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三郎丸0 THE FOOL 3年 カスクストレングス 63% シングルモルト

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SABUROMARU ZERO 
”THE FOOL” 
Cask Strength 
Heavily Peated (50PPM) 
Aged 3 years 
Distilled 2017 
Bottled 2020 
Cask type Bourbon barrel 
700ml 63% 

グラス:木村硝子テイスティンググラス
場所:自宅
時期:開封直後
評価:★★★★★★(6)(!)

香り:香り立ちはドライで酒精の刺激と香ばしいスモーキーさ。焚火や野焼きの後のような、土っぽさ、干し草の焦げた香りに、郷愁を感じさせる要素を伴う。合わせてエステリーで、グレープフルーツやドライオレンジを思わせる柑橘香、ほのかにオーキーなアクセント。奥にはニューポッティーな要素も微かにある。

味:コクと厚み、そしてボリュームのある口当たり。香ばしい麦芽風味とピートフレーバー、樽由来の甘味と酒質の甘酸っぱさが混じり、柑橘を思わせる風味が広がる。余韻はスモーキーでほろ苦いピートフレーバーの中に、微かに薬品シロップのような甘みと若干の未熟要素。ジンジンとした刺激を伴って長く続く。

度数が63%あるとは思えないアルコール感の穏やかさだが、芯はしっかりとしており、味にボリュームがあるため口の中での広がりに驚かされる。厚みのある酒質が内陸系のピート、麦芽、そして程よく付与された樽由来の風味をまとめ、熟成年数以上の仕上がりを思わせる。
勿論未熟な成分も感じられるが、過去の設備の残滓と言える要素であり、伸び代のひとつと言える。加水するとフレッシュな酒質の若さが前に出るが、すぐに馴染む。2つの世代を跨ぐウイスキーにして、可能性と将来性を感じさせる、門出の1本。

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富山県、若鶴酒造が操業する三郎丸蒸留所は、創業1952年と、日本のウイスキー蒸留所の中でも長い歴史を持つ、老舗の蒸留所です。
同蒸留所は、2016年から2017年にかけ、クラウドファンディングも活用した大規模リニューアルを実施したことでも知られています。そうして新たな環境で仕込まれた、新生・三郎丸としての原酒で3年熟成となる、三郎丸0”ゼロ”がついにリリースされました。

50PPMというこだわりのヘビーピート麦芽に由来する、ピーティーでしっかりと厚みや甘味のあるヘビーな酒質。これは他のジャパニーズモルトにはない個性と言えます。
今回のリリースは、同社酒販サイトALC限定で63%のカスクストレングス仕様(200本)と、通常リリースとなる48%の加水仕様(2000本)があり、どちらもバーボン樽で熟成した原酒のみをバッティングし、構成されています。
※()内はリリース本数。

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(三郎丸0カスクストレングス(左)と48%加水仕様(右)。ベースとなる原酒はどちらも同じ。外箱は富山県高岡市の伝統工芸品である高岡銅器から、銅をデザインに採用している。)

中身の説明に移る前に、三郎丸0THE FOOLの位置づけについて、裏面に書かれたメーカー説明文を補足します。
1つ目は、なぜ”ゼロ”なのか。
この手のリリースはファーストリリースであることを表記するのが一般的ですが、三郎丸は位置づけが少し異なります。
蒸留所責任者である稲垣さんに伺ったところ、2017年は厳密にはリニューアル過程の途中であり、旧世代の設備(ポットスチルの一部や、マッシュタン)が残って使われていました。進化の途中、リニューアル前後の三郎丸蒸留所を繋ぐ、1の前の”0”という意味があるそうです。

もう1つが、タイトルやラベルに描かれたタロット"THE FOOL"(愚者)について。
これは、裏ラベルでキーワードとして触れられていますが、単なる愚か者ということではなく、「思うところに従い、自由に進む者」という意味があるとのこと。
蒸留所のリニューアルやウイスキー造りは、稲垣さんが自分で考え、まさに愚者の意味する通り様々なアップデートや工夫を凝らして行われてきました。
そういえば、タロットカードとしての愚者の番号も「0」なんですよね。
若者の挑戦がどのような結末に繋がるのか、0から1へと繋がるのか。。。蒸留所としても作り手としても、分岐点となるリリースと言えます。

※蒸留所の特徴や設備、リニューアル・アプデートがもたらした酒質の変化等については、LIQULの対談記事(ジャパニーズクラフトウイスキーの現在~VOL.1 三郎丸蒸留所編~)で、詳しくまとめられています。今回のリリース、あるいは若鶴のウイスキーを飲みながら、ご一読いただければ幸いです。





