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2020年03月

タリスカー 15年 スペシャルリリース 2019 57.3%

カテゴリ:
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TALISKER 
AGED 15 YEARS 
SPECIAL RELEASE 2019 
Distilled 2012 
Cask type Charred American Oak Hogsheads 
700ml 57.3% 

グラス:シュピゲラウ
時期:開封後1週間程度
場所:新宿ウイスキーサロン
評価:★★★★★★(6)(!)

香り:チャーオーク由来のほのかに焦げたようなアロマ、タールや葉巻葉、微かに魚醤のような癖。合わせてアプリコットジャムを思わせるドライフルーツ香とほのかなピート、スモーキーさがじわじわと広がっていく。

味:度数に反して柔らかい口当たり。乾燥させた麦芽風味、アプリコットのアクセント、ほのかに焦げ感とざらつきのあるチャーオークのウッディさ。徐々に黒胡椒を思わせる風味とスパイシーな刺激、ピーティーで仄かにヨードを含むスモーキーさが鼻孔に。余韻はスパイシーさの残滓と柔らかい甘さを伴う心地よいフィニッシュ。

まさに王道、オフィシャルハウススタイルど真ん中というタリスカー。ピーティーなフレーバーに加えて10年、18年に共通する果実香や、ハイプルーフ故にさらに感じやすくなったスパイシーさ。樽由来のフレーバーは若干チャーオーク系の要素を感じさせるが、バランス良く過剰なチャーオーク感はない。むしろスパイシーさのなかで黒胡椒に通じる風味を後押ししている。
突き抜けて旨いわけではないが、完成度は非常に高くバランスも良い。家飲みで複数本あっても苦にならないタイプ。


2019-2020リリースとなるディアジオのリミテッドエディション。これまではオフィシャルスタンダードをベースにしたデザインが多かったところ、今年のリリースから「Rare & Nature」をテーマとし、ラベルデザインは花と動物シリーズをオマージュしたものへと方針転換。蒸留所を取り巻く野生動物や草花をイラストに加えた、懐かしくも新しいデザインへと変化しました。

タリスカーについては、昨年のスペシャルリリースで8年がオフィシャル・ヤングエイジで初のカスクストレングスで登場。何より、名作と名高いTDラベルのタリスカーと同じ8年スペックということもあり、愛好家の間で話題となりました。
そして1年。アイラ、アイランズ系の人気蒸留所はこの先短熟成メインかと思いきや、ここでミドルエイジの15年がラインナップに。別枠ですが、アードベッグからは19年が昨年リリースされましたし、グレンモーレンジ含むディアジオ系列のリミテッドリリース方針は、本当に何が出てくるか読めずにワクワクしますね。


今回、熟成に使われた樽はチャー済みのアメリカンオークホグスヘッド(おそらく1st fill)。最大の特徴はこのチャー済みの樽由来のキャラメルのような甘さと焦げ感が、くどくなく全体の香味を構成する一要素として存在している点。これがまず作りの上手さとして感じられる要素の一つです。
同系統の香味はオフィシャル10-18年にもあり、ハウススタイルとして認識する要素だと思いますが、今回のリリースではそれがスパイシーさと結び付いて蒸留所の特徴をさらに引き立てているように感じます。

また、熟成したモルトと樽感が結びついたフルーティーさも、柔らかい口当たりの後に複雑さを形成しています。
個人的に去年の8年は悪くないけどそれなりというか、熟成の壁は越えられないなという印象があったところですが、この15年に感じられる「熟成したモルト」のバランスには、香味を受け止める鼻と舌側の"余裕"または"あそび"が良い意味で存在し、ハイプルーフ仕様でありながらホッとしてしまうのです。

ボトルとしての完成度は高く、安定感もある。しかし突き抜ける要素は控えめで、例えば豪速球のような目立つ能力で試合を制圧するような絶対的エースではないのですが、居てくれたら安心する数字は残すタイプの選手。。。これ以上をこの価格で求めるのは、それはもう贅沢というものですね。
価格面含めて、今年のラガヴーリン12年同様にグッドリリースだと思います。

