カテゴリ

カテゴリ:★8

グレンアルビン 34年 1965-2000 キングスバリー 49.1%

カテゴリ:
GLEN ALBYN
Kingsbury
Aged 34 years
Distilled 1965
Bottled 2000
Cask type Sherry #3833
700ml 49.1%

グラス:リーデルヴィノテクスピリッツ
時期:不明
暫定評価:★★★★★★★★(8)

香り:オールドシェリー特有のカラメルソースを思わせる深みのある甘み、淡いベリー香とドライフルーツ、熟したオレンジ、ふくよかでリッチなアロマ。

味:リッチなシェリー感のあるクリーミーな口当たり。シロップ漬けチェリー、デラウェア、瑞々しさと品の良さのあるフルーティーな甘み。徐々に古樽の落ち着いたウッディネス。
余韻ヒリヒリとしたアタックを若干感じつつ、ほろ苦い土っぽいピートのあるスウィートなフィニッシュ。

リッチなシェリー感だがどこかシロップ的な甘みとクリアなニュアンスがあり、これがドライフルーツとは異なる果実味に繋がっている。またオールドシェリーらしいベリー感も感じられる、充実した1本。


キングスバリーのケルティックシリーズ。他にラフロイグやボウモア、様々なリリースが行われましたが、どれも非常に良い出来で、輸入していたジャパンインポートの当時の無双っぷりの象徴であると共に、コレクターズアイテムにもなりつつある貴重な1本です。

グレンアルビンと言えば、インヴァネスやネス湖といったエピソードが定番ですが、もう一つあるのが今やタムデューに残るのみとなった、サラディン式モルティング設備を、1954年にグレンモールと共に先立って導入したというエピソード。
当時両蒸留所はマッキンレー社の傘下で、ブレンデッド・マッキンレーズの主要原酒として増産路線にあり、同社の方針によるところがあったのでしょう。この他、当時における最新の設備を揃えていた蒸留所であったとも語られています。

1960年代は、各蒸留所でモルティングが行われていた最後の時代にあたります。1970年代になると、業界最大手DCL社は傘下蒸留所でのモルティングをモルトスターに一元化する形に切り替え、他社の多くがそれに追従する形で現在に至ります。
この出来事は、その地で収穫された麦芽とその地のピートという"地酒"から始まったスコッチウイスキーが、一元管理された製品へ大きくシフトした出来事だったと言えます。

話が引き続き脱線しますが、モルティングの代表的な方法は、フロアモルティング、サラディン式、ドラム式と単語だけ語られる事が度々ありますが、その違いが酒質に対してどのような効果を及ぼすのか、語られる事はあまりありません。
一つ考えられるのは、仕込まれた麦芽の均一度合いの違いでしょう。フロアモルティングは敷き詰めた麦芽を人出を使ってひっくり返しますので、どうしても均一な仕上がりにはなりません。ムラはかなりあったのではないでしょうか。
サラディン式は敷き詰められた麦芽に対して、一方方向から強い風を送りつけて撹拌・乾燥させるため、それなりに効果はあると思いますが、完全ではないように感じます。(っていうかエネルギーもえらく使いそうです。。。)
一方、ドラム式は洗濯乾燥機みたいなもので乾燥させるため、これはかなり均一に仕上がると考えられます。

この均一度合いの違いが、その後糖化し、モロミを作る段階で、フレーバーの違いになって効いてくるのではないかと予想します。
今の麦芽品種に対してどの程度効果があるかはわかりませんが、麦芽由来の味が強く出ると言われるゼファーあたりの古代種の麦芽では、それが時にフルーティーさや複雑さ、あるいは今回のアルビンのように厚みのある味わいなど、ポジティブな影響を及ぼしたのではないでしょうか。
そこに良質なオールドシェリーの樽が使われるとくれば、不味い訳がないんですよね。

なおこのボトル、以前サンドリエのマスターが持ち寄り会に持参されていたのですが、その際のテイスティングノートが解読不能という有様。先日伺った際、追試をカウンターにて行ったものです(笑)。
合わせてお世話になりました!

