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2016年10月

アバフェルディ 28年 40% オフィシャルボトル

カテゴリ:
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ABERFELDY 
Highland Single Malt 
Aged 28 Years 
700ml 40% 

グラス:サントリーティスティング
量:ハーフショット
場所:BAR飲み(GOSSE)
時期:開封直後
暫定評価:★★★★★★★(7)

香り:リッチで甘く華やかな香り立ち。はちみつ、バニラ、リンゴのコンポート、合わせて麦芽、干し藁の嫌味のない香ばしさ、植物感。軽やかにドライでバランスの良さを感じる。

味:まろやかで甘い口当たり。しっかりとした麦芽風味、おしろい、ワクシー、オーキーなニュアンスは蜂蜜、洋梨、かすかに白桃のニュアンス。リッチで麦芽風味に濃縮感がある。
余韻は軽やかなウッディネスを伴ってドライ。微かな土っぽさを伴うほろ苦い麦芽風味と干し藁、淡い蜂蜜の甘みがあっさりと消えていく。


仲間内でちょっとした話題になっているボトル、アバフェルディの免税向け(?)リリース28年。
アバフェルディは、ウイスキードリンカーからすればオフィシャルリリースにハズレ無しと言えるほど信頼性が高い蒸留所。特にシングルカスクはバーボン、シェリー問わず良いモノが多い印象で、近年リリースで突き抜けた1本が存在するだけでなく、通常品でも21年が抜群の安定感です。

この28年は某酒屋さんが告知したところ、ものすごい勢いで購入希望者が殺到。もちろんこの酒屋さんが信頼できるというのもありますが、それは前段階としてアバフェルディへの評価があってのことと思います。


同蒸留所のキャラクタはー、ハイランドの基本的なスタイルとも言える麦芽や蜂蜜の甘みに、樽に応じたフルーツ感、程よくドライでバランスの良い酒質というのが自分の印象。
今回のボトルは、そんなキャラクターを濃縮したような味わいで、度数は通常品と同じ40%でありながら、口に含むとどっしりとした麦芽風味、バニラ、林檎などの濃いフレーバーが広がり、バランスも良好です。
樽の構成は複数使われているのでしょうが、リフィルホグス系が主体の通常ラインナップの延長線上という感じで、尖ったところはなく、しっかり磨き上げられている印象を受けます。

可能であれば40%ではなく46%、48%の仕様を飲んでみたいボトルでもありますが、これは40%加水だからこそ得られるバランスであり、飲み進めることで差が出てきそうです。
突き抜けて陶酔する味わいではありませんでしたが、この完成度は加点せざるを得ませんね。

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ちなみに、先にも述べましたが同蒸留所のラインナップには同系統のフレーバーを備えた21年があり、これもまた旨いのです。
もちろん21年とは完成度に差がある印象で、例えるなら28年が高級フレンチレストラン、21年は評判の下町のレストランという感じですが、どちらも美味い料理は出てくるイメージ。
今回テイスティングした28年は、ボトルそのものの良さだけでなく、オフィシャルラインナップ全体に通じる良さの評価軸となるようなグットリリースでした。

ジムマーレイ ウイスキーバイブル2017 世界一はブッカーズ ライ 13年

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10月17日、今年もジムマーレイ著のウイスキーバイブルが発売され、その中での最高得点となるワールドウイスキーオブザイヤーが発表されました。

ジムーマーレイ氏の評価に疑問を抱く人は少なからずいるものの、ウイスキー業界におけるロバートパーカーとも言える存在に、彼が毎年どのウイスキーを選んでくるのか気になってしまうのが我々愛好家の悲しい性。
一昨年は山崎2013が選ばれ、ドラマなどの後押しもあって日本ウイスキー業界が大フィーバー。
昨年はというと、まさかのカナディアンウイスキー。クラウンローヤル ノーザンハーベスト ライがグレンファークラス1957などの数々の銘酒を抑えて選ばれ、某評論家から「正気の沙汰とは思えない気がする」とまで公言される、いろんな意味で驚きと衝撃を与えたのは記憶に新しいところ。