前置きが長くなりましたが、ここから中身の話です。
三郎丸0 THE FOOL カスクストレングスは、これぞ2017年の三郎丸という前述の個性が全面にあり、バーボン樽由来の香味は引き立て役。ネガティブな要素も多少ありますが、それも含めてまとまりの良さが特徴の一つです。
加水版はまだ飲めていませんが、カスクストレングスを加水した感じでは、若さが多少出るものの、目立って崩れる印象はないため、方向性は同じと推察しています。

酒質の懐の深さと言うべきでしょうか。フレーバーの傾向としては、何度かリリースされたニューボーン等から大きく変わっていませんが、複数の原酒がバッティングされたことで味わいに厚みが出ています。GLEN MUSCLE  No,3でブレンドしたときも感じましたが、キャラは強いのにチームを壊さない。キーモルトとしても申し分ない特性を備えていると感じます。

一方で、リニューアル前となる2016年以前の原酒は、特徴的な厚みやオイリーさはプラス要素でしたが、設備の問題で未熟香に繋がる成分、オフフレーバーが多かっただけでなく、50PPMで仕込まれたはずのピート香が蒸留後は抜けているという症状もありました。一部愛好家からは酷評される仕上がりで、ニューメイクに至っては体が嚥下を拒否するレベルだったことも。
それがリニューアルを経て、ステンレス製だったポットスチルが改造され、形状はほぼそのまま銅の触媒効果が得られるようになり。また、酵母や仕込みも見直されたことで、現在の味わいに通じる下地が作られることとなります。

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(リニューアル前後の三郎丸。画像右上にあるマッシュタンは、裏ラベルにも書かれた"縦長のマッシュタン"。麦芽粉砕比率は前代未聞の4.5:4.5:1。2017時点では継続して使われており、2018年に三宅製作所製の導入で半世紀に及ぶ役目を終えた。)

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(三郎丸蒸留所の設備や原料の遍歴まとめ。2018年以降も、段階的に様々な改修が行われている。つまり作り手も新しい環境へのアジャストが求められ、難しい5年間だったことが伺える。)

発酵臭や硫黄香といったネガティブ要素が大幅に軽減され、強みと言える厚みのある麦芽風味とピートフレーバー、オイリーな酒質が残ったのが、2017年のニューメイクです。
伝統の中でも良い部分を受け継ぎ、まさに過去と未来を繋ぐ中間点にある存在と言っても間違いないと思います。

2018年以降のものに比べると、まだ未熟要素が目立ちますが、熟成によって消えるか馴染むかする程度。何より、新たな旅を始めたばかりの蒸留所の第一歩に、これ以上を求めるのも酷というものでしょう。
実際、酒質的にも樽感的にも、熟成の余地は残されていますし、同蒸留所には冷温熟成庫があるため、日本の環境下でありながら20年以上の熟成が見込める点は、他のクラフト蒸留所にはない大きな強みだと思います。

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(原酒の受け皿となる樽も、バーボンだけでなくボデガ払い出しの長熟シェリー樽や、PX樽、ミズナラ樽、ワイン樽・・・などなど数多くある。いくつか利かせてもらったが、これから先が楽しみになる成長具合だった。)

自分はリニューアル以降、毎年蒸留所を訪問し、酒質の変化を見てきました。
大きな変化があった2017年、期待が確信に変わったのがマッシュタンを変更した2018年。2019年はポットスチルの交換や、乳酸発酵への取り組みもあって特に苦労があったそうですが、2020年はその甲斐あって、蒸留所改修プランの集大成ともいうべき原酒が生まれています。

つまり、今後リリースされる銘柄は、ますます酒質のクオリティが高くなっていくと予想できるのです。それは将来的にあの偉大な、巨人と称される蒸留所に届きうるまでとも。。。
勿論規模では比較にならないでしょうが、そもそもターゲット領域が違う話です。小規模だからこそ、実現できるアイデアもあります。(例えば良質な樽の確保や、アイラピート麦芽とか)
ああ、リアルタイムでこうした蒸留所の成長を感じられることの、なんと贅沢な楽しみ方でしょう。

4年前、飯田橋の居酒屋で稲垣さんから聞いた、無謀とも思えた蒸留所の再建プラン。今にして思えば、それはまさに"愚者"に描かれた若者の旅立ちだったのかもしれません。
愚者のタロットは、崖の上を歩く姿が書かれています。崖から落ちてしまうのか、あるいは踏みとどまって旅を続けていくのか。後者の可能性をニューメイクで感じ、シングルモルトがリリースされた今はもう疑いの余地はありません。
今後もファンの一人として、三郎丸蒸留所の成長・成熟を見ていけたら良いなと思います。

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改めて三郎丸0のリリース、おめでとうございます!