グレンドロナック 25年 1968年蒸留 ANA向け 43%

カテゴリ:
GLENDRONACH
Aged 25 years
Distilled in 1968
For ANA
Cask No,20
750ml 43%

グラス:木村硝子テイスティンググラス
時期:開封後1年程度
場所:KuMC@NSさん
評価:★★★★★★★★(8-9)

香り:ベリー感を伴う濃厚なシェリー香。カカオをまぶしたチョコレートクッキー、イチジクの甘露煮、クランベリーや熟した苺の赤い果実香。スワリングしているとオーク由来の華やかさを感じる。

味:濃厚で芳醇な含み香。スムーズな口当たりから、香り同様にベリー感ある甘酸っぱさとこなれたウッディネス。枝付きレーズン、クランベリーチョコレート、アーモンドのアクセント。余韻はウッディで程よいタンニンを伴いつつ、陶酔感のあるシェリー香が長く続く。

ベリー系オールドシェリーの豊かな香味に、熟れた果実が発する、ある種のフェロモンを含むようなゾクゾクさせる要素を伴う素晴らしいボトル。
加水すると穏やかな飲み口でシェリーオーク由来の豊かな甘みがベリー感と共にさらに広がる。

グレンドロナックのオフィシャル加水リリースの中で、非常に高い評価を受けている一本。1960年代後半から1970年代前半のドロナックに多く見られる、深いコクとベリー感漂うリッチな香味が特徴の、ここ2〜3年以内のリリースではまずお目にかからない、素晴らしいシェリー樽熟成モルトです。
このままウイスキーのシェリーカスク製造方法に革命が起きない限りは、あるいは後述する後天的変化が起きない限りは、将来は伝説的な評価を受ける可能性が高いボトルだと思います。 

素性としては、成田−ヒースロー間を就航していた、ANA国際線の機内販売で限定販売されていたというリリースで、総本数は2500本と言われています。自分が機内で買ったら確実に我慢できず、その場で開けますねw
しかしなぜグレンドロナックなのか。マッカランでもフィディックでもボウモアでもなく、なぜANAは日本でほぼ無名とも言うべき蒸留所を選んだのかは疑問が残ります。(スコットランドでも当時第一線というほどではなかったと思います。)

どのくらい無名だったかと言うと、1990年代初頭、当時18年クリアダンピーが売れないからと、1本1000円で社内販売したという噂を。。。聞いた記憶が。日本市場におけるウイスキー冬の時代とバブル崩壊後が極まったようなエピソードが伝えられているほど。(ちくしょう!ケースで欲しい!)
ひょっとするとこのANAドロナックも、そうした過程の中でカスクが払い降ろされて誕生したのではと推察しています。

仕様は43%の加水であるため、バッティングのシングルモルトなのかと思いきや、シングルカスクの加水を複数リリースして計2500本だった模様。背面ラベルには異なるカスクナンバーと、ボトリング本数が記載されています。(確認できる範囲で、一番若いナンバーで3、大きい数字は27。2500本とする場合、6カスク程度あるものと推察。)
他方で、中には全く記載されていないボトルもあり、ひょっとするとバッティングもあったのかもしれません。


なお、グレンドロナックの加水は、このANA向けのような濃厚シェリーであっても後天的にパフュームに変化する可能性を秘めていると考えられます。
以前写真のオフィシャルクリアダンピー18年で該当する香味に変化したボトルを飲んだことがあり、このボトルもひょっとして状態次第で該当する変化が起きないか、極めて心配になってきました。

その意味で、このボトルは本当時良い時期に飲ませてもらえました。中にはこれを御本尊にように飾られているお店もあるようですが、開けたらウボァーってことになっていないことを、祈るばかりです。

エヴァンウィリアムズ 23年 1997年ごろ流通品 53.5%

カテゴリ:
IMG_8863
EVAN WILLIAMS 
Kentucky Straight Bourbon Whiskey
Years 23 old
Released in 1997
750ml 53.5%