そんなウイスキーバイブルは、今回の発行で25周年を迎えるそうです。
年間1000を越えるウイスキーをテイスティング、25年間それで飯を食い続けたという功績は、一般人には到底真似できないことで、この点は敬意を表されるべきものだと思います。
その記念すべき年に、同氏が選んだ最高得点のウイスキーが、100点中97.5ポイントを獲得した

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Booker's Rye
13 Year Old
2016's Limited Edition
Kentucky Straight Rye Whiskey
750ml 68.1%

ジムビームが生産するスモールバッチバーボンシリーズの代表格とも言えるブッカーズ、その限定品であるライウイスキーでした。
去年が衝撃的過ぎたので、今年の選定は「あ、ふーん。ライウイスキーにハマってんの?」くらいにしか感じなかったのは、きっと私だけではないはずです(笑)。
しかし私自身、バーボンタイプのウイスキーもちゃんと飲んでいかねばと色々勉強しているので、以前飲んで衝撃を受けたフォアローゼスの蒸留所限定品のように、とんでもない樽が眠っているとしたら・・・その可能性を信じたい気持ちも有ります。

他方で、ウイスキーバイブルはあくまでジムマーレイ氏という個人の評価に過ぎず、評価軸は我々の思うものとは違って当然です。
その人の中での流行はあるものですし、そこにとやかく言うのは野暮というものかもしれません。

同著発売を知らせるプレスリリースに書かれた内容では、ジムマーレイ氏はこのブッカーズ・ライについて「brain-draining, mind-blowing」と賛辞(?)を送ったそうです。
同氏についていくつかウワサがあるのはご存知の方も多いと思いますが、読んで字のごとくとなっていなければ良いのですが。。。

まあこれ以上書くとジョークの域を超えかねないので、その他の項目を見てみましょう。
ウイスキーバイブル2017では、ワールドベストの次点、2位にはニューリリースとなるグレングラントの18年がランクイン。
同氏の評価は「ここ数年では最も良いスペイサイドからの提供品」とされ、The Whisky Exchageでは「もう一つの驚き、久しぶりにスコッチウイスキーがトップ3に入った!」と受賞を紹介するなど、ちょっとした話題になりそうです。

◆JIM MURRAY’S 2017 WORLD WHISKIES OF THE YEAR

1. Booker’s Rye 13 Year Old
2. Glen Grant 18 Year Old
3. William Larue Weller Bourbon (Bot.2015)
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グレングラント18年はこれまで販売されていた16年のリニューアル品。日本国内では12年のリリースが発表されましたが、18年についてはまだ発表されておらず、続報を待ちたいところです。
16年はコスパの高いナイスリリースでしたから、18年も期待しています。

その他、スコッチウイスキー部門ではシングルモルト部門に話題の一品グレンリベット サイファーが。バッテッドモルト部門でコンパスボックス・フレイミングハートが受賞。これは確かにボディは軽めでしたが良くできたバッテッドだったと思います。
ブレンデッド部門は有名銘柄が顔を揃えてますが、目新しさはあまり。。。と思いきや、シーバスリーガル18年のアメリカンオークなる日本では見ないリリースが。

カナディアン部門では昨年に続きクラウンローヤル ノーザンハーベスト ライが、ジャパニーズ部門ではある意味予想通りというか、今年2月に日本でも発売され、ちょっとした騒動にもなった山崎シェリーカスク2016がアワードを獲得しています。


◆The full winners list
・Scotch Whisky

Scotch Whisky of the Year
Glen Grant 18 Year Old

Single Malt of the Year (Multiple Casks)
Glen Grant 18 Year Old

Single Malt of the Year (Single Cask)
That Boutique-y Whisky Co Macallan 25 Year Old Batch 5