厚岸 シングルモルトウイスキー 寒露 55% 2020年リリース

カテゴリ:
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THE AKKESHI 
Single Malt Whisky 
"KANRO" 
17th. Season in the 24"Sekki" 
Bottled 2020 
700ml 55% 

グラス:木村硝子テイスティンググラス
場所:自宅
時期:開封後1週間以内
評価:★★★★★(5-6)

香り:焦げたようなスモーキーさに、原酒の若さに由来する酸は、熟していない果実を連想する。スワリングしていると焚き木の香りの奥にエステリーな要素、ニッキ、バタービスケットのような甘いアロマ、微かに酵母っぽい要素もあり、複雑。

味:口当たりはねっとりとした甘みとウッディな含み香、徐々に香り同様若い原酒由来の酸味、焦げたようにほろ苦いピートフレーバーが適度に広がる。後半は籾殻や乾いたウッディネス、微かにタイムのようなハーブ香。余韻は軽くスパイシーでスモーキーだが、序盤に感じられた甘みが口内に張り付くように長く残っている。

若さや粗さは多少あるが、度数ほどの口当たりの強さは感じない。樽由来の要素とバッティングで上手くまとめられている。豊富な樽由来の要素の中に酒質由来の要素もしっかり残っており、各要素ははつらつと、あるいは混然としてリッチで複雑な味わいが広がる。
加水すると樽由来のフレーバーが落ち着き、ややクリアでエステリー寄りの香味構成、酸味が前に出てニューポッティーな面も感じられる。3年間の熟成と考えると、その成長曲線は実に興味深く、更なる熟成を経て馴染んだ先にある可能性に、想いを馳せることが出来る仕上がり。

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2016年10月に創業した厚岸蒸留所からリリースされた、シングルモルトの700mlフルボトルの第一弾。過去、ニューボーンとして4種リリースされたファウンデーションリザーブや、3年熟成のサロルンカムイでの経験を活かし、バーボン、シェリー、ワイン、ミズナラの各樽で熟成されていたノンピート原酒、ピーテッド原酒をバッティングしたものです。

銘柄の由来は、1年間を24節気に分類すると、リリースの準備が完了した10月上中旬は17節気で”寒露”に当たることから。この24節気で有名なのは立春、夏至、大寒がありますね。今後同様の整理で1年間に3~4銘柄、シングルモルトとブレンデッドウイスキーをリリースしていく予定とのことで、それぞれの節気にどのような方向性のウイスキーが造られるのか、作り手の狙い含めて楽しみです。

さて今回のシングルモルト、熟成年数は3年以上となりますから、逆算すると仕込みの時期は2016年の創業初期から、翌年2017年の初夏あたりまでの原酒でしょうか。
厚岸蒸留所のピーテッドモルトは1年間の仕込みのプロセスの中で後半、蒸留所のオーバーホール前に仕込んでいるので、ノンピート原酒は2016年、2017年のものが、ピーテッド原酒は2016年のものが使われていると推察。ウイスキー造りの経験のなかった蒸留所オーナーの堅展実業にあって、蒸留器メーカーから技術者を呼ぶなどして、どのように原酒に厚みを出すのか、求める酒質を作るのか、苦労していた時期だったと記憶しています。

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(ウイスキーガロア誌10月号に掲載されていた、厚岸蒸留所の特集、および樋田氏のインタビュー記事。リリースの経緯やウイスキー造りの苦労等、充実した構成で、本リリースを飲みながら読むと、さらに味わいに深みが増すような気がする。)

今回のリリースは、上記ウイスキーガロア誌の記事では「厚岸の酒質はこれと明確に感じられるもの」と、樋田社長から語られています。
自分の理解で”厚岸のキャラクター”を整理すると、まずは香味のレイヤーの豊富さが特徴だと思います。複数種類の樽をバッティングしていることから、勿論香味の幅は増えますが、そうであっても3年熟成ながらしっかりとした樽香と、樽に負けないコクと甘みのある味わい、そして果実を思わせる酸味のクリアな広がりが、素性の良さとして分類できます。

それぞれの特徴について考察していくと、過去にカスクサンプルを頂いた際の記憶では、2016年蒸留に比べて2017年蒸留のほうが酒質が向上しており、ボディに厚みが出ていました。例えば2017年仕込みの原酒の比率が増えた結果、今回のリリースに感じられるコクのある味わいに繋がったのではないかと。
素性の良さについては、蒸留所の特徴として度々語られる見学も制限するこだわりの仕込み、衛生面の管理や発酵のノウハウが良い方向に作用しているのではないか。

また今回のリリースは、2月にリリースされたサロルンカムイに比べてシェリーやワイン樽等に由来する甘み、ミズナラ樽由来の焦げ感やニッキ等のスパイスといった、樽由来の香味も濃くなっており、その分ピート香も穏やかに感じられます。特にワイン系の樽の影響が強いでしょうか。レシピの違いもあると思いますが、熟成期間として夏を超えた(あるいは夏にかかった)ことによる影響が、厚岸という土地が持つ特徴として香味の中に表れているように感じます。

