カテゴリ

カテゴリ:はじめに

The Whisky Diversの概要とテイスティングについて

カテゴリ:

そういえばThe Whisky Divers (TWD)でのテイスティングについて触れながら、このグループについての決まりごとや方針等の説明をしていませんでした。
TWDは、自分を含む有志によって立ち上がったウイスキーのテイスティング方法確立と技術向上のためのグループです。先日記事にした"ウイスキーの勉強会"の名称を、TWDとしたということなので、やってることはあまり変わりませんが、これから関連する投稿も増えていくと思いますので、改めて記事にまとめます。


【The Whisky Diversとは】
目的:テイスティング方法の確立、技術の向上。

概要:Whisky DiversのDiveは"潜る"の意味で、ウイスキーの世界に深く没頭する、1本のボトルを深堀りするなど、深いところまで入っていくことで技術を向上し理解を深めていく意味を込めています。
また、同じボトルを同時に、同じ環境で飲みながらテイスティングを"見える形"で共有し合うことで、スコアやフレーバー表現に対する共通の理解を得ることも目指しています。
1回の開催時間が5時間以上の長時間に渡ることはザラで、まさにクレイジーなほどの熱意をもっています。

決まり事:
①会は1か月に1回程度開催。
②人数は議論をしっかり行えるよう5~6人の少人数制。
③ボトルはメンバーの持ち寄り方式。(原則直近5年以内のリリースに限る。)
④テイスティングはすべてブラインドで行う。
⑤ブラインドは蒸留所当てゲームではなく、純粋に味わいを評価するため、そして熟成年数や地域、樽などの要素を香味からイメージする技術を養うために行う。
⑥テイスティングフォーマットは共通のものを使用する。
ボトル公開後は飲み直しながら各自のテイスティングのフィードバックを行う。
⑧会費を集め、特定予算以内で市販ボトルも取り寄せテイスティングする。
⑨会の前にはまずウコン。
⑩とにかく発言しようぜ!


【TWDのテイスティングフォーマット(案)】
現在スクラップ&ビルドを繰り返しながらフォーマットを煮詰めています。
テイスティングは大きく4区分で行うイメージで固まりつつありますが、必要に応じて大きく崩して再構成することも行います。
また、上記でも少し触れていますが、TWDは全てのボトルをブラインドでテイスティングするものの、あくまでそれは純粋な評価のためであり、絞り込むのは地域までで良いとしております。


TWDでのテイスティングフォーマット。
(1)対象ボトルが持つ様々な香味の表現をファースト、ミドル、ラストの3段階に分けて表現する。
(2)味や香りの強さ、全体のバランス等をいくつかの要素に分けて5段階で数値化する。
(3)地域、熟成年数、樽、度数 そのボトルのスペックをイメージする。
(4)対象ボトルに対する自己の好みを5段階で評価する。

ご参考:TWD方式でテイスティングしたボトル。
http://whiskywarehouse.blog.jp/tag/WhiskyDivers


ウイスキーは体感的なフレーバーや銘柄毎の個性が強く、大多数の銘柄において明確なイメージを持つことが可能です
ある程度経験があれば、蒸留所と蒸留年、そして使われた樽などのスペックを聞くだけで香味のアタリ(具体的な予想)をつけることが出来るだけでなく、その他の酒類では困難とも言えるブラインドテイスティングで、かなりの 確度で地域、製法、年代などの予想が出来る事からも明らかです。
蒸留所によっては香りを嗅いだだけで「どこどこの○○年代」という、漫画の1シーンのような回答もできるくらい
そのため、ウイスキーは他の酒類に比べて本質的な要素を伝えやすい酒であるというのが自分の考えです。(もちろん最終的には同じものを飲まなければ伝わらない部分はあるのですが。)

だったらそれを、より明確に伝えられるように工夫していきたい。文字だけでは伝わらない部分を数字化していくなど、TWDの活動を通じて更にわかりやすいノートや表現を作っていけるように挑戦したいですね。

こうして活動のまとめを作ってみると、活動の根幹のある考え方はWhiskylinkの理念と同じものがあります。特別なことはしていないので、興味がある方はTWDのテイスティングフォーマットを試してみてください。意見も募集しています。
この活動が皆様にとってウイスキーを理解する一助となるならば幸いです。

くりりんのウイスキー置場、100万PVの御礼

カテゴリ:

大変ありがたいことに、先週末で当ブログの総アクセス数が100万PVとなりました。
あまりPVでガタガタ騒ぐ話でもありませんが、一応節目でもありますので、これまでの振り返り等を。

3月初めのブログ開設から8か月ちょっと、特にPVを意識したSEOを行っている訳ではありませんが、ニッカ終売・値上げ事件の瞬間最大風速を除けば、最近は1日当たり5000~6000PVを頂くことが通常となり、それもまだ増加傾向にあるところ。本当に多くの方にご覧いただていると、日々気持ちが引き締まっていく思いです。
自分は5年前にもブログをやっていたわけですが、当時のアクセス数(1日500PV程度)から10倍以上の数字には、ただただ驚くばかり。スマホの普及などの要素はあれど、それだけウイスキーに興味を持っている人、愛好家の人口がこの5年間で増えたのだと思います。

このブログを始めた背景はいろいろありますが、自分の経験をまとめることと、新しい交流を広げるきっかけにしたいという思いがありました。
それは上述のように、昨今のウイスキーブームで20歳以上の全世代においてドリンカーが増えていること。自分が飲み進めてきた中で、こういう情報がまとまっていたら良いのになと思ったことも数多くあり、数年とはいえ先に飲み始めた自分に何が出来るのかと考えたことから、フィードバックの意味でもありました。
しかし、逆に自分が様々な機会や情報を頂けるなど、かえって得るモノのほうが多かったのではないかと感じています。皆様本当にありがとうございます。