クラガンモア 12年 スペシャルリリース 2019 58.4% 

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CRAGGANMORE 
Special Release 2019
Aged 12 years 
Distilled 2016 
Cask type Refill American Oak 
700ml 58.4% 

グラス:シュピゲラウ
時期:開封後1週間程度
場所:新宿ウイスキーサロン
評価:★★★★★★(6)

香り:柔らかい香り立ち。乾いた麦芽、籾殻、淡いオーク香。奥には乳酸系の酸があるが、エステリーでじわじわとピートスモークが存在を主張する。

味:麦芽由来の甘味が柔らかく広がる。仄かに洋梨のアクセント、余韻にかけて少し若い乳酸、度数由来の刺激が時間差で届き、焦げた藁や土っぽさを伴うスモーキーなフィニッシュ。

些か若さのある香味がベースにあるが、麦の甘味とピートフレーバーがその若さの上に重なって、淡い樽香が繋ぎになってうまくまとまっている。この酒質ベースかつバランスの取れた作りはいかにもディアジオのリリースらしい。ただ、クラガンモアに強めのピートという組み合わせは新しく、美味しさ以上に面白みのあるリリース。


クラガンモアと言えば、麦芽風味主体の牧歌的な内陸モルト。かつては麦芽風味が厚く、やぼったい感じが逆に魅力でもありましたが、近年はウイスキー全般の傾向よろしく麦芽風味やボディが弱く、ややドライでピート香もライトなタイプになり。。。正直目立たないというか面白みのないシングルモルト、という印象がありました。

今回、スペシャルリリースでクラガンモアのカスクストレングスが久々にリリースされるとあり、気にはなっていたのですが、まさかのピーテッドモルト。ってか仕込んでたのね変わり種。2016年に試作されたミディアムピーテッドモルトとのことですが、オールドパーやジョニーウォーカーあたりに使っていたのでしょうか。
序盤のハイプルーフらしく厚みのある麦芽風味、ほのかに白系のフルーティーさが広がる感じはクラガンモアらしさを思わせる個性。このままで普通に美味しいウイスキーですが、余韻にかけて存在感を増していく、ピートフレーバーが異質なのです。

香味の系統としては、アードモアより麦芽風味が厚く、ハイランドパークほどピートに癖がない。オールドプルトニーから潮気を取ると一番近いかな。。。という感じで、何れにせよ飲んでいてその辺りの蒸留所との一部共通点を思わせるような香味構成となっています。
少なくとも、ブラインドで飲んでクラガンモアが出てくることはまずないと思います。

純粋な味わいとしては若さは若干あるものの、このピートが良い仕事をしています。樽の効かせ方もバランス良く、今年のリリースでオード、タリスカー、ラガヴーリンらはまさに王道という構成ですが、クライヌリッシュに対するブローラのような、可能性を楽しめる1本。美味しく楽しませて貰いました。

Seeyounextmuscle

今日のオマケ:グレンマッスルNo,3 リリースのお知らせ。

この1週間は色々バタついていて、更新が不定期&頻度低下してしまいました。
仕事の終電帰りが常時だと体力的に厳しく。。。まあ元気にやってます(笑)。
私的な話はさておき、来月グレンマッスルのNo,3がリリースされます。
No,2と同時平行で昨年仕込みを完了していたので、前作から2ヶ月という短期間でリリースが続くことになりました。

No,2はモルティーでフルーティーなタイプ。強い味わいのなかにシングルカスクとは異なるブレンドらしい複雑さ、飲みやすさ。開封後の変化も合わせてSNS等での感想は概ね好評だったようで、関わった一人として安心しました。
そして来月リリースされるNo,3は、これまでとは180度キャラクターの異なる、ピーティーなブレンドです。
恐らく万人向けとは言い難いですが、これも愛好家が求める味わいの一つであり。構成原酒のうちキーモルトとなる日本の蒸留所について、大きな可能性を感じる仕上がりだと思います。
詳細は追って公開します。これまでのリリース同様に、楽しんで貰えたら嬉しいです。

オールドプルトニー 10年 2008-2019 信濃屋 Whisky KID 60.4%

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PULTENEY 
SIGNATORY VINTAGE 
For Whisky KID from Shinanoya, Tokyo 
Aged 10 years 
Distilled 2008 
Bottled 2019 
Cask type 1st fill bourbon barrel 
700ml 60.4% 

