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バルヴェニー蒸留所限定ハンドボトリング Cask#11270 シェリ-カスク

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借りたボトルは基本的にはすぐにコメントを挙げるように心がけているのですが、このボトルはだいぶ遅くなってしまいました。Kさん、申し訳ないです。
 
理由はジャパニーズの大波が来てしまったことと、どシェリーだったので涼しくなるまで待ちたかったということもあります。
先日まで降った大雨は一気に秋の気配を連れてきてしまいました。
そろそろ夜の空気もイイ感じになってきたので、このボトルのテイスティングをUPです。


BALVENIE
Warehouse No,24
Duty Paid Sample
13 years old
Bottled 2014 Sept
Cask No, 11270 1st fill Sherry Cask
200ml 59.6%
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評価:★★★★★★(6)

香り:ねっとりと濃厚なシェリー香。プルーン、黒砂糖、アルコールのヒリヒリ感、微かにえぐみを伴うウッディネス。温度が上がってくるとえぐみ、焦げた香りが強くなってくる。

味:濃厚でパワフル、甘酸っぱい口当たり、レーズン、プルーン、アプリコットなどを煮詰めたダークフルーツソース。中盤から乾いた木の香り、ピリピリとした若い刺激が強くなる。
シェリー感は良いが酒質として若干アンバランスさはある。余韻は長く、ウッディーでしっかりとしたシェリー香。


先日投稿した、バルヴェニーの蒸留所限定ツアー参加後に、ハンドボトリングが許されるサンプル。そのシェリーバットタイプ。味はいわゆるどっかんシェリー系。
バーボンバレルのほうは若さが目立つ印象でしたが、こちらのボトルもまた若さはあるものの、濃いシェリー感が上から覆い被さっており、一見するとフレッシュなシェリー系と言えなくも無い出来です。
しかし飲み進めて行くと、フレーバーを覆っていたシェリーの膜を、若いトゲトゲしさが貫いて味蕾に届いてきます。
 
「これが若さか・・・」

っていうか、バルヴェニーの酒質がこうなんでしょうね。
10年そこそこじゃ丸くならない、ある程度の長期熟成や、ボトリング時にバッティング加水してこそ生きるタイプ。

シェリーの傾向は山崎のシェリーカスクや一時期のカヴァランと共通する濃さと味わいがあり、シェリーそのものの嫌みも少なく、濃厚民族も満足。
バーボンバレルのほうのサンプルは「これが特別なサンプル?」という感じでしたが、シェリーはまだ納得出来るレベルでした。

※途中で寝落ちしてしまったため、編集途中の記事が上がっていました。一部記載を修正しています。(9/12 12:00)

バルヴェニー蒸留所限定ハンドボトリング Cask#193 バーボンバレル

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ただいま夏休みで妻方の実家に来ています。もちろんお泊りです。
相手方の家でブログ作業もどうかと思いますし、不思議なことに電波状況まで悪いときている。
普段はこうした状況を見越して記事を書き溜めておくのですが、今回は運悪くコメントくらいしか書き溜めていなかった。
なので更新状況とレスポンスが悪いのは、お察しいただければと思います。申し訳ございません。
(今は散歩がてら電波状況の良い場所を探しての更新です(笑)) さて、私の夏休みの話はこれくらいにして、今日の記事はウイスキー仲間から借りた特殊な2本のうちの1つ。
バルヴェニー蒸留所で購入できる、ハンドボトリングのカスクサンプルです。

BALVENIE
Warehouse No,24
Duty Paid Sample
14 years old
Bottled 2014 Sept
Cask No, 193 Bourbon barrel 1st fill
200ml 60.8% 

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評価:★★★★★(5)

香り:ツンとしたアルコール感とオーク香がメインの若さを感じる香り立ち。お菓子の粉ラムネ、微かにセメダインと焦げたパンケーキ。徐々に木材の香りが強くなる。加水するとアルコール感が多少収まり、林檎のアロマ。

味:ニューポッティーさとオーキーさ、粉っぽい舌触り。荒さの残るテクスチャー。
蜂蜜、麦芽、微かにグレープフルーツ。度数ゆえにパワフル。フィニッシュはトーンの高いアルコール感で、鼻抜けはっきりとバーボンフレーバー。酸味を伴う麦芽風味と樽材の木香を伴いながらヒリヒリとした刺激が残る。


このボトルはウイスキー仲間のKさんからレンタルしていただきました。
素性としては、バルヴェニー蒸留所のスペシャルツアーに参加すると、熟成庫で樽から直詰め購入できるという、まさに特別なボトル。
日本では酒税法の関係か、あるいは衛生面からの配慮か、蒸留所見学をしても樽から直詰めで原酒を売ってもらえることは基本的に無いのですが、スコットランドでは割と普通にハンドボトリング用のサンプルが用意されています。原酒が足りないという日本の蒸留所じゃ難しいかもしれませんが、今後展開を始めるクラフト系の方々のサービスにないかなとひそかに期待しています。 

今回のテイスティングにあたってKさんからは、「率直にぶった切ってください」という言葉とともにボトルをお借りしました。自分は誰から飲ませてもらっても、割と率直に書いてるつもりなのですが、それじゃヌルイということなのでしょう(笑)。
そこまで言われたら、いつもより余計に回しておかないと納得いただけませんね。 

1st fill バーボンバレルというだけあって、味でも香りでも、バーボン樽の影響を感じます。
オーク香メインの乾いた木材や蜂蜜、りんご系の香味に、鼻に抜いた香りなんてライトなバーボンそのもののフレーバーがふわりと香る。樽材に染み込んでいたバーボンが溶け出たからでしょう。バーボン樽熟成すべてがそうわるわけではないのが面白いです。

酒質そのものは14年熟成としては若さが強く、ニューポッティーさも普通に感じます。先に述べたバーボン樽由来のフレーバーが若い原酒に覆いかぶさっているようなイメージです。これは熟成環境によるところが大きいのでしょう。 よく言えばフレッシュ、率直に言えば刺激の強い飲み口。樽感という点では一定水準に達しているため、過熟になる前に払い出す判断は納得できます。
しかし残念なことにこのボトルの位置づけ、つまりスペシャルツアーに参加してその後ボトリングできる蒸留所の顔とも言える特別なサンプルと考えると、これでいいのかバルヴェニー?と感じてしまう物足りなさもあります。 それこそオーク系でこの手の味なら、アランでいいわけですよ。
オフィシャル以外ならこの手のタイプ、ボトラーズからバンバンリリースされてます。
同じバルヴェニーか12年シングルバレルがリリースされており、それの割り水前という位置づけかもしれませんが、もうひとつ工夫がほしい。

たとえば、カスクマネジメントでリフィルバーボンホグスに詰め替えて追加熟成を狙うとか、無理やり違う味でフィニッシュかけるんじゃなくて、良い個性を伸ばすやり方とかあるんじゃないかと思います。 ちなみにKさんからレンタルいただいたサンプルはもうひとつ、シェリーカスクのものもあります。
シェリーはまたシェリーで面白い味でした。そちらはまた後日記事にしようと思います。

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