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今日はウイスキー文化研究所主催、ウイスキーフェスティバルが池袋で開催されますね。
そこで今回はライブで現地レポートを実施してみたいと思います。
ブースを回りながら、その様子とプッシュしているボトルを徐々に更新していくイメージ。今回のフェスの出展数は過去最大規模とのことで、途中で力尽きたらゴメンなさい(笑)

それでは11時の開場(最初は別件があるので遅れるかもですが)から、順次お届けしていきますので、よろしくお願いします。

1.信濃屋ブース
有料試飲でチェスの新作がオススメ。キングの中身は一体・・・。
無料はこれまでのプライベートボトル、この11月にリリースされるグレンギリー1990はらしさのあるスモーキーさ、麦芽風味にオーキーなフルーティーさ。よく出来てますね!

2.酒ショップキンコー
キンコーさん。最初は販売しかしてませんでしたが、色々出てきました。
今回のオススメはパティキュラーのロングモーン18年。ドライで華やか、乾いた植物感、スパイシーでピリピリとしてライトな近年ロングモーン。後半にオーキーなフレーバーが開いて纏まってますね。
また個人的にオススメはラフロイグ15年。ヨードしっかり、ピートしっかり、エステリーなアロマ。まろやかな口当たり、どう飲んでもおいしいです。
(このほか声をかければ色々裏にあるような。。。w)

3.マルスウイスキー
最近津貫蒸留所をオープンさせたマルスさん。
今回は竜胆の次期リリースとなる「こひがんざくら」をイチオシで出展しています。
このシリーズは古酒を使っているのでバランスが良く、このこひがんざくらは甘くリッチなシェリー(硫黄無し)とポートなどの組み合わせで、スモーキーだった竜胆とは異なりますが、バランスの良い味わいに仕上がっています。
また津貫のニューポットも飲みましたが、酸味のある麦芽風味と穀物感、ボディは程々で3-5年で飲み頃を迎えそうな考えられた原酒でした。

4.笹の川酒造 安積蒸留所
11月から蒸留所を本格稼働させた笹の川酒造、安積蒸留所。
今回は既存商品のみですが、実はニューポットなどを持って出店しています。
ボディのしっかりあるニューメイクで良かったです。来年はニューボーンをリリースする予定とのことで、今後の展開が楽しみです。

5.若鶴酒造 三郎丸蒸留所
クラウドファンディングで2500万円を達成し、ネクストゴールに向けて爆進中の若鶴酒造。
オリジナルブレンドとニューポットが今回のイチオシ。また、1994年蒸留の原酒もありましたね。
ニューポットは香ばしい穀物感溢れる味わい、今年の最初の仕込みに比べたら様々な工夫から相当良くなりました。オリジナルブレンドには1990年蒸留のバーボン樽原酒が使われています。

6.イチローズモルト
飛ぶ鳥を落とす勢いのイチローズモルトさん。
オススメは試飲会では毎度おなじみ担ったカスクサンプルです。
6年のノンピートとピーテッドモルト。ピーテッドの方がバランスよくベンリアックのピーテッドのように仕上がっていますが、ノンピートの6年、これが秩父らしい酸味がありつつウッディーさは控えめ、バニラ系の甘さに加水するとオーキーな近年系トロピカルフレーバー。
今後が楽しみになる味わいです。

7.WHISKY HOOP
ジャパニーズボトラーズの新鋭かつコアドリンカー御用達のウイスキーフープさん。
色々飲みましたがオススメはドロナック2003年。12月から一般販売開始するらしいですが、こいつは買いです。香りは香ばしい植物や干し藁、しかし口に含むとリッチなフルーツ、オールドスペイサイドの熟成感あるテイストで良い出来です。
シェリー系のドロナックらしさはないですが、このカスクをチョイスした理由がよくわかりました。

8.アサヒビール(ニッカウイスキー)
アサヒビールのオススメはやはりニューリリースとなるグレングラント12年でしょう。
華やかなオークフレーバーとドライフルーツ、麦芽風味でコスパ良いですね。いやー良いもの引っ張ってくれました。16年終売は惜しいですが、このリリースに変わるならアリだと思います。このほかニッカウイスキーではブレンダーズスピリットだけでなく、ハイボール三種の飲み比べに、コースタープレゼントキャンペーンなど色々試みを実施されていました。

9.ジャックダニエル
ジャックダニエルのオススメは、もうこれしかありません。150周年のボンテッド。
リッチでメロー、ナッツを思わせるトースティなフレーバー。コストパフォーマンスはどうかと言われると苦しいですが、ジャックダニエルらしさを備えつつ美味しくまとまっているバーボンです。

10.サントリー知多蒸留所
サントリーブースではなく知多ブースとして独立していたこのコーナー。蒸留所限定の知多に使われている3種類の原酒が提供されています。
クリアはグレーンらしいグレーンですが、ヘビーグレーンはしっかり重みがあり、強い穀物感。ワイン樽はまるでビーフシチューを思わせる味わいで、知多グレーンの作り分けを学べる良い機会となっています。
いやーこういうのって、蒸留所にいけない我々としては良い出店ですね。

11.キリンディスティラリー
モダンモルトでは蒸留所限定で楽しませてくれたキリンディスティラリー。
今回はジョニーとローゼスがオススメ。後は富士山麓18年も試飲で出ていました。今回は自分が今注目中のフォアローゼスからスモールバッチ。華やかでフローラル、メローな味わい。よく出来たバーボンです。
ただ、プライベートセレクションをよろしくとプッシュするのは避けられませんでした。

12.MHD ディアジオモエヘネシー
天下のMHD。ブローラ、ポートエレン、カリラ30年などの高額有料試飲もありましたが、無料ラインナップからはここ数年のオフィシャルの改善著しく、クライヌリッシュ14年は特に良いクオリティ。
甘くモルティーで麦芽風味も余韻に感じる。
そしてグレンエルギン12年も味がよくなった気がしますね。カラメル系の甘味に後半ピート、オフィシャルの改善は飲み手として嬉しい限りです。

13.ミルウォーキーズクラブ
川口のBARミルウォーキーさんの出店。
有料試飲オンリーでしたがこの3本は突き抜けてました。またオールドクロウの特級もオールドバーボンらしい濃さで美味。
ヘブンヒル21年のアロマは昇天モノで、海外の方がエクセレント!!と叫んでましたがその通りの味わいです。

14.デュワーズ
安定の18年、グレーン強いですがハイボールで美味しい感じです。
12年のハイボール提供もありました。

15.ウルフバーン
ウルフバーンと言いながらディスティラリーコレクション。
マレイ94とギリー93のニューリリース。マレイは色が濃いですがシェリーではなくトーステッド。甘口ですがやや好みが分かれますね。
ギリーはオーク系のフルーティーフレーバーが後半にかけてリッチに広がり、良いリリースだと思います。

16.ボニリジャパン
シグナトリーと結びつきが強いボニリジャパンさん。
今回のオススメはやはりエドラダワー。
安定のイビスコシェリー。
クリーミーで甘口、キャラクターがよく出てますね。

17.チーフタンズ
えーそろそろ疲れました。ごめんなさい(´Д` )
とりあえずこのミルトンダフがオススメとのことで確かになかなか美味しい。ハイランド系のフルーティーさ、オークフレーバーがしっかり効いて、そこにフレンズオブオークの加水らしく綺麗にまとまった味わい。
今日1番出てるボトルとのことですが、確かに納得です。