グラス:SK2
場所:自宅
時期:開封後1年程度
評価:★★★★★★★★(8)

香り:キャラメリゼ、ベリーや柘榴、オレンジの甘酸っぱさ、艶のある香り立ち。ややドライな刺激もあるが、ハイプルーフ由来の強さが香りをより一層発散させている。

味:香り同様に甘酸っぱく、パワフルで香味にしっかりと芯のある口当たり。濃く入れた紅茶、メープルシロップ、ドライクランベリー、オレンジチョコレート。鼻腔にもしっかりと抜けていく。余韻はウッディーで微かにこげたようなニュアンスと共に、タンニンが染み込むように感じられるが、熟成感に対しては強くなくバランス良くまとまっている。

赤みがかった濃い色合いが美味しさを予感させる。陶酔感を伴う甘酸っぱい香りは、加水すると一気に開く。特にオレンジ系のニュアンスが後押しされる印象で、ロックにしても充分に長く楽しめるコシの強さがある。グラスは口がすぼまっているタイプより、多少開放的なほうがポジティブな要素を拾いやすい。

IMG_8867

銘酒と言われるバーボンは数多くありますが、閉鎖とか終売とか、禁酒法時代とか。。。そういう付加価値を除いてダイレクトに味だけで勝負した時。間違いなく高い評価を受けるのが、80〜90年代流通のエヴァンウィリアムズ23年であることに、異論の余地はないと感じます。

同銘柄は、1989年から1995年ごろまで、1966〜1972年蒸留の原酒をそれぞれ年毎に用いて、マッカランを思わせる熟成年数と蒸留年を表記した単一蒸留年リリースを行っていました。
ところが1973年以降の表記はリリースされておらず、流通時期としては1996年ないし1997年ごろのボトルから、熟成年表記のみに切り替わったようです。(時同じく、ボトルのデザインもやや角ばったものから、若干丸みを帯びたデザインへと変更されています。)



今回のボトルは、瓶底の加工から切り替わった直後のボトルであると推察。そうでなくとも、1990年代後半の流通品であることは間違いありません。
この仕様の変化が何を意味するかは定かではないのですが、スコッチタイプのブレンドとは異なり、バーボンでは熟成年数表記以上の原酒がふんだんに使われるような印象はなく。おそらく使われても年跨ぎか、せいぜいプラス1〜2年といったところと思われます。

パッケージチェンジであって構成原酒の条件に大きな変化があったとは考えらず、何れにせよ高いクオリティを維持しています。
長期熟成バーボンに見られる芳醇で艶のある甘みと、オールドシェリー樽にも共通するベリー系の赤い果実の甘酸っぱさを伴う豊かな樽香。熟成感に対して余韻のえぐみがあまり出ておらず、タンニンが甘みを引き締めていく。ああ、これは美味い。66年表記のボトルにも感じられるベリー感をそのまま継続し、こちらは濃縮したようなオレンジ系のニュアンスも混じる。
72年表記にも負けず劣らずで、同時開封ではないので一概に比較はできないものの、先日ウイスキー仲間との持ち寄り会で比較テイスティングした結果、むしろこちらの方がという声もあったくらいなのです。

※ご参考
エヴァンウィリアムズ23年 1966年蒸留
エヴァンウィリアムズ23年 1972年蒸留

それにしても、近年のバーボンは10年を超えない熟成でも、樽材由来と思しきえぐみが強く出ているものが少なくありません。
なぜこのエヴァンウィリアムズしかり、昔のバーボンの多くは、長期熟成であってもえぐみの少ない豊かな味わいに仕上げることが出来たのか。
製法や原料の違いもあるとは思いますが、それ以上に現行品の多くに感じられる、樽材の中に残るようなえぐみ的な香味の量等から察するに、樽材の仕上げに野外に干しておく期間が昔の方が長かったのではないかと予想しているのですが。。。その真相はオールドシェリー樽の真実同様に、予測はできても確定までたどり着けない謎の一つです。