Scotch Blend of the Year
The Last Drop 1971

Scotch Grain of the Year
Whiskyjace Invergordon 24 Year Old

Scotch Vatted Malt of the Year
Compass Box Flaming Heart 2015 Edition

・Single Malt Scotch

No Age Statement (Multiple Casks)
Glenlivet Cipher

No Age Statement (Runner Up)
Port Askaig 100 Proof

10 Years & Under (Multiple Casks)
Glen Grant 10 Year Old

10 Years & Under (Single Cask)
Kilchoman Guze Cask Finish

11-15 Years (Multiple Casks)
Lagavulin 12 Year Old

11-15 Years (Single Cask)
The Single Cask Glentauchers 2002 14 Year Old

16-21 Years (Multiple Casks)
Glen Grant 18 Year Old

16-21 Years (Single Cask)
Scyfion Choice Mortlach 1996 19 Year Old (Berry Bros & Rudd)

22-27 Years (Multiple Casks)
Dalwhinnie 1989 25 Year Old Special Releases 2015

22-27 Years (Single Cask)
The Boutique-y Co Macallan 25 Year Old Batch 5

28-34 Years (Multiple Casks)
Port Ellen 1983 32 Year Old Special Releases 2015

28-34 Years (Single Cask)
Cadenhead Caol Ila 31 Year Old

35-40 Years (Multiple Casks)
Brora 37 Year Old Special Releases 2015

35-40 Years (Single Cask)
Cadenhead Glentauchers 38 Year Old

41 Years & Over (Multiple Casks)
Gordon & MacPhail Glen Grant 1952

41 Years & Over (Single Cask)
Gordon & MacPhail Glen Grant 1950 65 Year Old

・Blended Scotch

No Age Statement (Standard)
Ballantine’s Finest

No Age Statement (Premium)
Ballantine’s Limited

5-12 Years
Johnnie Walker Black Label 12 Year Old

13-18 Years
Chivas Regal 18 Year Old Ultimate Cask Collection First Fill American Oak

19 – 25 Years
Royal Salute 21 Year Old

26 – 50 Years
The Last Drop 1971

・IRISH WHISKEY

Irish Whiskey of the Year
Redbreast 21 Year Old

Irish Pot Still Whiskey of the Year
Redbreast 21 Year Old

Irish Single Malt of the Year
Bushmills 21 Year Old

Irish Blend of the Year
Jameson

Irish Single Cask of the Year
Teeling Single White Burgundy Cask 2004

・AMERICAN WHISKEY

Bourbon of the Year
William Larue Weller 2015 Release

Rye of the Year
Booker’s Rye 13 Year Old

US Micro Whisky of the Year
Garrison Brothers Cowboy Bourbon 2009

US Micro Whisky of the Year (Runner Up)
Koval Four Grain

・Bourbon

No Age Statement (Multiple Barrels)
William Larue Weller 2015 Release

No Age Statement (Single Barrel)
1792 Single Barrrel Kentucky Straight Bourbon

9 Years & Under
Garrison Brothers Cowboy Bourbon 2009

10 Years & Over (Multiple Barrels)
Blade & Bow 22 Year Old

・Rye

No Age Statement
Thomas H Handy 2015 Release

Up to 10 Years
Pikesville 110 Proof 6 Year Old Straight Rye

11 Years & Over
Booker’s Rye 13 Year Old

・Wheat

Wheat Whiskey of the Year
Bernheim Original

・CANADIAN WHISKY

Canadian Whisky of the Year
Crown Royal Northern Harvest Rye

・JAPANESE WHISKY

Japanese Whisky of the Year
Yamazaki Sherry Cask 2016 Release

Single Malt of the Year (Multiple Barrels)
Yamazaki Sherry Cask 2016 Release

・EUROPEAN WHISKY

European Whisky of the Year (Multiple)
English Whisky Co. Chapter 14 Not Peated

European Whisky of the Year (Single)
Langatun 6 year Old Pinot Noir Cask

・WORLD WHISKIES

Asian Whisky of the Year
Kavalan Solist Moscatel

Southern Hemisphere Whisky of the Year
Heartwood Any Port in a Storm

【引用】
http://whiskybible.com/jim-murrays-whisky-bible-2017-press-release/
http://blog.thewhiskyexchange.com/2016/10/jim-murrays-whisky-bible-2017-the-winners/

