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ハイランドパーク 13年 1974年蒸留 1987年ボトリング インタートレード

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HIGHLAND PARK 
Years 13 old 
Distilled 1974 
Bottled 1987 
750ml 58.4% 

【ブラインドテイスティング】
地域:ハイランド
蒸留所:ダルユーイン→ハイランドパーク
蒸留年:1970年前後
熟成年数:20年程度
熟成樽:リフィルシェリーカスク
度数:57%程度のフルストレングス
評価:★★★★★★★★(8)!

香り:上品な甘さのある麦芽香、和三盆、徐々すりおろしリンゴの甘さ、柔らかいスモーキーフレーバーも感じられる。瓶熟の影響かアルコールの角は丸みを帯びて、高度数を感じさせない香り立ち。なんとも芳しい。

味:口当たりから濃厚な麦芽風味、中間から後半にかけて舌の上に蜂蜜の甘さが湧き出るように感じられる。まるで極上のコンソメスープ。味からすると香りは穏やかであり、特にこの後半の広がりは予想できない。
フィニッシュは存在感のあるピート香、微かに乾いた草、スモーキーでほろ苦くリンゴの甘味を伴って長く続く。


持ち寄り会事前打ち合わせの席にて。タケモトさんからのブラインドテイスティング。飲むまでは真面目に打ち合わせしていたのに、これが出た瞬間どうでもよくなってしまいました(笑)。

一言で、基本の塊のようなモルトウイスキー。麦芽、蜂蜜、ピート、飲んだことがある人ならこの3単語だけで特徴が伝わるボトルだと思います。
もちろんそれだけではなく、合間に感じる複雑さ、ボディの盛り上がりなどテイスティングノートに記載した素晴らしい要素もあるのですが、それだけ際立った特徴が感じられるボトルです。
この外連味の無い味わいは、塩胡椒だけで焼き上げた極上の赤身の肉のように、いかにもウイスキーだと納得させられてしまう説得力があります。


1974年と言えば、その後1977年にはハイランドパークのバイセンテナリーのビンテージであったり、1973年にはマシューDフォレスト氏の通称ヤクザラベルハイパもある、非常に評価の高いビンテージに当たります。
こんな酒質にシェリー風味が乗ったら・・・そりゃ旨いワケですよ。調理する前の素材がこれだけ良いんですから。

ちなみにブラインドテイスティングでは、当初は麦芽風味からダルユーインの1970年前後を予想。プレーンな味わい後半に粘性を感じるところなどから、樽はリフィルシェリー系だろうなーと。
ただ後半の濃厚な蜂蜜風味や、アイラとは異なるピートフレーバーに違和感を感じ、なんだろうなぁと頭を抱えていたところ、隣で同じものを飲んでいたGSさんが「うーん、ハイパとも違うような。。。」と呟き、「そうなんだよなぁ、ハイパはこういう感じには・・・いや、あるわ、これハイパじゃないのか」と、ごっつぁんゴールでするすると関連付けが行われていきました。
そしてそこで初めて、タケモトさんが先日このボトルを開封してコルクをへし折っていたことを思い出したわけです。

以前同イントレのハイパの17年も飲んでいましたが、淡麗系というかそこまで心に響く味ではなく、しかしコイツは別格です。味わいのベースとうい貴重な要素があるだけではなく、ボトルそのものの完成度という点は満点に近いレベルです。
本当に素晴らしいボトルでした!

ロングモーン22年 1969年蒸留 1991年ボトリング インタートレード ハイランダーラベル

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LONGMORN
GM for Intertrade
Highlander label
22 Years old
Distilled 1969
Bottled 1991 
750ml 61%
暫定評価:★★★★★★★★(8)

香り:ドライパイナップルを思わせるオーク香、麦芽、微かに灰っぽいミネラル感、グラスをスワリングすると奥からトロピカルフルーツ、黄桃等の熟した黄色いフルーツが顔を出してくる。香りは発散するイメージでどんどん広がる、実に充実している。

味:アタックはしっかりあるが、アルコールの角は丸く、テクスチャーは整地されている。瓶熟ゆえの程よい古酒感。
序盤は香り同様のオークフレーバーと麦芽風味、蒸かした栗の甘み、中間以降は微かなスモーキーさと共にどんどんフルーティーなフレーバーが広がる。熟したパイナップル、黄桃、ドライアプリコット。
余韻は柔らかいハイランド系のピーティーさとフルーティーさが混然となって2段階、3段階と非常に長く続く。


WL最古参会でのテイスティング。タケモトさん持参の1本。
知ってる人はラベルを見るだけで高まってしまう、最強クラスのロングモーン。
このボトルもまた複数回飲ませていただいているのですが、特に今回は最初からいかせて頂いたことで、かなり印象に残ったボトルでした。
最初はグラスの特性かオーク系のニュアンスが強く感じられましたが、その裏からどんどん出てくるフルーティーさ、味も余韻にかけてぐんぐん広がり、変化しながら長く残る余韻。
いやーたまりませんね。これぞロングモーンという感じです。 

最近リリースの多い1980年代、90年代のロングモーンは、シェリーは難しくとも、バーボン系なら樽感は共通するモノが出ることもあります。
しかし樽要素とは違う部分、酒質そのものと言える味わいに大きな差があります。具体的には味わいの底支えになる部分、中間から広範にかけて広がるフレーバー。そのフレーバーは所謂トロピカルフルーツと称される熟成香。それも熟したそれが発する、妖艶と言うか人を虜にするのに充分すぎる味わいがこのボトルにもあります。 

また4〜5年前に集中的にリリースのあった60、70年代蒸留の長期熟成については、素晴らしいボトルも多いのですが個性が弱っていたり、枯れてドライな風味が強くなっているケースも見られ、こうした60年代蒸留で20年程度の熟成というスペックの素晴らしさを思い知らされます。
なおラストショットだったこともあり、前飲んだ時よりフルーツ感が落ち着いていた印象でした。潜在的には★9クラスの高いレベルにあるモルトウイスキーです。

テイスティング:ラストショット 及び 途中複数回。
使用グラス:木村硝子 古酒

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