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(厚岸蒸留所が2018年からリリースしてきた、200mlシリーズ。それぞれ異なる原酒で構成され、厚岸蒸留所の目指す姿のピースを一つずつ知ることが出来た。当ブログでのレビューはこちら。)

最近、創業開始から3年が経過し、他のクラフトディスティラリーからのシングルモルトリリースも増えてきています。
これらのリリースは、総じて仕上がりの粗さを内包しており、必ずしも完成度の高いものばかりではありません。ただ、ウイスキーにおいて3年熟成は旅の始まりのようなものです。例えば、子供の音楽の演奏会に行って、その技術にダメ出しする人は少ないでしょう。むしろ奏でる旋律の中にこれまでの努力を、その姿に将来への可能性を見ているのではないでしょうか。

20年、30年操業している蒸留所がリリースする3年モノと、操業期間5年未満の蒸留所がリリースする3年では位置づけが違います。では、この”寒露”を飲んで将来への可能性が見えたかと言えば、それはテイスティングの通りです。
蒸留所としては、オール厚岸産を目指して麦芽の生産、ピートの採掘、製麦プロセスの新設・・・様々な取り組みを行っています。原酒についても今はまだ各要素が強く主張し合っている部分はありますが、熟成を経て馴染んでいくことで、混然ではなく渾然一体となった味わいに仕上がっていくことでしょう。その蒸留所と原酒の成長過程を、今後のリリースを通じて楽しんでいければと思います。

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(厚岸シングルモルト、寒露(左)とサロルンカムイ(右)。色合いにほとんど違いは無いが、寒露のほうが濃く複雑な味わいに仕上がっている。)


以下、雑談。
皆様、ご無沙汰しております。
4か月間もブログを更新していませんでした。ブログを5年以上やってきて、1週間ほど更新がないときは何度かあったと思いますが、これほどの長期間は初めてです。
長い夏休みになりましたが、そろそろ再開します。

休止の理由はいくつかあるのですが、生活スタイルを見直すために一度ブログを完全に切り離してみたというところですね。
今このコロナ禍という状況において、自分にとって優先するべきは何だろうかと。また子供が小学校に上がり、行動範囲や遊びの内容も広がって、子供との時間を最も楽しめるだろう時期に入ったことも、時間の使い方を見直すきっかけになりました。
自分は不器用な人間で、やるなら徹底してやらないとスイッチが切り替わらないので、一度完全にブログ活動をOFFにしてみたわけです。

ウイスキー繋がりの知人のところには、コロナに感染したんじゃ、何か問題を抱えたんじゃ、あるいはウイスキーに愛想を尽かしてワインに行ったんじゃないかとか、色々と噂や安否確認の質問もあったようですが、自分は至って健康ですし、仕事もまあ残業が尽きない程度には順調ですし、可能な範囲でウイスキーも楽しんでいます。
ただ、今後これまでと同様の頻度で活動を再開するかと言うとそうではなく。更新は不定期で、記事も短くなると思います。

この5年間は、自分なりに全力で、かつ真摯にウイスキーを探求したつもりです。
得るものは多く、様々な繋がりも出来ました。蒸留所の方と直接やり取りをしたり、オリジナルウイスキーリリースにも関われたり、何の後ろ盾もない愛好家でもこういう風に世界が広がるんだなと。
一方で周囲には、自分以外にもウイスキーの発信をする愛好家が増えてきました。是非他の方の発信もご覧いただき、そのうえでたまに自分のブログやLiqulの記事も見て頂けたら嬉しいですね。
今後とも、くりりんのウイスキー置場をよろしくお願いします。

シングルモルト 長濱 3年 2017-2020 ミズナラカスク 53.7% #0002

カテゴリ:
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NAGAHAMA
Single Malt Japanese Whisky
Aged 3 years
Distilled 2017.3.20
Bottled 2020.4.22
Cask type MIZUNARA Cask #0002
500ml 53.7%

グラス:テイスティンググラス
時期:開封後1週間程度
評価:★★★★★(5)(!)

