サントリー 山崎 ミズナラ サロンドシマジ向け 2016年リリース
SUNTORY WHISKY
YAMAZAKI DISTILLERY
MIZUNARA
For Salon de Shimaji
2016's
700ml 48%
グラス:ショットグラス アンティーク
量:30ml
場所:サロン ド シマジ 伊勢丹新宿店
時期:開封直後
暫定評価:★★★★★★★★(8)
甘くコクのある華やかな香り立ち。熟成感を感じるレーズンやアプリコット、干し柿などの甘みと酸味。まろやかな口当たりからボディは適度な厚みがあり、徐々にドライで高貴な香木系のウッディネスが余韻にかけて広がる。加水するとより華やかでバニラやメレンゲクッキーを思わせる甘み、シルキーな口当たりに変化する。
近年のリリースでは軽さが目立つ山崎ミズナラ原酒にあって、バランスの良さに加え、コクと深みがある良い部分だけ集めたような1本。2016年にリリースされたジャパニーズシングルモルトの中で、最も印象に残ったボトル。
昨年12月、伊勢丹のサロンドシマジに入荷した、山崎ミズナラの同店向けリリース。現チーフブレンダーである福輿氏が、山崎蒸留所のミズナラ原酒のみを使用して作った60本限定のシングルモルトです。
華やかでコクのある口当たり、果実味と高貴なウッディネス。原酒の蒸留年は1990年代との話を聞きましたが、明らかにそれ以上、30年クラスの熟成感が感じられるのがポイント。サンプリングの段階から島地勝彦氏も関わっているそうです。
サロンドシマジでは、通常ウイスキーをストレートでは提供しておらず、1;1の加水がメイン。ですが、このボトルに限ってはまずストレートで利いて、徐々に加水していくのがオススメ。加水用の水は同店スタンダードのスペイサイドウォーターではなく、様々な水を試した結果、ベストマッチだったという龍泉洞のナチュラルミネラルウォーターが用意されています。
ストレートで1ショットが終わったら、次は1:1の比率でシェイク。熟成期間の眠りを覚ますという1杯は、島地氏のこだわりを体現したものと言えます。
(12月中旬に伺ったところ、すでに6本が空に。「このクオリティで1ショット5000円は安いぞ」との言葉を裏付けるように、何杯もの注文が入っていた。)
なお、誤解を恐れず言えば、サロンドシマジのウイスキーサーブはショットグラスであることと、シガールームでもあるため、ウイスキーそのものの香り立ちにはやや難がある環境と言えます。
場所:サロン ド シマジ 伊勢丹新宿店
時期:開封直後
暫定評価:★★★★★★★★(8)
甘くコクのある華やかな香り立ち。熟成感を感じるレーズンやアプリコット、干し柿などの甘みと酸味。まろやかな口当たりからボディは適度な厚みがあり、徐々にドライで高貴な香木系のウッディネスが余韻にかけて広がる。加水するとより華やかでバニラやメレンゲクッキーを思わせる甘み、シルキーな口当たりに変化する。
近年のリリースでは軽さが目立つ山崎ミズナラ原酒にあって、バランスの良さに加え、コクと深みがある良い部分だけ集めたような1本。2016年にリリースされたジャパニーズシングルモルトの中で、最も印象に残ったボトル。
昨年12月、伊勢丹のサロンドシマジに入荷した、山崎ミズナラの同店向けリリース。現チーフブレンダーである福輿氏が、山崎蒸留所のミズナラ原酒のみを使用して作った60本限定のシングルモルトです。
華やかでコクのある口当たり、果実味と高貴なウッディネス。原酒の蒸留年は1990年代との話を聞きましたが、明らかにそれ以上、30年クラスの熟成感が感じられるのがポイント。サンプリングの段階から島地勝彦氏も関わっているそうです。
サロンドシマジでは、通常ウイスキーをストレートでは提供しておらず、1;1の加水がメイン。ですが、このボトルに限ってはまずストレートで利いて、徐々に加水していくのがオススメ。加水用の水は同店スタンダードのスペイサイドウォーターではなく、様々な水を試した結果、ベストマッチだったという龍泉洞のナチュラルミネラルウォーターが用意されています。
ストレートで1ショットが終わったら、次は1:1の比率でシェイク。熟成期間の眠りを覚ますという1杯は、島地氏のこだわりを体現したものと言えます。