福島県南酒販 963 ファインブレンデッド 21年 58.0%

カテゴリ:
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SASANOKAWA 
963 
Fine Blended Whisky 
Aged 21 Years 
58.0% 700ml 

グラス:SK2
量:30ml以上
場所:自宅
時期:開封後1週間程度
評価:★★★★★★(5→6) 
(口開け直後は★5)

香り:焦げたキャラメルのようなビターな香り立ち、栗の渋皮煮、木材のえぐみ。はじめはトゲトゲした樽材のニュアンスからニスのようなアロマ、日本家屋を思わせる香りが感じられたが、時間経過で馴染み、バーボンオークのようなバニラ系の甘みに変わっていく。

味:パワフルでエッジの立ったウッディネスとスパイシーな口当たり。香り同様にチャーオークの焦げた苦味、黒砂糖や甘栗を思わせる甘み。中間から後半にかけてはモルティーな華やかさ、かすかな酸味。
余韻は焦げたオーク材の苦味、キャラメリゼ、ジンジンとした刺激が収まっていく中で、すっきりと消えていく。


NA、8年とリリースされてきた企画・福島県南酒販、製造・笹の川酒造のブレンデッドウイスキー。次は16年くらいかなー、なんて思っていたら、すっ飛ばして21年が発売されました。
同社の山口氏いわく、今回のリリースは963シリーズの集大成とのこと。これまでの2作品とは違う外箱の高級感あるデザインに、メーカーの思い入れを感じます。
この「963」のロゴや外装は地元のデザイナーによる作品だという話を以前伺いましたが、海外の評判も良いようで、リリースを聞きつけた愛好者やコレクターからの問い合わせが増えているのだとか。


さて、ラベルや箱の話はこれくらいにして、最も重要な中身の話に移ります。
この963は内外含め様々な原酒を調達して作っているブレンデッド。今回のブレンドには21年以上熟成された原酒が使われているわけですが、笹の川酒造は新興のクラフトディスティラリーではなく、1990年代まで蒸留を行っていたことや、酒造としてウイスキー販売の歴史があるため、その原酒については色々と可能性が考えられます。 

例えば同社がかつて自社蒸留をしていた頃の原酒の残りであるとか、あるいはチェリーウイスキーなどを製造するために国内外から買い付けていた原酒を、自社で貯蔵していたものの一部とか。
さらに同社は後述するイチローズモルトとの関係もあり、集大成という位置づけから、あの蒸留所の原酒ではないか・・・とかですね。
見えないことで、逆に意識してしまう歴史とロマンがあります。

飲んだ印象では、使われている原酒の傾向はピート控えめのハイランドタイプ。スコットランド問わず、日本でも多く生産されているタイプで、ボディはミディアム程度、熟成感は年数なり、原酒の個性はそこまで強くなさそうです。
そこに樽由来のほろ苦さ、バーボン的な甘み、長い熟成では消えてしまう焦げたニュアンスが感じられることから、マリッジの際に使った樽が、リチャーされていたモノだったとかでしょうか。
 
樽のが強いので肝心の原酒は絞りづらいですが、以前リリースされた963ブレンデッドモルト8年がスコットランド的なキャラクターだったのに対し、21年はジャパニーズのローカルな蒸留所を思わせる仕上がりだなと感じます。

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ストレート以外の飲み方では、少量加水することで樽感とのバランスがとれ、伸びるというよりテイスティングの幅が広がる印象。宅飲み以外に、BAR飲みの場合でも試してほしいです。
グラスは写真に写っている木村硝子のような卵型ではなく、口径が広いチューリップ型のSK2の方が良い部分を感じやすいです。

