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MAKER'S MARK
CASK STRENGTH
2016's
750ml 56.1%

グラス:サントリーテイスティング
量:ハーフショット
場所:BAR飲み(Y’s Land IAN)
時期:開封後1週間程度
暫定評価:★★★★★★(6)

香り:コクのある甘い香り。バニラ、カラメルソースにほうじ茶を思わせる樽材由来の甘みとタンニン、焦がした木材、乾いた植物のアクセント。

味:スパイシーな口当たりから、メープルシロップ、ブルーベリージャム、を思わせるメローで濃厚な甘み。ボディはやや軽めだが、バランスは悪くない。フィニッシュはウッディーでほのかに乾いた植物のえぐみ、このスパイシーさが最後まで続く。 


メーカーズマークから一般市場向けにリリースされているハイプルーフシリーズが、このカスクストレングスです。
シングルカスクではなく、複数樽バッティングによるスモールバッチリリースのようですが、加水調整しないため本数や仕様はバッチによって異なっており、特に度数は54%から58%の間で、ロット毎によって差があります。

バーボンでは62.5%をエントリープルーフ(樽詰め度数)の上限として定めていますが、メーカーズマークでは熟成後に加水する事なくまろやかな味わいに仕上げるため、バーボン法での上限値ではなく55%に設定しているようです。
ただ熟成の過程で度数が上がることも多く、今回のボトルは1.1%も上がっていますし、他にも似たようなボトルは少なくありません。
スコットランドでは熟成の最中、度数は基本的に下がっていくものがほとんどである中で、この違いは面白いです。

このメーカーズマーク・カスクストレングスは最近気になっていたバーボンの一つ。最近といっても国内に並行品が入ってくるようになったのは1年ほど前でしたし、何よりアメリカでのリリースは2014年ごろだったはずなので、若干今更感はありますが、バーボンはハイプルーフ派の自分としては、色の濃いメーカーズマークは気になる存在でした。 

元々メーカーズマークは比較的ライトな酒質で、最近のリリースは特に樽感含めてライトですが、このカスクストレングスは樽の強い味わいに甘みと苦みのバランスが良く、余韻にかけて広がるスパイシーな刺激が心地よい王道系の味わい。普段の酒質からもっと腰砕けになるかと思ったら、中々飲みごたえのある1本に仕上がっています。
並行品は現在1万円前後くらいで市場に出回っているものの、今後は6000円から7000円くらいのロットが入ってきているという話でもあります。
濃厚民族のバーボンラヴァーには嬉しい知らせですね。