香り:キャラメルを思わせるような濃縮感のある甘いアロマ。日本家屋や古い家具のような落ち着いた木香に、甘栗や干し草、ニッキ、クローヴ等のスパイス香、ほのかにお香のような要素も混じる。

味:干し柿や杏のペーストを思わせるようなねっとりとした甘いオークフレーバーに、若い原酒に由来する酸と微かに根菜系のピートフレーバー。続いてスパイシーでハーバルなニュアンスが混じる複雑な味わい。余韻はドライでウッディ、ほのかなタンニンの渋みが樽由来のキャラメルシロップのような甘さを伴い長く続く。

短熟ながら熟成環境に由来して樽感が強く、濃縮したミズナラフレーバーが特徴の1本。現時点ではまだフルーティーさやミズナラ樽に求める香木系のニュアンスが整っていないが、ニッキ系のニュアンスが強く出たり、ウッディなタンニンが強すぎたりという熟成の若いミズナラ樽にありがちなネガティブな部分が目立たず、面白い複雑さが楽しめる。将来リリースされるブレンドやシングルモルトの軸としても可能性を感じる1本である。

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長濱蒸留所、ファーストリリース三部作のうちの1つ。おそらく最も注目されているのではないかと思われるミズナラ樽熟成の1本。また、ほかの2本がノンピート仕様なのに対して、このボトルはライトリーピーテッド仕様となっています。

長濱蒸留所からは、これまで
・ノンピート(0ppm)
・ライトリーピーテッド(??ppm)
・ピーテッド(20ppm)
・ヘビリーピーテッド(45ppm)
と、ピートの強弱で4種類のニューメイクがリリースされていますが、今回のリリースに使われているライトリーピーテッド原酒は、ノンピート用とピーテッド用の麦芽を仕込み段階で混ぜ合わせているため、フェノール値が測定できないためか、数値としては明らかになっていません。

ただ、同仕様のニューメイクを飲んだ印象としてはフェノール値は10弱程度という感じ。ピートフレーバーは熟成によって減少していくため、長濱蒸留所の雑味が少なく柔らかい味わいの酒質と合わさって、スコットランドの内陸蒸留所のいくつかに見られるような、モルティーでほのかなピート香という熟成後の仕上がりを予想していました。
今回のリリースを飲んだ印象としてもそれは変わらず、順調にまとまってきていると感じます。

そして注目ポイントはもう一つ、ミズナラ樽由来のフレーバーです。
新しいミズナラ樽の短熟は、愛好家が求める所謂オリエンタルなフレーバーやフルーティーさよりも、ニッキ等のスパイシーさやウッディなえぐみが先行して出てしまいがちな傾向があります。
長濱モルトも1年未満のものはそうしたキャラクターが出ていましたが、熟成環境によるものか、樽の仕様によるものか、3年と短い期間でありながら樽由来の甘みがあって、既にリッチで複雑さもあるフレーバーが付与されているのです。

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(2017年に蒸留所を見学した際、試飲したカスクサンプル4種のなかに同じ仕様で蒸留日4日違いのミズナラ樽原酒があった。この時点では樽の甘みよりニッキ系のフレーバーが強く出ていたが、ここから約3年の間にこれだけの成長を見せたと思うと非常に興味深い。)



長濱蒸留所が火入れ(創業)式を行った際、記念式典と合わせて最初に蒸留された原酒を詰めた樽がミズナラ樽でした。次のミズナラ樽はピーテッドで仕込むことが触れられていますが、今回のリリースのカスクナンバーが2番であることからも、リリースされたのはまさに引用したFacebook投稿で書かれている樽ではないかと考えられます。

投稿では”ピーテッドモルト100%で仕込んだ原酒”とありますが、実際の仕様がライトリーピーテッドなのは、原酒の試作を進める中で方針の変更があったのかもしれません。
結果論ですが、それは正しかったとも思えるのがテイスティングを通じての印象でもあります。長濱のピーテッド&ヘビーピート原酒は、ベースの酒質のボディがそこまで強くないためか、ニューメイク時点ではちょっとピートが浮つくように感じていました。その点、自然にまとまりそうなライトリーピーテッドのほうがミズナラフレーバーとの馴染みも良さそうです。

実際、今回のリリースについても粗い部分は当然ありますが、ミズナラ樽由来のフレーバーの中でライトなピートフレーバーが程よいアクセントとなっており、同系統の樽があれば今後数年間の熟成で樽感はよりリッチに、そして酒質と馴染んで甘やかに。ピートフレーバーは隠し味にと、面白い仕上がりになるのでは・・・と。
また、こうした原酒はシングルモルトやブレンデッドを作る際にも力を発揮するもので、バーボン樽やシェリー樽原酒とのブレンドによる多層的なウッディさ、奥行きのある味わいは、例えばサントリーのブレンド等で既に高く評価されている組み合わせです。

今はまだその領域に届くレベルではないですが、限られた原酒で作られる蒸留所のファーストリリースは、将来の可能性をどれだけ感じさせてくれるかという点に魅力があり、今回のリリースは十分合格点であるように思います。