ブログを再開してからというもの、情報収集の過程や記事の反響など、それらから学んだことは数多くありました。
これまで、自分は若気の至りともいえる、自分の感じたことは絶対であるかのような自信を持っていました。しかし多くの意見に触れる中で、主観とそれらは本当に違うものなんだと、意見の多様性とその重要性を学ばせて貰いました。
以前からわかっていたつもりでしたが、自分の考えはまだまだ浅かったですね。それが分かっていなかったかつての自分が恥ずかしいですし、それでも良くして下さった方々には感謝しかありません。
また、自分の意見を伝えるためには、まず賛同してもらうことが大切で、
いきなり否定から入ったのではそもそも議論にすらならないという 、物事の進め方もブログ関連の作業を通して学んだように思います。 変な話ですが、社会人として学ぶべきことを、 会社ではなくブログから学ばせてもらいました。

この5年間でウイスキーを取り巻く情勢は大きく変わりました。
かつては1960年代から1970年代蒸留のストックが潤沢にあり、販売側もユーザー側も心の余裕があったように思います。
それが世界的なブームに加えて、1980年代の原酒不足に端を発した歪んだリリースによる原酒枯渇。良質なリリースの競争率が上がっているだけでなく、局所的なブームがちょっと前まで見向きもされなかったような銘柄の価格を引き上げる。どこか荒んだ空気が流れているように感じます。

こういう状況であるからこそ、広いコミュニティで交流していく、競争ではなく共有が重要になってくるのかなと考えています。
このブログのみならず、今後自分が開催していくイベントは、そうした交流のきっかけになればいいなと。直近、12月13日のイベントがまさにそれですね。開催が今から楽しみです。

皆様のウイスキーライフで参考になると言っていただけるような情報を、少しでも多く発信していければと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

カテゴリ:

記事としてまとめるほどでもない、ウイスキー関連のちょっとしたニュースや、評価をつけない試飲での第一印象、BARでの話等、 あまり文量がを書かない"つぶやき的な投稿"を、本ブログ上で試験的に開始します。
あくまでメインは通常の記事投稿。不特定の更新頻度で毎日の更新プラスアルファくらいで考えています。

こういうのはツイッターが向いてるんでしょうけど、自分のツイッターは酒以外の話題やプライベートなコミュニケーションで使うことも多いとあって、ここで整理することにしました。
当ブログ専従アカウントの開設は考えておりませんが、運用してみて決めたいと思います。

カテゴリ:

カテゴリー
【オススメウイスキー価格別 】について

テイスティングカテゴリーの説明のとおり、このブログのテイスティングでは、
販売価格、購入価格は評価基準としないことにしています。

しかし私も無尽蔵に予算があるわけではなく、
この価格でこの味は・・・と考えることは、すいません、日常茶飯事です。
っていうか家飲みのボトルは価格とのバランスで選んでるものが多いです。

予算があって、その中で購入するものを検討するのがフツーですよね。


そこでこのカテゴリーでは、自分が過去飲んだ中で、
「この値段でこれは良いんじゃないか」というのを、
何が良いのかも紹介しつつ、掲載していきます。

価格帯は、これまでの経験から独断で、
3000円以内、5000円以内、10000円未満、10000円以上とします。

また、
・価格はネット流通価格(税込み)で、オークション相場は含まず。
・モノは記事掲載時点で店頭やWEB等で購入できるもの。
この2点を最低限のルールとします。

必然的にオールドブレンドや大多数のボトラーズはなくなりますから、
現行ボトルの中で、光るものを紹介するというコーナーになりそうですね。


長くなりましたが、早速紹介1本目に続きます。

カテゴリ:

備忘録といいつつ、ある程度凝り性なので基礎はちゃんとまとめておこうと思います。

というか、ライブドアブログ使ってみたら思いのほか使いやすくて、
思いのほかやる気がでたとか、そんなところですw


多分8~9割がた酒の話になるこのブログですが、
テイスティングで酒を評価する基準は以下のとおりとします。

---------------------
『評価基準について』

・評価は10段階評価。
・基準点は4、そこから香味等で評価すべき要素があれば加点する、加点方式。
・価格は加点要素としない。
・飲み方はストレート、必要に応じて加水。
・通常は★、加水による変化で加点する場合は☆とする。
・評価点以外で注目すべき要素がある場合は(!)を記載する。

つまるところ4で普通だと思っていただければと思います。
加点方式なので4未満は出にくいですが、出た場合はお察しください(笑)
逆にだいたいのウイスキーは加点要素がひとつくらいはあるので、5以上が多くなるかなと。

---------------------


価格については難しいところで、コスパ、という表現がありますが、
これは例えば5000円を高いと考えるか、安いと考えるか、
その人の金銭感覚と懐事情で大きく変わります。
(私の金銭感覚は崩壊しているので5000円でも安いと思ってしまいますw)

さらにオフィシャル現行品であっても昨今のように値上がりがあったり、
オールドボトルはなおのことで、オークション購入は相場はあれど上下が激しいものです。

そのため、このブログでの評価はあくまで香味に関するところを中心とし、
価格については読者の皆様の基準にお任せするものです。

ただし私自身が、明らかにこの品質でコレは安いと感じるものは(!)を使うかもしれません。


それでは皆様、いつまで続くか分かりませんがお付き合いいただければ幸いです。

このページのトップヘ

見出し画像
×