMAHAGANには長濱蒸溜所の原酒がどれくらい使われているのか。
・三郎丸や江井ヶ嶋等、原酒交換のリリースは今後も行われていくか。
・カスクエントリーは今は何度となっているか。初期は59%、途中から63%など、蒸留のノウハウにかかるその工夫と背景情報を教えてほしい。
・ブレンドの際にどのようなことをイメージしているか、何かメッセージを込めているか。
等を質問として頂いております。

なお、個人的には屋久さんも自分も、ウイスキーのブレンドに関わってるため、ブレンドの考え方、美学的なものを聞いてみたいと思っています。
それでは、今回もよろしくお願いします!

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OKIBA -ON AIR- SPECIAL 三郎丸蒸留所×江井ヶ嶋蒸溜所コラボリリース スペース放送

カテゴリ:
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OKIBA ‐ON AIR‐ SPECIAL
三郎丸蒸留所×江井ヶ嶋蒸溜所 コラボレーションリリース記念 スペース放送

放送日:2022年2月3日(木)21:00~22:30
ホストアカウント(司会):くりりん  @WarehouseWhisky

ゲスト:
三郎丸蒸留所:稲垣貴彦 ブレンダー&マネージャー
江井ヶ嶋蒸溜所: 中村裕司 ウイスキー蒸留所長
T&T TOYAMA:下野孔明 代表

トークテーマ:
・三郎丸蒸留所、江井ヶ嶋蒸溜所の現在と酒質。各ゲストが持つ両蒸留所の印象。
・コラボ企画でリリースされるウイスキーの紹介
・JWの基準下で両蒸留所が目指すウイスキー像
・リスナーやブログ読者の皆様から頂いた質問

配信URL:
https://twitter.com/i/spaces/1BRJjnjyaZRJw
※時間になりましたら入場出来ます。入退出は自由です。
※ゲスト以外のスピーカー参加は受付ません。質問は、@WarehouseWhiskyまでメッセージにてお願いします。
※アーカイブ放送は行いません。録音も禁止とさせていただきます。



先日、若鶴酒造・三郎丸蒸留所から、江井ヶ嶋酒造・江井ヶ嶋蒸溜所とのコラボレーションリリースが発表されました。
昨年、第1弾として発表された三郎丸蒸留所、長濱蒸溜所のコラボレーションは、ジャパニーズウイスキーの基準が公開された直後だったこともあって大きな話題となり、日本のウイスキー業界に新しい風を吹き込む試みとなりました。

そして第2弾は、三郎丸蒸留所が江井ヶ嶋蒸溜所と、2018年蒸留の原酒を交換し合うことで実現した企画となります。
くりりんのウイスキー置場では縁あって、本企画における最重要人物と言える中村氏、稲垣氏。
そしてジャパニーズウイスキーボトラーズ T&T TOYAMAの代表として、全国の蒸留所を駆け回る下野氏をゲストに招いて、スペース放送を実施させて頂くこととなりました。

ゲストスピーカー

…。
いや、最初は稲垣さんに声かけただけなんですよ。
スペースでトークイベント出来たら面白いですよねーって。そしたら、あれよあれよとゲストが増えてですね。しかも実施日も、どうせなら公式販売の受付期間にしましょうと前倒しに。。。
自分の雑な放送に、こんなゲスト呼んでいいの?いいんですか?
やるしかないのか。こうなったら腹を括ります!

放送では、リリースに関する紹介、トークは勿論、愛好家によるスペース配信だからこそできる踏み込んだ裏話や、現時点で未発表である江井ヶ嶋蒸溜所から今後リリースされるコラボウイスキーに関する情報。
また、例によって三郎丸蒸留所からのリリース「FAR EAST OF PEAT」の公式販売には、出題者の性格が滲み出た激ムズクイズが用意されているわけで…その内容にも少し、切り込んでみたりしたいですね。

以上のように盛沢山の1時間半の予定です。
本ブログまたは当方のTwitterアカウントではゲストへの質問も募集しますので、どしどしご連絡ください!


