ヘイグ トレンド 1980年代流通 40% 特級表記
- カテゴリ:
- ヘイグ(ピンチ・ディンプル)
- ★5
Trend
Fine Old Scotch Whisky
(No Aged)
1980's
500ml 40%
グラス:グレンケアン
場所:BAR飲み(Eclipse@神田)
時期:不明
暫定評価:★★★★★(4-5)
香り:ホットケーキシロップを思わせる甘い香り立ち、コーンフレークのような乾いた穀物香、若干の植物系のアロマもあり、奥行きはあまり感じられない。
味:グレーンの鼈甲飴など粘性のある甘い口当たり、乾いた植物、サトウキビ、舌を刺激する荒さ、軽いスパイス。ボディは軽く、余韻はドライでカルメ焼きを思わせる駄菓子っぽい甘みが残る。
ブレンデッドウイスキーのビック5、ヘイグから日本向けに発売されたブレンデッドウイスキー。
流通時期は1980年代後期、所謂特級時代の末期頃の一時期で、当時のスタンダードのヘイグと並行して販売されていました。
サントリーが販売したこともあり、結構な量が広く出回った模様。今なおリユース市場はおろか古い酒屋の店頭で見かけますが、あまり長く流通していたボトルではないようです。
その構成は特級時代末期のブレンドにありがちな、コクの少ないタイプ。グレーンと若いモルトが中心の構成を思わせる味わいです。
ヘイグやディンプルのキーモルトは、グレンロッシーとグレンキンチー、そしてヘイグがスコッチ業界にその名を刻むキャメロンブリッジと言われていますが、これはキャメロンブリッジとキンチーがメインか。同時期流通のデラックス品のディンプル等と比べると、その違いは明らかです。
飲み方はハイボールでは使える、というか完全にハイボール要員だと言うのが自分の感想であるとともに、これだったらスタンダードのヘイグを選ぶかなあ。。。という気持ちも(汗)。
流通期間があまり長くなかった経緯が、何処となく味わいから伝わってくるようです。
コメント