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Twitterアカウントはじめました

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今年4月ごろ、クラブハウスでの情報発信を何度かやってみました。
クラハサービス開始初期、登録したばかりのアカウントでしたが人はそこそこ集まって、つながりも増えました。しかし現在のクラハは所謂自己啓発系セミナーが多く、ウイスキー関連のルームはほぼ立ち上がらない、ジャンルとしてウイスキー×クラハがいまいち盛り上がっていかない状況でした。

一方で、最近はTwitterのスペース機能を使ったウイスキーグループが活発な感じで、自分もやってみようかなと。作っただけで放置していた、本ブログのアカウント運用を始めてみました。
今まで、個人的なアカウント以外でTwitterはやっていませんでしたが、以下は本ブログの発信用アカウントとしてウイスキー関連の話題のつぶやきにも活用していきます。

@WarehouseWhisky
https://twitter.com/WarehouseWhisky

okiba_onair


このアカウント、5年くらい前に作っただけで放置していたため、フォロワーはゼロに等しい状況でした。先週から試験的に情報発信をやったところ、思ったよりも需要がありそうだと。また、昨晩スペースも開催してみましたが、こちらも100名前後参加頂いたようで、ありがたい限りです。

特にスペースについては、配信者が最後に酔いに負けてほぼイキかけたことと、一度接続が切れたくらいで(前者はともかく、後者は現在のスペースの仕様的には仕方ない)、何より大きな問題なくテスト放送を完了出来たことが収穫でした。

今後は、
・1か月に1度、1時間1枠で
・最初の30分はニューリリースや関連する話題の紹介。
・後半30分はリスナーをスピーカーに招待しながらフリーセッション。
・つながりのある方をゲストに呼んで、最初の30分は対談形式も検討。
という企画をやってみようかなと考えています。

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例えば昨晩の配信では、最初に厚岸 雨水と処暑の飲み比べで、ブレンド傾向の違いとか紹介させて頂きました。
今後はブログで発信した内容を補完したり、あるいはスペースならではのちょっと踏み込んだような発信が出来たら面白いなと思っています。
そんなわけで、皆様Twitterのほうもよろしくお願いします。

グレンロセス 1998-2015 スパニッシュオークホグスヘッド 52.1%

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信濃屋がリリース予定の日本向けオフィシャルプライベートボトリング、グレンロセス1998。
色からしてバリバリ濃厚な近年蒸留のシェリーカスクなのですが、サンプルを飲んでみて「なるほどこれは良いな」と、良い意味でびっくりしました。
先日の京都ウイスキーフェスティバルでは、信濃屋ブースに試飲ボトルもあったようなので、飲まれた方もいらっしゃるのではないかと思います。(週末の秩父祭にもブースが出されるようなので、ひょっとしたらそこにあるかもしれません。)
 
その香味は、つい先日発売された山崎シェリーカスク2016と同じ系統の味がする、プルーンやレーズンチョコレートの甘み、香木を思わせるウッディーさを備えた濃厚なシェリー風味。中間の多彩さはシングルカスクである以上やや単調ではありますが、不足を感じるほどではありません。
余韻はドライでタンニンの渋み、カカオやダークチョコレートを思わせるビターな甘さが長く残ります。
 
グレンロセスでスパニッシュオークシェリー樽は珍しい仕様とのことで、確かに直近でリリースされてきた中でも、系統の違う仕上がりだと感じます。
狙ったのか偶然か、グレンロセスは比較するのにおあつらえ向きとも言える、同じくシェリー樽熟成で濃厚な1本がキングスバリーからリリースされたグレンロセス2004-2015 シェリーパンチョン樽熟成。
近年蒸留の濃厚シェリー系としては悪くない、むしろ良い出来として先日投稿していますが、こちらはアメリカンオーク樽という話で、どちらも非常に濃厚なシェリー系ながら、比較して飲むとその差がはっきりとわかるように思います。
 
近年のシェリー系に復活の息吹を感じている中で、さらにまたレベルの高いボトルが1本。
こういう動きがさらに加速してほしいなと感じています。
 

グランマルニエ ロイヤルセレブレーション 1981年流通 チャールズ皇太子結婚記念

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Grand Marnier
Royal Celebration
1980's

チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚を記念して1981年に発売されたボトル。
グランマルニエのオールドはひそかに狙ってるボトルであるものの、全然市場に出てこない。
オールドらしくアルコール感や甘さはこなれた印象がありますが、オレンジフレーバーは熟したオレンジを絞ったような華やかさと艶のある甘味、ほろ苦さがあり、香りだけでも高まってしまうレベルです。
ううむ、リキュールも奥が深い!
 