(12月中旬に伺ったところ、すでに6本が空に。「このクオリティで1ショット5000円は安いぞ」との言葉を裏付けるように、何杯もの注文が入っていた。)
なお、誤解を恐れず言えば、サロンドシマジのウイスキーサーブはショットグラスであることと、シガールームでもあるため、ウイスキーそのものの香り立ちにはやや難がある環境と言えます。
ただし、紫煙と混じり合ったウイスキーの香気は時に素晴らしく。今回の山崎ミズナラは、お香を思わせる和のニュアンスと、繊細かつ幾重にも重なる香味が交じり合うことで、まるで煙管を燻らす着物姿の女性のよう。
同店でのウイスキーの役割は、まさにシガーとのマリアージュなのです。
それでも、もし機会があれば、この山崎はそれ単体でテイスティンググラスを使って飲んでみたい。ウイスキードリンカー魂を擽られる、完成度の高い1杯でもありました。
原酒枯渇の時代にあって、これほどのボトルを個人が詰めてしまう。冷静に考えるととんでもないことですね。
コメント
コメント一覧 (6)
あと2/3ですね…
つまり一ヶ月少々で20本空いたということですか・・・いやはやすごい消費量ですね。
勿論今後は消費量が緩やかになるのでしょうけれど、このボトルを詰めれてしまうあたり、つくづく凄いことだと感じます。
その節はありがとうございました!
突然の質問で恐縮ですが、ウイスキーに言う「ミズナラ香」とはどういった香味なのでしょうか?
実際に飲んでみるのが手っ取り早いんでしょうが懐の関係上なかなか手が出なくて…今後飲むこともあるとは思いますがなんとなくのイメージをつかんでおきたいのです。
よろしければご教示ください。
コメントありがとうございます。
また昨年のイベントではボトルの持ち込みなども頂き、感謝です!
ミズナラ香についてですが、これは正確には「サントリーのミズナラ香」となります。
身近にあるもので例えるなら、和室にある仏壇、ですね。木と畳の乾いた植物香に、甘いお香のニュアンス、和的な感じのするアロマが自分の中でのミズナラ香です。
ただ、時代によってそうしたアロマが強いものと、ライトで華やかさが重視されたものとがあるため、感じ方は異なるかもしれません。
近年はどちらかというと後者が多いです。今回のシマジボトルは、その良いとこどりのようなイメージでした。
響17年や21年等にもミズナラ原酒が使われてるため、一度認識すると同様のニュアンスが感じられると思います。
以前頂きましたサントリーのミズナラをバーで呑んで以来、ミズナラ好きになりました。
まず何より流石は島地さんですね。
昨今の空前のジャパニーズモルトブームにより、サントリー(ニッカも)原酒が枯渇している中、この時期にジャパニーズオークのミズナラカスクが発売されるとは。
以前にも某酒販店や某電気機器店で、サントリーのミズナラが発売された事は有りましたが、その際はブレンデッドモルトでしたが、
今回は山崎シングルモルト・ミズナラとしっかり表記されております。
まさか、サントリーが山崎ミズナラのシングルモルトを発売するとは
それも、島地さんの個人ボトルになるとは…
島地さんのお人柄がわかる一本かと思います。
すべてが前代未聞。ただ驚くばかりです。
この山崎ミズナラがショットで5000円で呑めるのも驚きです。
サントリー正規で有れば今ならば30万円、いや50万円かそれ以上でも驚かないです。
伊勢丹のメンズ館にて一度は味わいに伺いたいと思います。
この山崎ミズナラは私の情熱とサントリーのえこひいきで実現した奇跡のシングルモルトです。
ます最初は白檀の薫りがして、最後のアフターに桃を感じる素晴らしいシングルモルトです。
私はこの素晴らしいシングルモルトは是非三杯呑んで頂きたいと思います。
まず、
最初はストレートを加水しながら呑んで下さい
二杯目は一対一の加水に氷を入れたシェイクで
三杯目はニートに氷を入れたシェイクで
是非、伊勢丹メンズ館8階に有りますサロン・ド・島地に呑みに来て下さい
総本数が60本しか有りません。
2ヶ月で60本ボトリングしたうち半分が売れました。
土曜日、日曜日の午後なら私がバーマンとして立っております。
ご来店下さい。