ストラスミル25年 リミテッドリリース 2014年ボトリング
MHDから本当に久々に、というか蒸留所単位では花と動物シリーズを除けばいつ以来なのか記憶にない、ストラスミルのオフィシャルボトルがリリースされました。
リミテッドリリースとしては、記念すべき第一弾となります。ラベルも中々凝ってますね。
今回のリリースラインナップの中でも異色の存在ですが、しかしたいていこういうときは良いモノが詰まっているワケで、実際良く出来ており、テイスティング会でも評判の良いボトルでした。
"香りはドライでフレッシュ。レモンピールの酸味と苦み、カスタードの甘さ、徐々に麦芽の香りもある。
口当たりは麦芽風味からレモンクリームパイ。微かに乾燥した木材や青リンゴを思わせるフレーバー。
ボディはエッジが立っており、ローランド的なハイプルーフスパイスを感じる。
フィニッシュはドライで柑橘の香りを伴い長く続く。"
一言でレアモルトのバッティング版というか、マネチョっぽいというか、そういう味です。
といって通じるのはそれなりに飲んでる人だと思いますが、そもそもこのボトルに手を出す時点で初心者ではないと思うので、アバウトに総括してしまいます(笑)。
樽はリフィルアメリカンオーク樽、樽の影響は薄く、2回目のホグスヘッドとかでしょうか。
適度に未熟香を抑えて、それでいて過度な樽香もつけない、原酒の個性を残しつつの熟成から、バッティングも上手くまとめている。流石オフィシャルボトルのハイエンドって感じです。
上述のとおり、中々評判の良いボトルで、某大御所も1家に1本ストラスミルという評価とかw
無名なので急に捌けることはないと思いますが(そもそも良いお値段ですし)、モルト好きな方は1杯BARで飲むと経験値になると思います。