ミルトンダフ 39年 1969-2008 GM 60.4% 佐藤酒店40周年記念

カテゴリ:
MILTONDUFF
GORDON & MACPHAIL
RESERVE
Aged 39 years
Distilled 1969
Bottled 2008
Cask type Cream Sherry Butt #15293
For SAKE SHOP SATO
700ml 60.4%

グラス:テイスティンググラス
場所:Bar Main Malt
時期:不明
評価:★★★★★★★★(8)

香り:濃厚でパワフル。熟したベリー系の果実、枝付きレーズン、あるいは皮付きの葡萄。甘酸っぱいアロマにカカオチョコの渋み、奥にはメレンゲクッキーのような甘いアロマ、微かにハーブを伴う。

味:とろりとリッチな口当たり。キャラメリゼしたナッツ、レーズンチョコ、実にふくよかで果実味のあるシェリー樽の甘みが、高い度数も合わせて広がる。合わせてウッディでカカオや濃く入れた紅茶のような渋みとタンニン。序盤の甘みがビターな余韻に収斂する、長いフィニッシュ。

もはやベースが素性の良い何か、という以外区別できないまさに圧殺系。古き良き時代のGMシェリー味で、ベリーや葡萄などの果実味もあり、現行スパニッシュオークの圧殺系とは樽の違いを感じさせる。なお、余韻にかけてはウッディさが強く、この点が評価を分ける印象でもある。


久々のメインモルトさん。「なんか面白いのないっすかね」と言って棚の奥から出てきたボトルが酒ショップSATOさんのミルトンダフ。これは懐かしい!最後に飲んだのは3〜4年前くらいで、勧められるままに注文しました。

ウイスキーを本格的に飲み始めた頃、その当時は1960年代蒸留のリリースは当たり前のようにあったのですが、40年弱の熟成ともなると度数は良くて50度前半。60度台をキープしているものは珍しく、誰かにそういう特別なカスクの存在を聞いて、探していた事があります。
曰く、長期間熟成を経て樽詰め度数から殆ど減らない奇跡のような原酒は味の広がりが違うと。

今にして思えば60%が58%になったからって香味が壊滅するわけじゃないし、むしろ殆ど変わらない。さすがに40%台前半まで下がればボディの弱さを警戒しますが、単にそういう尖った要素に惹かれていたんですよね。いわゆるハイプルーフ至上主義のいち症状と言えるのかもしれません。

そして出会えたのが、このミルトンダフ。大阪、佐藤酒店(SAKE SHOP SATO)さんが40周年を記念してボトリングした1本です。
濃厚で果実味を伴うシェリー感、余韻にかけて歯茎や喉に張り付くタンニン。それでいてカラメル系の独特な甘み。。。今飲んでも美味いモルトであることは間違いないものの、漠然と美味しいとしか思わなかった当時と比べて、樽材のニュアンス、シェリーそのものの香味の系統など、色々な気づきがありますね。


なお、このミルトンダフの樽はクリームシェリーだったそうで、ひょっとしてちょっと前のGM(あとはグレンファークラスの90年代とか)に多かった独特なカラメル系の甘いシェリー感って、クリームシェリー樽によるものなの?と。
シェリーの主力製品の一つはクリームであり、今ほど様々な区分でのリリースがなかった時代に、そうした樽が大量に出回ってもおかしくはありません。
近年はオロロソを中心に、様々な酒精強化ワインをベースに用いたシーズニングがウイスキー業界の中心となっていますが、これは以前お話を伺ったシェリー協会の方によると、熟成していないものを使っているとのこと。
そんな中で、ブレンドしたあとのクリームシェリーでのシーズニングってあまり聞かない・・・。また一つ、確認したいことが増えてしまいました。

アードベッグ 10年 1970年代流通 40%

カテゴリ:
ARDBEG
Years 10 Old
OLD ISLAY MALT SCOTCH WHISKY
1970's "White Label"
750ml 40%