~~以下、当日放送用参考資料~~
三郎丸蒸留所は2016年に稲垣マネージャーが着任。蒸留所の改修計画が動き出し、クラウドファンディングなどの支援を集めて2017年の仕込みに向けて蒸留所の大規模リニューアルが行われました。2018年にはマッシュタンが、2019年にはポットスチルが交換され、段階的にリニューアルが行われていきました。

一方で、江井ケ嶋蒸留所は、2016年に中村蒸留所長がが着任。一部古いものはあったものの、生産設備が整っていた江井ケ嶋蒸留所では、まずウイスキーづくりの行程全般で見直しや意識改革を行います。(この点は、放送で解説していきます。)
結果、酒質という点で大きな変化、成長があったことは想像に難しくありません。
その後、2019年にポットスチルの交換、熟成庫増設も含めた大規模改修を実施。蒸留所名も、ホワイトオークから江井ケ嶋に変更されました。

全く接点がないように見えた両蒸留所ですが、実は2016年をターニングポイントに、翌年から大きく酒質を改善したという点。
手順は異なるものの、その改善にはキーバーソンとなる人物が居たという点。
ここに共通点があり、抽象的な表現となりますが、地ウイスキーからクラフトウイスキーへの転換が、同時期に行われてきた蒸留所なのです。

是非、現在だけでなくこれまでの自社ウイスキーについて、そして双方のウイスキーに持っていた印象についても、ゲストの皆様から話を聞いてみたいと思います。


①両蒸留所の設備等に関する参考資料
※作りや設備などは2018年時点のものを、参考資料に掲載します。

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三郎丸蒸留所外観。

三郎丸ビフォーアフター
三郎丸蒸留所 2016年(上)、2017年(下)。クラウドファンディングを経て内装、外装、一部設備を一新した。2018年時点ではポットスチルは旧世代のものを改造し、1機で製造を行っている。

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2018年に導入された三宅製作所製マッシュタン。糖化の質が向上したことで、ピートフレーバーが際立ち、香味のメリハリがはっきりとした原酒が生まれている。

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3年熟成を経てリリースされた、三郎丸0と三郎丸Ⅰ。今回の交換原酒は2018年のもの。比較することで明確に酒質の成長が感じられる。

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江井ヶ嶋蒸溜所外観。2019年以降はWhite Oak Distillery 表記からEigashima Distillery表記に変更されている。

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蒸留棟内部。粉砕→糖化→発酵→蒸留と、奥に進むにつれて製造行程も進む配置となっている。なお糖化行程で糖化と濾過が装置で分かれていたり、発酵時に加える酵母の培養タンクがあるなど、糖化・発酵行程は他の蒸留所とは異なるプロセスが採用されている。

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ステンレス製の発酵槽。

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2018年まで使われていたポットスチル。ウイスキー以外に、ブランデーの蒸留にも使われていた。

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今回の交換原酒であるライトリーピーテッドモルトの仕込みにも用いられた、ピーテッド麦芽。現在は0〜60PPMと、幅広く原酒を仕込んでいる。


②コラボレーションリリースについて
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三郎丸蒸留所:
FAR EAST OF PEATED 3rd BATCH
BLENDED MALT JAPANESE WHISKY
SABUROMARU ✖️ EIGASHIMA
700ml 50%

三郎丸蒸留所の2018年蒸留ヘビーピーテッド原酒と、江井ケ嶋蒸溜所のライトリーピーテッド原酒(バーボン樽熟成)をバッティング。
 
FAR EAST OF PEATED 4th BATCH
BLENDED MALT WHISKY
EXTRA SELECTED
(WORLD BLENDED)
700ml 50%

上述の原酒に加え、スコットランドからの輸入原酒をバッティングした、ワールドブレンデッドモルトウイスキー。

公式販売(抽選)URL:https://wakatsuru.shop-pro.jp/
※前回、そして先日の三郎丸Ⅰ THE MAGICIAN同様にクイズが用意されています。。。

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FAR EAST OF PEAT 構成原酒の一部である3樽のモルトウイスキー
・三郎丸 2018年蒸留 50PPM #295 & 296
・江井ヶ嶋 2018年蒸留 #21116 ライトリーピーテッド

三郎丸のヘビーな酒質、力強いピートフレーバーは先日リリースされた三郎丸I THE MAGICIANからも連想することができる、安定の三郎丸と言えるクオリティ。
一方、江井ヶ嶋ライトリーピーテッドモルトの、コクと適度な厚みのある麦芽風味。土っぽさやシトラスの混じる爽やかなスモーキーさには、良い意味で驚かされた。
どちらの原酒にも、造り手の熱意と技術が込められている。

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江井ヶ嶋蒸溜所:
ピュアモルトウイスキー
あかし&SABUROMARU
500ml 62%
クリームシェリー樽で熟成させた、江井ヶ嶋蒸溜所のノンピート原酒(2018年蒸留)に、三郎丸のヘビーピーテッドモルト3年熟成をブレンドした、ブレンデッドモルトウイスキー。(2022年3月頃リリース予定)


