カテゴリ:
IMG_7497
WILD TURKEY
Aged 13 years
Distiller's Reserve
Kentucky Straight Bourbon
700ml 45.5%

グラス:エリート
場所:ACE@池袋
時期:不明
暫定評価:★★★★★★(6)

香り:艶やかな甘い香り。キャラメルとチェリー、ほのかにハーブ香。コクを感じるふくよかなアロマ。時間経過でバニラの甘みが強くなる、えぐみのない上質なチャーオーク。

味:まろやかでコクのある口当たりからウッディでメロー、キャラメルの甘みとシロップ漬けチェリー、淡い植物感。徐々にドライでビター、口内の水分を奪うように長く続く。

香りは柔らかく艶もあり、加水によって調った上質さが感じられる。味についても序盤は現行品として申し分ないものの、余韻かけて香味が弱くなっていき樽由来のドライさだけが残る。ストレート、あるいは割り切ってハイボールも良いかもしれない。


終売した12年の後継的位置付けのグレードですが、個人的にあまり興味がなく完全にノーマークだったターキー13年。
現在の8年、13年は、ワイルドターキーラインナップの中で日本市場限定品という位置づけで、海外だと逆輸入している一部の有名酒販店以外では、手に入らないラインナップです。

バーボンウイスキーを探求している方に話を聞くと、アメリカなどではこうした長期熟成品より、サードフィル・バーボンバレルで熟成させたような、安くて、ライトでプレーンな"アメリカンウイスキー"をコーラ割するほうが主流なのだそうです。
逆に日本のように、ロックやストレートで熟成感のある味わいを楽しむ市場には、今回のテイスティングアイテムである13年などのほうが向いているという判断。 とはいえ、その日本も最近はハイボールブームでライトなウイスキーのソーダ割が主流ですし、バーボンハイボールも一般的になってきて、今後市場がどう変わっていくかはわかりませんが・・・。(参照:http://whiskymag.jp/wt_da_2/

wildturkywarehouse
(ワイルドターキーの熟成庫。歴史を感じさせる雰囲気が写真からも伝わってくる。Photo by T.Ishihara)

このワイルドターキー13年の良さは、1990年代以前の濃くてパワフルだった時代のバーボンに通じる、コクや艶やかな甘みが感じられることにあります。
以前流通していた12年50.5%と比較すると、加水の影響もあってさすがにボディが弱くなっており、テイスティングでも触れたように余韻にかけてその香味が持続しない点がネックではあります。ただ、加水で整えられた飲み口と、香りの上質さは古きよき時代を感じさせる1本に仕上がっており、現行品の中ではがんばっているなと感じる構成です。

ちなみにこの並行品が、密林や楽天では送料込み5000円を切る価格で販売されてるんですね。 
定価ならこんなもんかなと思いますが、この味で5000円以内なら悪くない。一昔前の艶のある甘み、熟成感を手軽に感じることが出来る家飲みバーボンとして、オススメできる1本です。