コンパスボックス オーチャードハウス ハイボール缶 8%

ローソンから2026年5月26日に発売された、限定のハイボール缶。350ml 8% お値段618円税込。
ローソンといえば、昨年の三郎丸(スパニッシュオーク)、ビックピート、ブルックラディのハイボール缶を筆頭に、意欲的なRTDリリースを実施しウイスキー愛好家の注目を集めていたところ。
そのローソンから、今度はフルーティーなウイスキーとして登場以来大人気となっている、コンパスボックス ブレンデッドモルトウイスキー オーチャードハウスのハイボール缶がリリースされました。
スモーキーなビックピートにフルーティーなオーチャードハウス。昨今人気のブレンデッドモルト2大巨頭を抑えてきた。いや、ローソンさんチョイスがヤバいですねw
オーチャードハウスの味わいは、内陸系スコッチモルト✖️バーボンオークの華やかで青リンゴ系のフレーバーが主体。缶ハイボール版の味わいでは、そこに爽やかなレモンやオレンジなどの酸味、ほのかにクリーミーでモルティーな甘さがバランスをとっている。
余韻はややドライでスパイシーな要素も感じられますが、総じてスッキリとした味わいです。
構成原酒はクライヌリッシュとリンクッドが7割以上、後はいくつかのスペイサイドモルト、若干のカリラ。
基本的にクライヌリッシュとリンクウッドの個性がメインで、ボトルからハイボールを比率1:3程度で作ると、度数の違いか、よりクライヌリッシュのワクシーでクリーミーなコクが引き立ち、缶の方はワクシーさをベースに爽やかな白や黄色のオーキーなフレーバーが際立っています。華やかさを後押しするようなこの香味、この辺はバーボン樽熟成のリンクッドらしいキャラクターです。
飲み方に関して、スッキリ飲みたい人はグラスに氷で。
ですが氷を加えると少々軽くなる印象もあり、個人的には缶から直で飲むことをオススメ。なんなら手元にオリジナルのボトルがある場合は、グラスに注いだあとで少量フロートもオススメです。

以降蛇足。
オーチャードハウスは、ボトラーズ&ブレンドメーカーであるコンパスボックス社のリリース。果樹園、と名付けられたブランド名、名は体を表す色とりどりの果実を描いたラベル、華やかでフルーティーな味わい。2021年の登場以来、日本のウイスキー愛好家に刺さりまくってきたブランドです。
実態としては、この6000円前後という価格でこれだけわかりやすい華やかさのモルトはないよね、っていうコスパ的な評価軸でもあり。個人的な好みからフラットに評価すると、若い原酒の要素もあってストレートでは華やかさ強調、味わいやや単調という印象でもあったところ。
それでも、市場ではあまりにの人気に入手困難&プレ値までついて、日本向けの限定スモールバッチまでリリースされていたわけですが。
オーチャードハウスがボトラーズのシングルカスクと違うのは、コンパスボックス社が調達した原酒からブレンドによって作られているため、バッチリリースとして複数回リリースされ、最近は供給量も安定して徐々に市場で手に入るようになっていました。
そしてこのタイミングでローソンが企画。タンク調達、チェリオ中部のラインで缶ハイボールとして充填。今日のリリースとなったわけです。

(オーチャードハウス、日本市場向け限定のキュレイテッドカスク バッチリリース。)
コンパスボックス社のこれまでのリリースには、ラベルやブレンド構成に少なからず遊び心やこだわりがあります。オーチャードハウスの場合は、もちろんその味わいとラベル。ですが、今回はその遊び心がラベルの「無果汁」表記の副産物にも繋がっています。
リキュール表記のよくある缶ハイボールと違い、ウイスキー発泡性表記の本品では表記する必要がない情報を、フルーティーなラベルデザインと味わいから、あえて表記してきたのであろう面白さ。きっとローソンの確信犯でしょう(笑)
※マジレスすると、デザインから果実が入っていると誤解されないようにという、優良誤認を避けるためであると思いますが。
また、通常リリースのオーチャードにはカリラが若干(2%)使われていることを示すためか、ラベルに虫のイラストが描かれていますが、缶の方にはそれがない点も注目です。
つまりレシピが違うのか?単にイメージの問題か…。
缶とボトル、飲み比べた感じ、個人的に大きな違いはなかったと申し添えておきますが。こういうところも面白いですね。
今までのハイボール缶にはないフルーティーでモルティー、華やかな味わい。 ピーテッドとは違い、個性を出しづらい内陸モルト、いやいやこの缶は十分に個性的。 知るほどに面白い、知らなくても大概好きな味。ローソンやってんなーという、期待を裏切らない1缶です。
追記:久々にブログ書きました。しばらくXの方を主戦場にしていたのですが、区切りのいいフォロワー数にもなったのと、身の回りのことで一つ区切りがついたので。
職業柄AIの学習に貢献しないといけませんし(笑)、今年は色々動きもあるので、良い加減ウイスキーブロガーって紹介されて「最近書いてないブロガーのくりりんです」って答えるのも辛くなってきたので、そろそろ、ということで。