③JWの基準下で目指すウイスキー像
1年前の2月、日本洋酒酒造組合から、通称「ジャパニーズウイスキーの基準」として知られる組合基準が発表されました。
あれから1年。国内のウイスキーメーカーの多くは、その基準を意識したウイスキーを造りや、商品開発、販売を行ってきました。

さらに増え続ける国内の蒸留所、ウイスキー業界への新規参入、広がる市場。そんな中で、三郎丸、江井ケ嶋のブランドキーパーソンでもある稲垣さん、中村さんから、目指すウイスキー像について伺っていきます。
また、下野さんにも国内外の動向についてコメント頂こうと思います。

三郎丸蒸留所アップデート2019ー2020
(三郎丸蒸留所2019年、2020年のアップデート。ポットスチルZEMONの導入、第二熟成庫建設、木桶発酵槽導入、アイラピートの活用など、様々な取り組みが行われている。)

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(江井ケ嶋蒸留所は2019年にポットスチル、発酵、熟成庫増設等、蒸留所の改修増設を行った。酒質は雑味が少なく、それでいて麦芽風味豊かで微かに柑橘のニュアンスが混じるニューメイクが生まれている。)

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(日本初のジャパニーズウイスキーボトラーズ、T&T TOYAMA。三郎丸蒸留所に加え、江井ケ嶋蒸溜所も原酒を提供している。)


④リスナーやブログ読者の皆様から頂いた質問
くりりんのウイスキー置場では、当日の話題にしてほしいテーマや、ゲストに伺いたいこと、各種質問等を募集します。

OKIBA -ON AIR-のいつもの放送では、スピーカーに上がっていただきフリートークも行うところですが、今回は事前ないし当日のメッセージのみで受付とさせていただきます。
なお、可能な限りいただいた質問にはお答えしたいと思いますが、時間の関係で受付られない可能性もありますので、その場合は後日個別に返答(出来る範囲で)させていただきます。

以上、よろしくお願いいたします。

Twitter スペース放送のご案内 1月16日 22:00~ OKIBA -ON AIR- 5th

カテゴリ:
okiba_5th

OKIBA -ON AIR- 5th
1月16日(日)22:00~
@WarehouseWhisky
https://twitter.com/WarehouseWhisky

毎月恒例のTwitter スペース放送の告知です。
今回のメイントピックスは、福島県郡山市の安積蒸溜所の紹介です。

安積蒸溜所については2016年の再稼働後から紹介してきているくりりんですが、界隈において安積といったら今やこの人。「安積(あずみ)じゃないよ安積(あさか)だよ!」で話題をさらい、公式アカウントまで狂わせた、@DrinkersLounge(ドリンカーズラウンジ)さんをゲスト招いて、最新の動向含めて発信していきます。
ドリラジさんとのコラボは昨年のクラブハウス以来になりますね。


【放送内容】
⓪冒頭:近況報告など
①最近の注目ボトル:タリスカー10年 新ラベル&旧ラベル
②日本のクラフトウイスキー蒸溜所紹介:福島県 安積蒸溜所 (笹の川酒造)
 -蒸溜所最新動向やハウススタイルなど
 ‐最新リリースのテイスティング
 ・シングルモルト 干支ラベル”虎” 
 ・ブレンデッドモルトジャパニーズウイスキー 山桜 シェリーウッドリザーブ
 ・シングルモルト The First ピーテッド
③質問受付、フリーセッション

※spaceの参加方法:くりりんのウイスキー置場 Twitterアカウントをフォロー頂ければ、定刻になるとTwitterアプリの画面上にスペース情報が表示されます。
または、時間になりましたら以下のURLから参加ください。https://twitter.com/i/spaces/1LyGBokyDayJN

※この放送は洒落たBGMなんてなく、スピーカーがひたすら1時間強話し続ける放送です。
参加頂く皆様は、各自お手元に飲み物と、そして別途BGMを調達してご参加いただけますと幸いです。


~以下、参考資料~

①最近の注目ボトル:タリスカー10年 新ラベル&旧ラベル
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2021年にリニューアルした、タリスカーオフィシャルボトル。
ラベルがリニューアルしたということは、中身も当然変わっているわけですが、感じ方は人それぞれ。今回はゲストテイスターも参加していますので、そのスタンダードレンジと言える10年の変化について、お互いにボトルを調達してレビューします。

