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【テイスティングメモ(開栓直後)】
酒臭さは控えめで、品の良い甘みと酸味。麹香の混じった吟醸香・・・までいかないネクターのような香り立ち。
柔らかい酸味を伴う極微発泡系の口当たり。プチプチとした発酵由来の刺激はあくまで柔らかく、しっとりとした米の旨み、ほのかに麹香のアクセントを伴う。余韻にかけて酸味が少し強くなっていき、すっきりとしたフィニッシュへと繋がる。


2017年12月に絞られた生原酒。純米のにごり酒ですが、にごり酒にありがちな甘みがきつくなく、そして酒臭さも控えめ。スイスイ飲めてしまうようなバランスのよさがあります。
甘辛系のアテとの相性は抜群に良く、これは危険ですよ(笑)。

作り手は福島県岩瀬郡天栄村の松崎酒造。自分のゆかりの地の一つでもある福島県です。
調べてみると、ここの杜氏は自分とほぼ同年代で、東日本大震災で同酒造の前杜氏が倒れてしまったことから、急遽杜氏を務めることになったのだとか。様々な苦労はあったと思いますが、新杜氏の作る酒は徐々に全国区に。
杜氏の理想とする酒は"強い酒"。それは「造り手・売り手の手を離れ、温度や環境が変わっても、変質しにくい、酒質のしっかりした酒」であり、「1杯より2杯、1合より4合瓶、1升瓶と杯を進めていけるような酒にしたい」というものだそうです。
この酒一本で全てを語るのは早計とは思いますが、確かに杯の進みやすい味わいだと思います。

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この酒との出会いは、先日、日本酒にも精通するウイスキー仲間が開いた"蕎麦屋で日本酒を楽しむ会"にて。写真の前菜と合わせる形で飲んだ2本のうち1本が、廣戸川純米にごり生酒でした。(もう1本は新政の亜麻猫)
先に書いた甘辛系のアテとの相性が良いという感想の通り、特に焼き味噌との相性が抜群でしたね。

当日は10本以上の日本酒が開封されたのですが、参加メンバー5人では全て空けられるわけがなく。そのうち4本をお持ち帰りすることとなり。。。せっかくなのでウイスキーレビューの箸休めてきな投稿で使ってみようと思い立ちました。ちょうど醸造系やその他の酒のコメントも溜まってしまってますし。
もちろんウイスキーのほうも通常通り投稿していきますが、日本酒って今すごく面白い酒だと思うんです。
美味しそうだな、飲んでみるか、なんて思ってもらえたら幸いです。 


※コメントにて記事内容の不整合な点を指摘いただきましたので、一部内容を修正させていただきました。(4月3日)