先日飲んだ100周年レシピに比べると、こちらのほうが甘さがフレッシュでオレンジ寄りだと感じられました。
これは絶対葉巻に合うよな~と思いましたが、隣で飲み比べをされているお客様がいて遠慮。 次回は葉巻と合わせよう!

このボトルは亀戸のBAR BRANCHEにていただきました。
同BARはお酒そのものからグラスセレクトまで、相当高いレベルのサービスを"しれっと"してくれるお店。プロのお仕事を感じさせてくれる数少ないBARのひとつです。
いずれ記事にまとめたいです。

グレンドロナック 12年 ソーテルヌ カスク フィニッシュ 2015年リリース

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グレンドロナックソーテルヌカスク

GLENDRONACH
12 Years old
Sauternes Cask finish
700ml 46%
暫定評価:★★★★★(5-6)

グレンドロナックの2015年ニューリリース。
ヨーロピアンオーク樽で熟成させた後で、甘口白ワインであるソーテルヌワインの空き樽で追加の熟成を行ったもの。もはやハウススタイルとかシェリーとかどこに行ったって感じですが、新しい挑戦をしていかないとやっていけない今のウイスキー業界のリアル。
香りはフルーティーというか人工的なニュアンスのあるお菓子のフルーティーさで、平均的なハイランドモルトのいじった系の域を出ないものでしたが、口に含んだ後はバニラと麦芽風味からフルーツポンチのようなフルーティーさ、じわじわとスパイシー。
余韻はウッディーな渋みとべたつく印象があるものの、非常にわかりやすい構成。こりゃドロナックはすごいものを出してきたぞ、と即買いしそうになりました。

ところが2口目からそれが浮ついて作為的になり、3口目以降は驚くほど薄れて感じられなくなってしまった。
口の中が味に慣れるのは、ウイスキーのみならず食べ物飲み物全般に共通することですが、慣れた後でもフレーバーが積み重なって美味しく感じるか、印象がボケてしまうかもまたそのウイスキーの個性のひとつ。
この銘柄は後者で、チェイサーを入れてもあまり改善しなかったことからも、かなり口の中に影響を与えるウイスキーのようです。

とはいえ、先日の山崎もそうですが、最近ワインフィニッシュに関するノウハウがメーカーに蓄積したのか、フィニッシュでもまとまった味わいのモノがリリースされることが増えていると感じます。
このボトルに関しては、コアなファンはともかくとして一般的なユーザーの満足度はそれなりに得られるものと思います。特に1口目のフルーティーさは、一飲の価値アリです。

スプリングバンク 12年 1980年代流通 100proof サマローリインポート

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SPRINGBANK
Over 12 years old
1980's
750ml 57.1% (100 Proof)
Import by Samaroli 
評価:★★★★★★★★★★(10)

香り:最初は焦げ感あるシェリー感主体、やや硬さがあり荒さも感じる。徐々にベリーや黒砂糖の甘みとフルーティーさがどんどん開いてくる。レーズン、ブルーベリージャム、カラメリゼ、ほのかに黄桃のシロップ漬け。香りに艶も出てくる。

味:香り以上に最初から開いている。コクと力強さのある口当たり。
ジャム感のあるダークフルーツのフルーティーさ。ブルーベリー、木苺、黒葡萄、粘性があり厚みのあるボディ。
余韻は黒蜜と燻した麦芽、心地よいタンニンの渋み。序盤のベリー風味を伴って長く続く。

タケモトさん持参ボトル。
口開けから飲ませていただきましたが、開いていく過程が本当に素晴らしく感動モノでした。
バンクらしさというより、シェリー系ウイスキーの完成形のひとつ。
シェリー感に嫌味なところはなく、グラスとの組み合わせも最高で、モルトのポテンシャルを引き出しています。

考えてみると同銘柄は、複数本、複数回に渡って口開け、ミドル、ラストショットと飲ませて頂いており、ドリンカーとしてこれ以上ない経験をさせてもらいました。
3年前には結婚祝いで抜栓までしてもらってますし、冷静に考えて恐ろしいことだなと。
自分にとって数少ない★10ボトルです。またこうして飲めたことが本当に幸せで、感謝しかありません。

テイスティング:開封直後
使用グラス:リーデル ブルゴーニュグランクリュ ソムリエ

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