カテゴリ:

BOWMORE 
Islay sigle malt whisky 
Aged 12 Years 
2016's 
700ml 43% 

グラス:木村硝子テイスティンググラス
量:50ml
場所:自宅(サンプル@Aさん)
時期:開封後1ヶ月以内

【ブラインドテイスティング TWD形式】
地域:アイラ(ボウモア)
年数:15〜18年程度を含むバッティング
度数:40〜43%
樽:アメリカンオーク系のバッティング。バーボン以外にシェリー樽も使われてそう。
評価:★★★★★★(6)

香り:香り立ちはピーティーで淡いトロピカルフレーバーに、グレープフルーツ、オレンジピールを思わせる柑橘系。乾いた麦芽の香ばしさと、塩素を含む磯っぽさ。
奥の方にゴム系のニュアンスと、微かにラベンダーを感じる。

味:口当たりはオイリーでピーティー、そしてエステリーなフルーティーさ。
ヨードを伴うグレープフルーツ、徐々に干し藁やウッディーな渋み。
余韻はスモーキーでピーティー、塩スープのコクを舌の上で感じ、土っぽさと柑橘系のニュアンスが長く染み込むように残る。

複雑であり加水の滑らかさもある、よく出来たボウモア。個人的にはもう一つ飲みごたえ、奥行きが欲しいが普及品と考えればそれも充分。ただ、時間経過で混じるゴム系のニュアンスが少し気になるのと、あと一歩でパフュームに触れそうな危うい要素も・・・。 


先日TWDの宿題として、2問出題をいただいたAさんから、追試となる再出題の1問。リリースが5年以内という条件以外、オフィシャル、ボトラーズなどの縛りは無し。いつものルールです。
こうしてブラインドの出題をいただけるのは、本当にありがたいですね。

通常のTWDのブラインドはあくまでどう感じたかが重要で、蒸留所当てクイズではありません。
ただ、今回はグラスに注ぐ前、サンプル瓶注ぎ口から香ったアロマ(ピートスモーク、グレープフルーツ、磯っぽさ、ほのかにフローラルな要素)で「あ、これはボウモアだわ」と確定してしてしまいましたので、後はボトルの仕様にどれだけ近づけたかを重視しました。 

ノージングの段階でバッティング加水じゃないかという感じではありましたが、飲んでそこは確定。複数の樽の要素や、20年とまでは行かないまでも、18年くらいまでは使われているのではないかという複数年バッティングによる複雑さ。
現行のボウモアの場合、18年はソーピーな要素があり除外。それ以外ではある程度の熟成年数があって、複数タイプの樽を使っていてアメリカンオーク主体となるものは限られているため、12年か、免税向けのNAの一部が最有力候補。
結果はホールインワンとまでは行かずとも、パー3ホールでのバーディーくらいはとれた感じでしょうか。

さて、以下本ボトルに対する雑感ですが、オフィシャルボウモアの12年を最後に飲んだのは4〜5年前のこと。そこから自分のスキルが上がったからか、それとも原酒構成が変わったのか、一言で美味しくなったと感じます。
以前はもっともっさりとした印象で、ここまで明確にグレープフルーツや近年系トロピカルな要素を拾えなかったところ。これなら十分楽しめるというレベルまで、それを感じ取ることが出来ました。

ついついこの辺は普段飲むコースから外れがちですが、時折こうして飲むと発見がありますね。
最近オフィシャルが美味しくなったという話を色々なボトルで聞きますが、ボウモアもそうした変化があったとすれば、嬉しい限りです。
(後は18年の脱パフュームを早く。。。と希望します。)

画像引用:https://www.thewhiskyexchange.com/p/5747/bowmore-12-year-old