グラス:国際規格テイスティンググラス
場所:ジェイズバー
時期:開封後1週間程度
評価:★★★★★★(6)

香り:うっすらとバニラやオーク香の層があり、若干の酸、溶剤系の刺激を鼻孔に感じる。続いて干し草や微かにハーブ。レモン、焦げたようなスモーキーさがじんわりと広がる。

味:口当たりはブリニーで、とろりとしたおしろい系の麦芽風味と塩気、香りで感じた若さに通じる柑橘系の酸味から、ひりつくスパイシーな刺激があり。余韻にかけてほろ苦いピートフレーバー、ハイトーンなフィニッシュがはつらつとした若いモルトの個性を感じさせる。

ファーストフィルだが樽感はそれほどではなく淡い。樽にマスクされていないので味わいには若さに通じる要素が見られるが、麦芽風味と塩気、若干の溶剤っぽさに通じる刺激は、オフィシャルの加水リリースでは味わい難いプルトニーらしさ。尖った個性を楽しめる、ボトラーズに求めたい1本。

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(自分の写真があまりに貧相なので、ウイスキー仲間のMさんにお借りしました(笑))

信濃屋の新バイヤーである(あ)こと、秋本さんがカスクチョイスした、シグナトリーのプルトニー。ラベルに書かれたWhisky KIDは同氏の通称(ひょっとして蒸留所関係者からそう呼ばれた?)で、このプルトニーがバイヤーとしてのスコッチモルトのファーストリリースとなります。

KID、つまり”若手”ではありますが、TWDの活動等でこれまで度々テイスティングの勉強をお互いにしていたなかで、秋本さんのしっかりと原酒の特徴を捉えてくるテイスティングは、業界内でも高いレベルにあるものと感じています。
それ故、このリリースはまず間違いないと予想していた訳ですが、無理にハイエンドを追うのではなく、手にしやすい価格のなかで蒸留所ならではの個性が分かりやすく、そして通好みの美味しさのあるカスクをチョイスしてきたのは流石だなと思います。

やや若さは残っていますが、1st fill bourbon barrelにしては淡い樽感に、プルトニーらしい麦芽風味とスパイシーで若干溶剤的なニュアンスも伴う刺激。「そうそう、プルトニーの短熟原酒って、こんな感じだよなぁ」と。そして酒質由来の風味もそうなのですが、淡い樽感から蒸留所限定品を飲んでいるような印象を受けます。
それこそ、シグナトリーが蒸留所からある程度熟成した樽(例えば7~8年程度熟成したもの)を購入していたのでは?、と思えるような仕上がりです。


ボトラーズリリースの原酒は、樽使いだけでなく熟成環境が蒸留所と異なるケースがあり、オフィシャルと違うキャラクターとなってリリースされることがしばしばあります。
データ上の比較なので、必ずしも熟成環境に直結しないかもしれませんが、例えばプルトニーがある本土最北の地域(ウィック)。ここは夏が短く冬が長い、そして気温は短い夏場でも最高気温で16度前後、基本的には10度未満の時間帯が非常に長い地域とされています。
一方シグナトリーの熟成庫があるのは、南ハイランドのパース。ここは夏場で20度、平均最高気温で2度以上違う統計があるなど北ハイランドよりも温暖かつ、冬場はさらに寒く寒暖差もある地域とされています。

樽のエキスは温暖な時に蛇口が開き、寒冷な状態では閉まります。実際、プルトニーのシングルモルトは圧殺系のシェリーを除くと熟成年数に対して樽感が淡く、酒質由来の風味、刺激を感じやすい傾向があると感じており、今回のリリースはまさにその特徴にドンピシャだったわけです。
事実は違うかもしれません。単なる偶然かもしれません。が、専門性とは切り離されたところに愛好家としての愉悦はある。あーだこーだ楽しむ要素があるのが、良いウイスキーの条件であると思うなかで、今回のボトルはその条件にも合致したグッドリリースでした。
WHISKY KIDの次の1本、今後の展開にも期待しています。