グラス:木村硝子テイスティンググラス
場所:個人所有スペース@NS氏持ち寄りボトル
時期:開封後1ヶ月程度
暫定評価:★★★★★★★★(8-9)

香り:スモーキーで強いヨード香、燻した麦芽と土っぽさ、地磯の海藻が混じる海の香り。レザーを思わせるニュアンスやほのかな柑橘感もあり、実に充実している。

味:マイルドだが存在感のある口当たり。麦芽風味はコクと厚みあり、ピーティーでヨードと魚介のニュアンス、ほのかにきび糖のような甘み、ナッツの香ばしさやグレープフルーツのワタに通じるほろ苦さを伴う。
余韻はしっかりとスモーキーだが、角の取れた麦芽風味主体。じんわりと広がって長く続く。 

加水と経年でバランス良く整った香り立ちとマイルドな口当たりでありながら、当時のモルトらしい厚みとはっきりとした個性が感じられる、秀逸なシングルモルトウイスキー。是非ストレートで。


アードベッグの1970年代流通オフィシャルボトル。当時のアードベッグはハイラムウォーカー傘下で、ピーテッドモルトの需要増に伴う増産が行われ始めた時期に該当しており、加水でありながら強い個性を感じる仕上がり。今年のアードベッグデーでリリースされたグルーヴスのPRでも、その繁栄ぶりが紹介されています。 

他方、その後訪れる1980年代冬の時代についてはここで解説するまでもなく・・・。一時閉鎖を経て大改修工事が行われ、その間の原料の変化と製法も変わったためか、少なくとも当時のような存在感の強い魚介、レザー、土、あるいは消毒液的な要素が合わさったような個性は鳴りを潜めてしまいます。
蒸留所はグレンモーレンジないしディアジオ傘下で安定し、そのブランドを確立して現代に至るわけですが、少なくともそのキャラクターは酒質がクリーンでピートが悪目立ちするオレオレ系。ハイボールにするには美味いものの、当時とはずいぶん異なるように思います。

IMG_7793
(ウイスキー仲間との持ち寄り会にて。アードベッグ1980年代流通(左)と、1970年代流通(右)。80年代流通にはグリーントール時代もあり、流通時期で分かれると推測。その他熟成年数のオフィシャルリリース等を見るに、グリーントールのほうが後期だろうか。)

また、近年との比較のみならず、この10年間でもスタイルは異なっているようです。
今回、持ち主のご好意で貴重な飲み比べを経験させていただいたわけですが、80年代流通はスモーキーでありながら麦感伴うどこか素朴なニュアンスを伴うアイラモルトである一方、1970年代流通は香味の厚み、個性の強さ、ピートの存在感共にワンランク上。特に加水でありながら海系のニュアンスの存在感の違いをはっきりと感じます。

日本のウイスキーが樽の香味を重ね合わせるものとすれば。スコットランドのウイスキーでイメージするのは、アイラに限らず樽は酒質を育てるもので、本質的なところは麦とピートというどこか田舎くさい土着のものにあると思うのです。近年はノンピートやライトピートスタイルが増えているだけでなく、麦系のニュアンスも弱く、どちらかと言うと樽主体の構成が増えていますが、今回のようなオフィシャルボトルを飲むと、その性質の違いによる独自の魅力を改めて感じさせられます。貴重なテイスティングの機会をいただき、感謝です。


以下雑談。
今回のアードベッグのラベルを見て思い出す構図が、以前記事の挿入画像として使わせていただいたK67氏提供の1枚。
おそらくほぼ同じ地点と思しき構図(ラベルのほうがやや陸寄り)なのですが、建物が微妙に異なるなどしているのは、イラストが忠実とすれば大改修前後の変化ということなのかもしれません。また、海側も、船着場として利用できたであろう桟橋が2箇所沖まで伸びており、当時の物流で機能していたであろうことが伺えます。

DSC08972

このページのトップヘ

見出し画像
×