以下、同蒸留所繋がりで余談。
長濱蒸留所が同蒸留所のモルトと輸入原酒を使い、ブレンドに焦点を当てて作るオリジナルブランド”アマハガン”の3rd Releaseに、ミズナラウッドフィニッシュがあります。
このブレンデッドは昨年のWWAでジャパニーズブレンデッド部門でベストアワードを受賞するなど実績もあるのですが、以下の通り6月30日に新しいブレンドレシピによるミズナラウッドフィニッシュがリリースされるようです。

長濱蒸留所が保有する長期熟成の輸入グレーンは、自分もグレンマッスル2ndリリースで使わせてもらいましたが、「そのままボトリングしたい」という希望が出るくらい、クオリティの高いものです。モルトについても同様で、質のいい輸入原酒があるところに、長濱のモルトも上記の通り粗削りながら育ってきています。長濱モルトの個性がさっそくブレンドで活かされてくるのか、このリリースにも注目しています。


シングルモルト 長濱 3年 2017-2020 バーボンカスク 61.3%

カテゴリ:
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NAGAHAMA 
Single Malt Japanese Whisky 
Aged 3 years 
Distilled 2017.1.26 
Bottled 2020.4.20 
Cask type Bourbon Cask #0007 
500ml 61.3% 

グラス:テイスティンググラス
時期:開封後1週間程度
評価:★★★★★★(5-6)

香り:柔らかい香り立ちから、オーキーな華やかさ。樽由来の甘いアロマは、バニラや林檎の蜜、微かに木材の削りカスのような粉っぽさを感じる。

味:口当たりはねっとりとしたオーク由来のフルーティーさと合わせて、若い原酒由来の刺激と酸味が混じる。加熱した林檎や黄色い果実、じわじわと柑橘の皮を思わせるほろ苦さ。フィニッシュはオーキーでドライだが、60%以上の度数を感じさせない柔らかさもあり、長く続く。

若い原酒にバーボン樽という組み合わせだが、温暖な地域で熟成されていたこともあってか、熟成年数に反して濃い目の樽感、オーキーなフレーバーが主体。樽感と合わさる長濱の原酒は、蒸留直後から柔らかくクリアな麦芽風味で、若さに由来するネガティブなフレーバーは目立たず、むしろ樽感と合わさることで蜜っぽい甘みへと姿を変えようとしている。ピークが短熟傾向にあり、現時点で3年とは思えないクオリティの高さ。2~3年後が楽しみな原酒である。

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長濱蒸留所のファーストリリースとなるシングルモルト3種のうちの1つ。2017年に蒸留された原酒を、バーボン樽に詰めて3年熟成させたシングルカスクで、この他にミズナラ樽、シェリー樽がそれぞれリリースされています(以下、写真参照。)

長濱蒸留所の原酒の特徴は、酒質の柔らかさに加え、若い段階でも発酵臭や硫黄といったニューメイクにあるネガティブな要素が少ないことが挙げられます。
ボディはライト~ミディアム程度で長熟向きではありませんが、逆に樽感が強く出やすい熟成環境と合わさることで、5年もあれば酒質の若さと喧嘩せず、バリっと樽が効いた仕上がりが期待できる。今回は3年ということでまだ成長途中と感じる部分はありますが、バーボン樽由来のオーキーさとフルーティーさの中にその片鱗があるというか、完成図が見えるようなリリースとなっています。

ここまで読んで、つまり長濱蒸留所はカヴァラン系統ってこと?と感じる方も居るかもしれません。
確かに樽感が短期間で仕上がるという点は同じですが、カヴァランはニューメイク時点でボディが非常に軽く、樽の要素によってフルーティーさの出やすい、樽感を邪魔しない酒質である一方。長濱はカヴァランほどボディが軽くないモルティーな甘みの残るタイプで、樽感と混じることで蜜っぽい質感にもなっていくような系統の違いがあります。

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(長濱蒸留所、待望のシングルモルト・ファーストリリース3種。それぞれ使われている樽の特徴がはっきり出ているだけでなく、ネガティブ要素の少ない酒質が樽感に溶け込み、3年とは思えない仕上がりである。王道的な美味しさはバーボン、複雑さ・面白さはミズナラ、わかりやすい味としてはシェリーカスクという印象。残りの2種も追ってレビューする予定。)

長濱蒸留所は、1996年創業のクラフトブリュワリー長濱浪漫ビールが、その製造現場の一部を改装してウイスキーづくりの設備を併設したものです。
ウイスキーの入門書籍等で、ビールとウイスキーは親戚で、途中まで製造行程は同じなんて説明があったりしますが、長濱蒸留所はまさにその説明の通り、共有できる設備は共有したコンパクトな設計となっています。
それこそ下の写真だけで、麦芽の粉砕以外の、糖化(写真右)、発酵(写真上)、蒸留(写真中央奥)の3行程が含まれているだけでなく、併設するレストランまで映り込んでいるあたり、日本最小と言われるそのサイズ感が伺えると思います。