イチローズモルト ホワイト リーフ ワールドブレンデッド 46%

カテゴリ:
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Ichiro's Malt & Grain 
World Blended Whisky 
Leaf Series "White" 
700ml 46%

グラス:テイスティンググラス
時期:不明
場所:BAR Eclipse first 
評価:★★★★(4ー5)

香り:プレーンでドライ、あまり香りがたたないが微かにケミカルさとハーバルな要素を感じるシロップのような甘さ、バニラや華やかなオーキーさを一瞬感じるがすぐに消えてしまう。

味:口に含むと華やかなオーク香が一瞬、そこから中間は広がりにかけるニュートラルな味わい。ほんのりと穀物系の甘味とスパイシーさ、微かにえぐみが余韻にかけて分離するようにあるが、全体を通じてはカナディアンを連想するようなグレーン感がメイン。

文字通り味付け、香り付けにスコッチモルトのバーボン樽タイプの原酒を使って華やかさを出しているが、ベースはカナダやアメリカから輸入したプレーンなグレーン系のウイスキーで、そこに秩父モルトも一部・・・といったところか。加水調整でだいぶ慣らされている。
加水すると一瞬オークの華やかさが際立つ。ボディは緩いものの、余韻にかけてじわじわと広がるフレーバーのバランスのよさ。数年前にストレートで飲んだものに比べて、若さや全体のバランスは大きく改善している。個人的にはハイボール要員。

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昨晩のレビューからの流れで、イチローズモルトの超ド定番品。リーフシリーズのホワイト。おそらく、このジャパニーズブームのなかで最も飲まれたクラフトウイスキーであり、イチローズモルトの躍進を支えた1本。ラベル裏に書かれた数字は製造ロットで、1ロット何本かは不明ですが、現時点で500前後まで確認されているという話も聞きます。

そうした意味で超人気ボトルですが、BAR飲みスターターのハイボールで飲むことはあっても、ストレートで飲むことはほとんどありませんでした。ただ、自分も海外原酒を用いたブレンド作りに関わらせてもらっているため、ちょっと勉強も兼ねて最近のものを飲んでみたいなと、注文してみたわけです。


このワールドブレンデッドは2018年頃にイチローズモルトが使い始めた名称で、それまでは秩父ブレンデッド表記、それよりも前は普通にブレンデッド表記。背面ラベルの世界地図にあるような構成原酒も、オープンになってはいませんでした。(蒸留所見学では、海外原酒を使っていることは教えてくれていました。)
構成は輸入原酒に秩父のジャパニーズモルトを加えた、ワールドブレンデッド。たしか、カナダ、アメリカのグレーンに、スコットランドとアイルランドのモルトで、ロット毎に若干異なるようですが、熟成年数は若めで3~10年程度だったかと記憶しています。今回のボトルをテイスティングするかぎり、体感的にも違和感はありません。

偉そうな書きぶりになってしまいますが、上手に作っているなぁという感じです。
グレーンの割合は高く、プレーンな穀物感に、若干のスパイシーさはライ、カナディアン系。香味から察する比率はグレーン7:モルト3~6:4くらいかなと。秩父のモルトは使っていて1程度で、基本的には輸入原酒をベースとしている印象です。
スタンダードなブレンデッドに比べて若干とがったモルティーさ、クラフト感がありつつ、押さえるところは押さえているので加水、ハイボール、使い勝手も良いように感じます。

ただし補足すると、それは万人向けのレベルとして・・・です。
ハイエンドのブレンデッドをシビアに調整されたレーシングカーと例えるなら、このホワイトラベルはエンジン出力も足回りの限界も低いパーツを使いつつ、マフラーだけちょっとスポーツ寄りにしてある感じのプチスポーツモデル。
なので、普段スポーツカーに乗らない人が乗るとバランスがとれていて楽しく走れる。一方でそうじゃない人が乗ると、タイムが出る訳じゃないけれど、よく考えられて作られていることは伝わってくるというわけです。(人によっては普段乗りはこれでいいと、落ち着く場合もあるでしょう。)

しかしこういうウイスキーを大手ではなく、いちクラフトが大量に生産しているというのは、メーカーとしての進化を感じる点でもありました。

秩父 10年 2008-2019 エイコーン #196 61.3%

カテゴリ:
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ACORN'S 
CHICHIBU 
MALT DREAM CASK 
Aged 10 years 
Distilled 2008 Dec 
Bottled 2019 Nov 
Cask type Bourbon Barrel #196
700ml 61.3% 

