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HHAE
Mars Blended Whisky
By 南ノ風
720ml 40%

グラス:木村硝子テイスティンググラス
量:30ml以上
場所:自宅 (お土産@Iさん)
時期:開封後1週間程度
評価:★★★★(4)

香りは酸味や乾いた植物感を伴うを伴う若いアロマ。ほろ苦い麦芽風味。
ライトでやや水っぽく、アルコール感を伴う口当たりから、徐々にモルトスナックなどのほろ苦く香ばしさを伴う広がり、余韻にかけて軽いピートフレーバーが感じられる。

メーカー推奨の飲み方である、水割り、ロックでは・・・。若いライトピートなウイスキーだけに、夏場にハイボール(南風ボール)で頂きたい。


マルスウイスキー(本坊酒造)が、津貫蒸留所のオープンを記念して、昨年11月に九州地方限定で発売したブレンデッドウイスキー。
「はえ」とは山陰地方、九州地方で使われる、南風の呼び名で、時期にによって黒南風(くろはえ)、白南風(しろはえ)があるのだそうです。
っていうか、今こうして記事を書いていて、"はえ"の変換で南風が普通に出てくることにちょっと驚いてしまいました。

話をウイスキーに戻すと、このブレンドのコンセプトは、ズバリ名前の通り南風。南国を思わせる味わいとして、ややピーティーな原酒を使用したそうですが、先ほどの「はえ」の変換同様に、自分の中でピート=南国が繋がらず、ここでも疑問が。。。なんだろう、南国=ボウモア=ピート?、それとも南風=潮の香り、海の匂い=ヨード、塩気、アイラモルト=ピート、という事なんでしょうか。

個人的にはイメージが繋がらないコンセプトでしたが、味わいは確かにライトな飲み口で、余韻にかけてピートフレーバーが開いてきます。
原酒の熟成年数は若いですね、信州の3年クラスや、グレーン、あるいはグレーン代わりのブレンデッドとして、同クラスの輸入原酒も使用しているのではないかと推察します。

このボトルは、Iさんこと写真提供を度々いただくT.Ishiharaさんから、津貫蒸留所を見学された際のお土産として頂いたもの。南風の吹く夏が恋しくなる味わいでした、ありがとうございます!