ハイボールは爽やか系で、ゴクゴク飲めて可もなく不可もなく。
ロックは最初甘みが薄くなって樽材や干し藁を思わせるえぐみと乾いた植物感、氷が溶けてくるとスパイシーな刺激が和らぎ、薄めたメープルシロップ。
氷や水に負けない味わいが長く続くのが、このウイスキーの魅力と感じます。


さて、先にも触れましたが、笹の川酒造はイチローズモルトの設立において、東亜酒造からの羽生蒸留所の原酒買取と、一部銘柄の販売という非常に大きな役割を果たしたことで有名です。
その後秩父蒸留所の設立に伴い、笹の川酒造が買い取った原酒は秩父蒸留所に移された・・・という話ですが、実は笹の川の安積蒸留所貯蔵庫には羽生蒸留所の樽が残っているのではないかと言うウワサがあります。
今回のリリースに使われたかどうかはともかく、樽の有無については以前蒸留所を見学した際に確認してきました。
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見事にありました、イチローズモルトの刻印付きの樽が(笑)。
蒸留所を案内してくださった山口社長に聞いても、確かに樽は残っているという話で、ウワサは本当だったということになります。

963シリーズは、今後新しい方針でのリリースも含めて色々検討されているようです。
安積蒸留所で作られる原酒も面白い試みをされているようですし、元市民の一人として地元企業のさらなる活躍に期待しています!

【告知】オールドブレンデッドテイスティング会2016の開催について

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昨年も開催したオールドブレンデッドウイスキーのテイスティング会。会場の調整が出来ましたので、今年も開始します。
開催にあたり、皆様に参加者募集のお知らせを・・・と思ったのですが、先にFBでイベントページを立てましたところ、平日の昼間だというのに半日経たずに募集枠以上の申し込みが入ってしまいました。

というワケで、既に本イベントは開催まで1ヵ月半としながら満席状態です。
大変嬉しいことなのですが、あまりの速さに驚きのほうが強く、さてさてどうしようかなと。
しかしまったく募集をしないというのも心苦しいので、少数で大変申し訳ございませんが、こちらのブログ上では若干名のみ、募集をさせていただこうと思います。
以下をご参考頂き、参加希望についてはコメントまたはメッセージにてご連絡いただきたく、よろしくお願いします。(メッセージの場合は返信先を必ず記入の上、送信ください。)

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【オールドブレンデッドテイスティング会2016】
日時:11月27日(日)13:00~16:00 入場開始12:50~
場所:池袋駅西口方面から徒歩5~10分程度の場所
人数:最大50名程度
内容:オールドブレンデッド40~50本程度
食事:乾き物など軽食は準備しますが、本格的な食事はありません。
会費:3000円

※グラスは一人1脚分の準備があります。リンスして使いまわしてください。
※会場については参加者に別途連絡します。

【イベント内容】
1960~1980年代に流通した、ジョニーウォーカーやバランタインなどの通称オールドブレンデッドを中心とした、テイスティング会です。大半はスコッチウイスキーですが、ジャパニーズも少量混ざる予定です。
イベント中はフリーテイスティングで自由に飲んでいただき、終了時にはラインナップから一人1本、気に入ったボトルを早い者勝ちでお持ち帰りいただけます。
モルトウイスキーの高騰が進む昨今、オールドブレンデッドウイスキーもまた注目を集め始めています。
気になるボトルの確認や、愛好者同士の交流など、様々な機会にご活用いただければ幸いです。

(ご参考:昨年記事)
告知:http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1042602338.html
事後:http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1043054785.html

【注意事項等】
・未成年者の参加はもちろん厳禁です。
・参加者は、自身の体調や酒量限界を考え、無理に飲酒しないようにお願いします。
・当イベントでの飲酒は自己責任であり、過剰飲酒によって体調悪化などありましても、当方は一切関知しないことをご了承ください。
・自分の趣向に合うボトルを探すことが最大の目的です。口に合わないボトルがあった場合、グラスに注いだものを無理に飲んでいただく必要は有りません。
・グラスは私物です、持ち帰らないでください。
・室内は禁煙です。喫煙はイベントブースにありますテラスにてお願いします。
・ラインナップ以外のボトル持込や、飲食は自由ですが、管理は各自でお願いします。
・会場レンタル時刻は17時までとなっており、16時以降は撤収、復旧作業を行いますので、速やかに撤収ください。
・その他、不明な点が有りましたら、当方までご連絡ください。

【その他】
・当イベントで私用するグラスは、富山の腐梨ことウイスキープロフェッショナルのモルトヤマさんからレンタルさせていただきます。いつもありがとうございます!

