アードベッグ トウェンティーワン 21年 46% 2016年オフィシャルリリース
ARDBEG TWNTY ONE
The Ultimate
Aged 21 Years
Cask type Ex-Bourbon(200L)
700ml 46%
グラス:サントリーテイスティング
量:30ml程度
場所:BAR飲み(Bar GOSSE)
時期:開封後1週間程度
暫定評価:★★★★★★(6)
香り:スモーキーで熟成したチーズのような落ち着いた乳酸感のある香り立ち。牧草、燻した麦芽、土のような苦味。ほのかにグレープフルーツ。徐々にエステリーで、加水するとリンゴを思わせるフルーティーさも感じられる。
味:オイリーで厚みとコクのある口当たり。香り同様にピーティーでほろ苦く、乾いた麦芽、ほのかに梅ジャムの酸味、強いスモーキーさが鼻腔に届く。
徐々にグレープフルーツ、砂糖漬けのレモンピール、ヨードを伴うピーティーなフィニッシュ。
序盤は野暮ったさがあるが、余韻はすっきりとしている。また、加水するとバランスが良くなる。
アードベッグからリリースされた、2016年時点のオフィシャルラインナップでは最長熟成となる21年モノ。
アードベッグからリリースされた、2016年時点のオフィシャルラインナップでは最長熟成となる21年モノ。
蒸留時期は、1994年前後が主体という構成でしょうか。この時期は現在のディアジオではなく、アライド社が蒸留所を所有していた時代にあたります。
アードベッグ21年は今から15年ほど前、1979年~1980年頃蒸留の原酒を主体としたコミッティー向けのカスクストレングスがリリースされましたが、今回は加水であり、当然蒸留時期も違うリリースとなります。
今更ここに書く話でもありませんが、アードベッグのここ30-40年間は
アードベッグ21年は今から15年ほど前、1979年~1980年頃蒸留の原酒を主体としたコミッティー向けのカスクストレングスがリリースされましたが、今回は加水であり、当然蒸留時期も違うリリースとなります。
今更ここに書く話でもありませんが、アードベッグのここ30-40年間は
1977年 ハイラムウォーカーが買収
1981年 操業休止
1989年 アライドが買収、12月頃再稼働
1996年 操業休止
1997年 モーレンジが買収、再稼働
という、買収、再稼働、休止の流れを繰り返しているまさに冬の時代。蒸留所を見学した仲間から、当時の原酒のストックはかなり少ないとも聞いています。
その背景は、海外サイトの記述から読む限りでは89年から96年までの間は少量生産しかされていなかったことや、モーレンジ(後のディアジオ)が買収した後も、原酒の目処がつくまで当時の原酒を使いつつしのいでいた経緯があるようです。
21年の裏ラベルにも「アードベッグの最も困難な時代に蒸留された、わずか数樽しかない希少なリザーブウイスキーが含まれている」との記述があります。
その背景は、海外サイトの記述から読む限りでは89年から96年までの間は少量生産しかされていなかったことや、モーレンジ(後のディアジオ)が買収した後も、原酒の目処がつくまで当時の原酒を使いつつしのいでいた経緯があるようです。
21年の裏ラベルにも「アードベッグの最も困難な時代に蒸留された、わずか数樽しかない希少なリザーブウイスキーが含まれている」との記述があります。
現在のアイラモルトで20年オーバーがリリースされるというのは、それはそれでちょっとした出来事ですが、アードベッグの場合はこうした背景とあわせ、ファンにとっては軽く事件であると言えます。
(実際、このボトルの競争率は高く、発売日となった9月21日、入荷するであろうBARに飲めるかどうか問い合わせが相次いだそうです。)
気になるその中身ですが、スモーキーで乳酸系のフレーバーが強く、厚みもあるもののやや野暮ったさを感じる構成。しかし熟成に使われたバーボン樽由来か、グレープフルーツなどの柑橘系のニュアンスも裏側に備わっており、加水であることも併せて過度に主張はしないものの、全体のバランスを整えています。
現在のアードベッグは酸味や雑味が少なく、オイリーかつエステリーで綺麗なスモーキーさ、所有者であるディアジオの「ラグジュアリースピリッツ」の呼び名に合うかのような作りとなっていますが、この時代のアードベッグは、異なるタイプで地酒的な印象を受けます。
今回のテイスティングは口開け1週間くらいの時期で飲みましたが、テイスティングで感じられる奥行き、多層感から開封後の変化も大きそうです。
93年、94年ごろのアードベッグはGMから出ていた短熟などにこれというモノはありませんでしたが、ここ最近リリースされている20年OVERには光るモノがあり、この時期の蒸留の飲み頃なのかなと感じるところ。
93年、94年ごろのアードベッグはGMから出ていた短熟などにこれというモノはありませんでしたが、ここ最近リリースされている20年OVERには光るモノがあり、この時期の蒸留の飲み頃なのかなと感じるところ。
個人で所有できるボトルではありませんでしが、また時間を置いて飲みに行ってみたいと思います。


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