原酒の仕込みでは、ノンピート、ライトピート、ヘビーピートといったピートレベルの違いに加えて、コーヒーモルト等原料を変えたモノも仕込まれています。
今回リリースされたのは、スタンダードなノンピート仕様。酵母はDistilaMaxで、糖化・発酵は写真に写るクラフトビールと共同利用のタンク。蒸溜に使われているアランビックタイプの小型蒸留器2基(後に3基に増設)は、銅との接触面積が大きくなるためか、あるいは蒸留の際にそうした酒質を狙って蒸留器の温度や内容量、カットポイント等を調整しているためか、酒質は雑味が少なく柔らかいモルティな甘みが感じられる仕上がり。
この質感が、最近流行りのハイブリットスチルや、スタンダードなポットスチルによる原酒とは違う、長濱蒸留所の個性だと感じています。

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さて、ファーストリリースの話は残る2本の更新に先送りするとして(ここで書きすぎるとネタがなくなるw)、そろそろ長濱蒸留所”そのもの”についても紹介していきます。
写真だけ見ると、規模の小ささと効率化された設計が目立つように思えますが、個人的には、それら設備の繋ぎ部分の原始的な工程や、ビアパブ併設という一般のウイスキー蒸留所とは異なる環境が魅力であると感じています。

例えば蒸留行程では、まず2Fの発酵槽から蒸留器へとホースを垂らしてもろみを移し、蒸留後はスピリッツセーフがないので写真のような桶にためて、人力でスピリッツタンクに移すという重労働を1日に何度も繰り返していたり・・・熟成も、蒸留所から離れた場所にある関係上、樽詰めされた原酒がトラックで現地まで運ばれていたり・・・小さい蒸留所だからコンパクトで効率化されているわけではないという手作り感があります。

蒸留所の雰囲気としては、一般的なウイスキー蒸留所にあるような工場や酒蔵的なそれとは異なって、まさにパブの中の蒸留所。オリジナルビールを店内で作っているビアパブは珍しくありませんが、ビールとウイスキーを同時に作っているパブは、世界広しと言えど長濱蒸留所・長濱浪漫ビールだけではないでしょうか。
蒸留所見学を見学していると、同時に食事目当てのお客さんが多数来店され、ワイワイと楽し気な雰囲気が全体を包んでいるのです。

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ちなみに、この長濱浪漫ビールが作るビールのキャラクターは、主にホップをしっかり効かせたIPAタイプのビール。これが本場にも負けないレベルの美味さで、個人的に蒸留所訪問の楽しみでもあったりします。
スタンダード品でも十分レベルは高いのですが、定期的に限定品がリリースされるなど、面白い取り組みをいろいろ行っているため、ウイスキーと合わせて是非一度飲んで欲しいなと感じています。(ウイスキーファンにはIPA系のビールが好きな人、多いですよね。)

それこそ、高品質なビールがあるということは、ウイスキーとのタイアップも期待できるということですし。今後ウイスキーのリリースが拡充されていけば、ウイスキーに加えてビール、そして美味しい料理と酒飲みの楽園のような環境が蒸留所内に充実していくことにもなります。
現在はなかなか現地に行くことが難しい状況ですが・・・、長濱浪漫ビールのビールはメーカーサイトの直販に加えて、提携しているリカーマウンテンでも購入可能です。最近気温が上がり、ビールが美味しい季節にもなってきました。今回のリリースを通じて長濱蒸留所を知ったという方は、ウイスキーと合わせて長濱のビールも楽しんでみてほしいです。

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(写真上:長濱蒸留所併設レストランの近江牛のたたきと長濱ハイボール。写真下:長濱ロマンビールから季節限定ビールの第4弾・レモンホップIPA。IPAらしくホップがしっかり効いた味わいに、レモンの爽やかさと甘酸っぱさ。室内の照明の関係で色の映りが悪いが、個人的にはかなりヒットなビール。)

シングルモルト 白州 ノンエイジ 2020年リリース 43%

カテゴリ:
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SUNTORY
HAKUSHU
SINGLE MALT WHISKY
No Age
Release 2020
180ml 43%

グラス:木村硝子テイスティンググラス
時期:開封直後
場所:自宅
評価:★★★★★★(5-6)

香り:ややドライだが品のいい香り立ち。バニラや洋梨を思わせる甘さ、干し草、微かにグレープフルーツの皮を思わせる爽やかさ。原酒の若さからか、樽香がささくれているようなイメージで、多少の刺激を伴うものの、総じて華やかでオーキーなアロマが主体。