個人的にはハイボールで食中酒にするなら、新ラベルも良いなという感じですね。正月の料理全般にマッチする、ユーティリティープレイヤーでした。


②日本のクラフトウイスキー蒸溜所紹介:福島県 安積蒸溜所 (笹の川酒造)
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‐最新リリースのテイスティング
・シングルモルト 干支ラベル”虎” 2022年リリース 50%
・ブレンデッドモルトジャパニーズウイスキー 山桜 シェリーウッドリザーブ 50%
・シングルモルト The First ピーテッド 50%

-蒸溜所最新動向やハウススタイルなど
安積蒸溜所は、柔らかく甘みのある麦芽風味に、厚みはミディアムボディ程度、そしてやや強めの酸味が個性となっている酒質です。

夏暑く、冬寒い。安積蒸溜所がある郡山市は、見事なまでの盆地気候の中にあるだけでなく、四方を山に囲まれる関係でおろし風が1年中吹き付ける(特に春と冬は強烈…)、特徴的な環境にあります。
安積蒸溜所が”風の蒸留所”を名乗るのは、この地域の特色があるわけです。
風の強さは、室内で熟成が進むウイスキーにはあまり影響がないと思われるかもしれませんが、温度に続いて熟成に影響する重要な要素”湿度”が、郡山市は夏でも比較的乾燥した気候となるため、他の地域には無い熟成環境に繋がっています。

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※2019年10月に発酵槽を木製に入れ替え、2020年から本格的に木桶発酵槽で仕込みを開始している。発酵時間は約5日、酵母は蒸溜所酵母。季節や発行状況を見ながらコントロールする。生産量は、1回の蒸留で200リットル。

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※第1熟成庫が満杯になったことを受け、2021年に第2熟成庫を新設。メインはバーボンバレルだが、それ以外にブランデー、シェリー、ワイン等様々な種類の樽があり、ミズナラ樽も目立つ。(おや、この+Cは…ん、誰だこんな時間に)

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※木桶仕込みが始まり、ノウハウも溜まってきた2021年蒸留のニューメイク2種。
木桶によって乳酸発酵が進む関係か、安積酒造の酒質の特徴にある”酸味”に、フルーティーさ、複雑さが加わり、特にピーテッドの変化が大きい。熟成による成長が楽しみ。
おそらく3~4年程度の熟成から楽しめるものになると思うが、奥行きや複雑さ、全体のバランスで考えると、バーボンバレルで7~8年程度の熟成で、ピークを迎えるのではないかと予想。

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※オマケ:公式があずみ症状末期。
「おかしなことになってるだろ?ウソみたいだろ?公式アカウントがやったんだぜ、これ…」


③質問受付、フリーセッション
今回はウイスキーブロガー:ドリンカーズラウンジさんがゲストとして参加…しているはずなので、くりりんだけでなく、ドリラジさんへの質問も募集します。
事前にメッセージ等を頂ければ当日優先して取り上げさせていただきますが、当日はスピーカーに入って頂く、あるいはくりりんのTwitterアカウントにメッセージを送って頂ければ、適宜質問を取り上げさせて頂きます。

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はい、ということで皆様大変お久しぶりです。
昨年スペースの告知記事を投稿してから、すっかりブログの更新を放置してしまいました。
2021年を振り返ると、ウイスキー業界としてはジャパニーズウイスキーの基準制定に始まり、蒸溜所の新規開設は留まるところを知らず、国内に新規ボトラーズブランドが複数立ち上がるなど、2020年以上に話題の多い1年だったと思います。

そんな中で、グレンマッスルのリリースだけでなく、キルホーマンのリリース、さらにはウイスキー本やイベントにも関わらせて頂いたり、まだオープンになっていない話もいくつか進めさせてもらったりと、コロナ禍にあって活動が制限された中でも色々機会を頂き、新しい繋がりが生まれ、形になることが多かったように感じます。
特に、クラブハウスに始まり、Twitterでの発信を始めたことで、愛好家の皆様と今まで以上に広く交流させて頂けるきっかけになり、大きな刺激になりましたね。

一方で、こうした繋がりはブロガーくりりんである以上、ブログがあってこそ。新しい情報の更新がないとそろそろ成り立たないなと。今年は原点回帰、ブログの更新に戻りつつ、ウイスキー活動を細々と色々やっていきたいなと思います。
皆様、よろしくお願いいたします。

goaisatsu

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