グラス:国際規格テイスティンググラス
時期:開封後1週間程度
場所:ジェイズバー
評価:★★★★★★(6)

香り:ドライな香り立ち。華やかさのなかに混じる甘酸っぱいウッディさ。バニラとオーク、ほのかにベリーや無花果のドライフルーツを思わせるアクセント。奥にはいつもの和生姜とハッカのスパイシーさ。

味:強い口当たり。 甘酸っぱいオークフレーバーは、アプリコットジャムや無花果の甘露煮。フルーティーさの奥からスパイシーさがあり口内を刺激する。余韻はドライでウッディ。フルーティーさの残滓を感じつつハッカやあくの残った筍、独特のえぐみ、ウッディな渋みを感じさせつつ、ドライなフィニッシュへ。

長熟バーボンが纏うような赤系のフルーティーさを備えた、不思議な樽感の秩父。オーソドックスに黄色いフルーツのバーボンオークで大正義だけではなく、その樽感がアクセントになっている。ベースの秩父味はいつもの通りだが、樽感が濃いこのボトルは他のそれらより余韻まで分離せず馴染んでいる。

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美味しいと評判の、エイコーンのMDC(モルト・ドリーム・カスク)です。
エイコーンと言えば先日のウイスキープラス5周年向けが個人的にちょっと。。。だったので、警戒していましたが確かに美味しい。ただし料理に例えるなら、かかってるソースが美味しい肉であり、ベース部分は安定の秩父。そしてなお価格。。。については言わぬが花でしょうか。

熟成樽はバーボンバレルとのことですが、アメリカンオーク由来の黄色系統だけでなく、少し赤みを帯びたようなフレーバー構成になっているのが特徴。バーボンそのものも、長期熟成したものはそういう果実風味をチャーオークフレーバーのなかに備えるものがあり、ひょっとしたらその系統の樽で熟成されたか、あるいは内側野焼き具合であるとか、なにかしらトリガーになる要素があったのかもしれません。
オーナーズカスクでこういう樽に当たるかどうかは、もう運次第ってのが面白さであり難しいところです。

そう言えば全然話は変わるんですが、どんぐりって食べれるんですよね。
息子が読んでた絵本を見て、昨年試してみたのです。あとなんの漫画か忘れましたが、どんぐりでラーメン作るみたいなのもあったなあ。。。と。灰汁抜きして加熱して、食べてみるとなるほど強引に例えるなら栗っぽい。でも灰汁がとても強いし渋い個体がw

そんなときにも連想する秩父味。ああ平常運行のウイスキー脳。秩父は秩父でも第2蒸留所はそういう個性が出ていないようなので、何が要因かはなんとなく。。。酒質由来とするかはともかく、それにしたって面白い個性です。

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今日のオマケ:アルト モンカヨ ヴェラトン 2014 グルナッシュ

スペインの濃厚赤。何やら近年パーカーポイント100点を複数回とってるオーストラリアの作り手が、共同ベンチャーとして立ち上げたメーカーによるもの。生産者側の実績は豊富。
エチケットがセンス良く、なにより値段も手頃だったので味も知らずに購入。ドキドキでしたが、これは良い買い物でした。

香りはブルーベリーやクランベリー、あるいはカシス。赤黒系の果実感が濃厚で、そこに杉やハーブ、少しきのこのようなニュアンスも混じる。ギスギスしておらず柔らかい香り立ちに、味も濃厚で度数もそれなりにあるほうだが、香り同様口当たりは柔らかく、余韻にかけて感じられる石榴のような酸味が樽香とともにアクセントになっている。

濃厚だが、それ故のバランスというか、丁寧さを感じる作り。系統はボルドーのカベルネでもブルゴーニュのピノでも、あるいは新世界のそれでもない。どっちかというとイタリアに近いような印象を受ける味わい。ああ赤ワイン楽しんでるなって思える1本で、自分は好きですね。みんなで集まってる時に、ワイワイ楽しめるワインだと思います。

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