味:若い原酒由来のピリピリとした刺激、香り同様のオーキーな含み香を伴う粘性のある口当たり。酒質由来か刺激の中に柔らかい甘さ、膨らみがあり、すりおろし林檎や柑橘の皮を思わせるフレーバーも。
余韻はドライでほろ苦いウッディネス。華やかなオーク香が鼻腔に抜けていく。

類似のタイプを挙げるなら、スペイサイドやハイランドモルトのバーボン樽熟成10~12年モノという系統の構成。若い原酒のフレッシュさとオークフレーバー、木々のアロマ、すなわち森の蒸留所。白州NASのリリース当初から変わらないキャラクターでもある。
味わいに適度な厚みと熟成感もあり、少量加水すると若さが軽減され特に香りのまとまりが良く、口に含むと徐々にフレーバーが膨らむように広がる。ストレートでは粗さがあるが、ハイボール良好、ウイスキーフロートも面白い。

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 先日、2020年ロットのシングルモルト山崎NASが美味しくなった、というレビューを書かせていただきました。その要因としては、全体的な熟成感の向上、一部キーモルトとなる原酒の風味が厚くなったことで、山崎らしさが感じられるようになったことが印象としてありました。

ならば、もう一つのシングルモルトである白州も美味しくなったのでは。。。と考えるのは愛好家の性。ハイボールブームを受けての原酒増産にかかる効果に加えて、原酒のやりくり。それこそ白州は12年を休売としているわけですが、関連する原酒をNASリリースにまわしている可能性も考えられます。
機会を見つけて飲んでみたいと思っていたところ、このタイミングで出荷停止となっていたノンエイジの180mlボトルが復活しており、コンビニを中心に展開されていたので、さっそくテイスティングしてみます。

 ※2020年ロットのシングルモルト山崎。このロットから表ラベルにJAPANESE WHISKYの表記が入る。白州も同様の整理。昨今整備が進むジャパニーズウイスキーの定義に沿ったものだろうか。

結論から言うと、香味のベクトルは以前の白州NASと同じ。しかし熟成感が若干向上して、美味しくなったようにも感じられます。あくまで個人的な印象ですが、例えば数年前のロットが6~10年の原酒をブレンドしていたとして・・・それが6~12年に広がり、平均熟成年数としても若干増えた結果なのではないかという感じです。
そのため、若いニュアンスは変わらずあるのですが、刺激の中に感じられる熟成を経た原酒由来の粘性のある甘みや、オーキーなフルーティーさ。全体に厚みと華やかさがあるのではないかと思います。

ただ、山崎NASと比べてしまうと、個人的に白州のほうは明確にこれと感じるような違いではありません。 お、なんかよくなったかも。。。というレベル。
そもそも白州NASはリリース当初から方向性が定まっており、軸になっていたのはバーボン樽、アメリカンホワイトオーク系のフレーバー。若いなりに良い仕上がりのシングルモルトでした。
それがリリースを重ねるごとに、原酒不足からかちょっとオーキーなフレーバーが薄くなって、若さが目立っていたのが2~3年前時点のロットという印象。今回のリリースは良くなったという話もそうですが、初期ロットの頃の味に”先祖返り”したと言うのが適切かもしれません。

白州NASは、山崎同様にこれがプレ値ではなく正規価格で買えるなら、納得感あるクオリティ。最近のジャパニーズウイスキー市場の中でのコスパも十分です。
しかし水を差す形になりますが、冷静に考えるとこの手のフレーバーはスコッチモルトに結構あるタイプなだけでなく、スコッチのほうが安定して買えてしまうという点が・・・。
例えば、5000円以下の価格帯でアラン・バレルリザーブ(新ボトル)や、グレンモーレンジ10年、グレンフィディック12年、グレングラント10年or12年・・・など、アメリカンオーク系フレーバーを主とする蒸留所のオフィシャルリリースと、モロかぶりしてしまうのが少々ネックです。

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この点はノンエイジというエントリーグレードでありながら、唯一無二と言える日本的な個性を持つ山崎に対して、白州は王道というかスコッチ寄りのキャラクター故に、独自の個性・ハウススタイルのためにはさらなる熟成が必要なようです。
白州は”森の蒸留所”と言われていますが、オフィシャルシングルモルトは12年、18年、25年と熟成年数が上がる毎に、その"森"が深くなっていくような印象があります。
例えるなら、25年は深山幽谷の深く立ち込める森の空気も、NAS時点では木々が細く、日も差し込み、風も抜けていくような、若い森の姿なのです。

今回のリリースでは、白州という”森”に成長(あるいは伐採からの回復)の兆しが見られたのが、明るい話題です。
それは一時的なものなのか、今後さらに良い変化があるのかはわかりませんが、今は純粋に、一定以上のクオリティがあるジャパニーズウイスキーを手に取れる機会と、その味わいとを楽しみたいと思います。

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