ヴァンウィンクル スペシャルリザーブ 12年 Lot B 45.2%

カテゴリ:
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VAN WINKLE
Special Reserve
12 Years old
Lot "B"
Bottled by Old Rip Van Winkle Distillery
750ml 90.4Proof (45.2%)

グラス:木村硝子テイスティンググラス
量:30ml以上
場所:自宅
時期:不明
評価:★★★★★★(6-7)

香り:艶のある甘い香り立ち。メープルシロップ、チェリー、バニラ、ほのかに酵母を思わせるパン生地のようなアロマ。徐々にウッディーな苦味も感じれる。

味:柔らかくコクのある口当たり、ママレードジャム、徐々にトースト、ふがし、鼻抜けはふくよかでしっかりとしたバニラやカラメルの甘み。
後半はウッディーでドライ、ビターで焦げた木のフレーバーが残る。


最近オークション市場で高騰しまくりなヴァンウィンクル。12年 Lot Bは、その中でも2009~2010年頃、探せば比較的近年まで流通していたボトルです。

ヴァンウィンクルは、フィッツジェラルド蒸留所で作られていたブランドですが、買収を経て1999年にバッファロートーレス蒸留所に製造元が移った模様。しかしフィッツジェラルド蒸留所の閉鎖は1992年とされており、1999年までの約7年間に空白があります。
熟成庫のストックのみでリリースされていたのでしょうか。何れにせよ、今回のボトルは2004年以前の流通ではないため、中身はバッファロートーレスということになりますね。

あんまり知ったかぶりするとボロが出るので白状すると、自分はバーボンは結構な種類飲んでますが、製造元を意識して飲むことがあまり無かった(というか、蒸留してないのに原酒買って売ってるとか、ブランド名だけのものとか有りすぎて覚える気がしなかった)背景から、旨いと感じる銘柄の知識はあっても、製造元に関する知識が欠落しています(汗)。
ヴァンウィンクル自体もそこそこ飲んでましたが、その親元に関することを調べたのは、実質今回が初めてという状況です。
そんなわけで大変申し訳ないですが、詳しいことはぐぐってくださいということで、話を先に進めます。

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今回のボトル、香りは艶のある甘みにうっとりしますが、味はもう一つフルーティー系のフレーバーが足りず、コクのある口当たりからウッディーなニュアンスが主体的に感じられました。
開封後の時間経過で変化してしまったのかもしれませんが、八重洲のバーボンラヴァーO氏曰くこんなものだとか。

レーズン、あるいは林檎や梨など果実とあわせると良い感じに。あるいはロックにするとねっとりとした甘み、クランベリーのような甘酸っぱさが感じられ、美味しく頂けました。
ただし度数ゆえ、氷に対する持続力はそこまででもないように感じます。
テイスティンググラス、あるいはロックグラスに氷を入れず、香りを発散させながら楽しむと良さそうです。

このヴァンウィンクルですが、オークションで超高騰していたり、様々な名前のリリースがあったりします。
ウイスキー仲間に聞いた話では、
・パピーヴァンウィンクル>ヴァンウィンクル>オールドリップヴァンウィンクル。
・ファミリーリザーブ>スペシャルリザーブ>リザーブ表記なし
という位置づけなのだそうです。確かにパピーは旨かった。。。
まぁソース不明なのと実際に飲み比べたわけでもないので、この辺はご参考までで、後は飲み手自身でご確認ください。(懐が寒くなるどころか穴が空くかもしれませんが。)

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