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今日はウイスキーレビューではなく、雑談。ブログ以外の"ウイスキー関連の活動"で色々ネタが溜まっているので、近況報告します。特にリリースについては、メッセージやコメントで質問を受けることもありますし。

直近では、7月発売予定のGLEN MUSCLE No,7です。
GLEN MUSCLEは、美味しさもさることながら、スペック等でワクワクするような面白さ、ちょっと尖った魅力を持ったウイスキーをテーマに、メーカーリリースを有志で監修するものです。今回も最大限そこを意識しつつ、私個人としてはやりたかったことを詰め込んだブレンドに仕上がっています。

※今回の特徴。
・3年~30年という、構成原酒の特徴を活かす過去最大に幅広い熟成年数の幅。
・日本産原酒は、ピーテッド仕様。アイラ島の蒸留所で使われていたクォーターカスクで熟成。
・スコッチ原酒は10年~30年熟成のものを複数使用。30年はマッスルブランド史上最長熟のモルト原酒。(これらについてはマッスルらしい企画も同時進行中です)。

予定価格は14850円(税込み)。
ボトリング本数は200本。
勿論、ノンカラー、ノンチル、カスクストレングス。
写真やスペックから日本側の蒸留所はお察し頂けるかと思いますが、ここは若くても柔らかく未熟感の少ない原酒に仕上がるので、決して3年を感じさせません。麦芽風味とスモーキーさ、そして熟成した原酒と樽由来のフルーティーさが混ざり合う、好ましい要素を多く感じる構成です。
販売は同蒸留所のオンラインショップにて行われる予定です。ラベル含めて発売日などセットされましたら、再度紹介を書かせてもらいます。

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 GLEN MUSCLE は、昨年11月のNo,6以来で約半年ぶりのリリースとなります。
何も動いていなかったわけではなく、計画は同時並行で進んでおり、今年確定しているものでGLEN MUSCLEが上述のNo,7を皮切りに、10月にも1本。あとリリース時期は確定していませんが、2~3本話が動いています。

先日も最終サンプルが関係者に配布されたところ。また、マッスル以外でくりりん単独で協力しているリリースがあり、こちらについても今年中に何本か紹介記事を書くと思います。
あとはウイスキーリリースではないですが、7月頃に出版される予定の、とあるウイスキー本にも寄稿や構成内容に関して協力させてもらいました。まだ内容は公開できませんが、これも発表・発売が楽しみです。
※これまで同様、いち愛好家の立場で選定等に助言、協力しています。発売にあたり収益や監修料等報酬は受領していません。

コロナ禍にあって蒸留所に伺うことが出来ず、今までのように集合して打ち合わせというのも控えなければならないなど、各種調整にはいつも以上に時間がかかってしまいました。
また、原酒選定やレシピの構築にあたり、カスクサンプルを小分けにして送って下さった蒸留所の皆様の手間を考えると頭が上がりません(上、写真参照。どこのブレンダールーム?って、我が家です。)。
少しでも良いものを提案しようと頑張りましたが、リリースまでの間に原酒も多少変化するので結果は神のみぞ知る…いやホント、ウイスキーって難しい。
無事発売されましたら、手に取って頂けたら嬉しいですね。

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続いては酒育の会のWEBメディア「Liqul」です。
寄稿していた、サントリー・オールドの記事が、先日公開されました。

サントリー・オールド 多様なキャッチコピーに彩られた最古のジャパニーズ:
Re-オフィシャルスタンダードテイスティングVol.11 | LIQUL - リカル -


ジャパニーズウイスキーの基準制定を受け、注目され始めたサントリーのJW低価格帯御三家。3種比較レビューとかすると文字数がとんでもないことになりそうだったので、オールドに絞りました。
オールド:山崎、シェリー樽(濃いめ水割り)
リザーブ:白州、バーボン樽(ハイボール)
ローヤル:響、ミズナラ樽等(ロック)
それぞれの樽使い、キーモルトから、上述のように各銘柄の延長線上にフラグシップのブランドがあり、改めて飲みなおしてみるとすごく考えて造られていることがわかります。※()はお薦めの飲み方。

中でも、広く親しまれ、多彩なCMに彩られたオールドは逸話も多く、コラムを書いていて純粋に楽しかったです。ブログの記事とは違う方向性でまとめていますので、こちらも是非ご参照ください。
なお6月頃に投稿される予定の、次のコラムはフォアローゼズです。広く知られているブランドエピソード(プロポーズの返事説)について掘り下げてみましたが、これも色々考察する要素が残されていて、歴史学者になった気分で楽しく書かせて頂きました。
書ききれなかったことも多いので、コラムが公開された補足記事を書こうと思います。

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オマケ:最近飲んでるデイリーワイン。
セガル ドライレッド 12% 2016 (イスラエル)。

近所のカクヤスで投げ売りされている、ラベルのイスラエル語で怪しさ増量なワイン。しかし飲んでみたら香りはちょっと熟成した仏モノに似て正統派、赤黒系果実のいい香り、微かにスパイス。味は軽めだけど、新世界っぽい果実味を感じるし、過剰な渋みや酸味はなく酔い方も心地よい。12%で低めだからか、あるいはちょいバックビンテージだからか。。。ホント、デイリーにぐいぐい飲めてしまう。

調べてみたら、イスラエルってワインの産出地だったんですね。(内戦とITテクノロジーの産地というイメージしかない。。。)
品種はメルロー、プティシラー、土着品種で、メルローが良い感じに効いてるのかなと。まあガチ勢の舌は満たせないですし、ボルドー系などしっかりとしたタイプのワインが好みだとシャバいと感じるかもしれませんが、ライトで綺麗目、あるいは自分のように新世界ピノとか好きな人はイケるんじゃないかなぁと。
ぶっちゃけ、下手に3000円前後の仏モノ買うなら、これでいい。ワイン飲みたい欲求が出てきたら、これで満たすつもりですw


前略、改めて前略。
渦中のGWでありましたが、皆様は如何お過ごしでしたでしょうか。
私はこんな感じで酒活動もちょっとやりながら、子供と遊んだり、料理を作ったり、ここ最近の休日と変わらない日々を過ごしました。BARも遠出も、できませんしね。。。
ウイスキーレビューのほうも記事を投稿しますが、とりあえず雑談回はこの辺で。