カテゴリ:
LAGAVULIN
Aged 25 Years
200th Anniversary
Natural Cask Strength
Matured in Sherry Oak Cask
700ml 51.7% 

グラス:木村硝子シェリーグラス
場所:イベント会場
時期:開封直後
暫定評価:★★★★★★★★(8) 

先日、天王州アイルで開催されたラガヴーリンのイベントに参加してきました。
今年、創業200周年を迎えた同蒸留所を祝うイベントでしたが、それ以外に8年、18年と続いた周年記念リリースの25年のお披露目も大きな楽しみの一つです。

しかしこの25年のテイスティングが出来るかどうか・・・イベント告知にはこれといったPRが無く、直前まではっきりとしませんでした。
実はこれ、テイスティングは計画されていたものの、25年がイベント前日まで本国から届かなかったという背景があり、一つ間違えれば当日会場で提供されることは無かった、それくらい危ない橋だったようです。
これで異動されるディアジオのSさんが、最後の大仕事をしてくださいました。

会場では8年、12年、16年のフリーテイスティングに加え、ラガヴーリンとマリアージュするフィンガーフードの提供。メインステージではディアジオのウイスキーテイスターであるBOB氏や、イメージキャラクターとして橋本マナミさんらのフリートーク、ジャズ演奏等もあり、かなり華やかなイベントという感じでした。

うん、まあ自分は芸能人興味ないんで、フリートークを聞くのもそこそこに会場で居合わせたウイスキー仲間にご挨拶。(まさか島地さんまでいらっしゃるとは思わず、先日のお礼も言えて良かったです。)
あとは当日のフリーボトルをテイスティングしつつ、25年の登場を待ちます。
会の半ば頃、国際規格テイスティンググラスで配られましたが、このグラスだと大きすぎるので、持参していた普段からイベントで愛用しているシェリー酒用の小さなグラスに移し替え、テイスティングします。
ラガヴーリン25年はシェリー樽で熟成したカスクストレングスのシングルモルト。
ノージングからぷーんと漂う古酒感のあるシェリーとスモーキーさ。えぐみや嫌味に感じるそれではなく、リッチな甘みとパウンドケーキに入ったダークフルーツを思わせる上等な果実香。
時間経過で微かなハーブ、ピートのほろ苦さ、ヨード系のアロマも。

口当たりはオイリーでピーティー、度数を感じさせないまろやかさ。カラメルソースや黒蜜のリッチな甘み、コクのある味わい。落ち着いたスモーキーフレーバーと磯の香りが鼻腔に届く。
香り同様にダークフルーツや、ほのかにオーク系のウッディネスとフルーティーさ。複雑で味わい深く、余韻はピーティーでキャラメルの甘みを伴う長いフィニッシュ。

バッティングからくる複雑さ、厚みに加え、リッチな味わいが印象的で、完成されたシェリー系アイラモルトという印象を持ちました。
ラガヴーリンは以前リリースされた37年が、長期熟成のアイラモルトとして素晴らしい完成度でしたが、この25年もその系譜を受け継いでいるように感じます。この古酒感とバランス、おそらく30年以上の熟成となる長期熟成原酒も使われているのでしょう。
ボトルの外観は高級感があり、中身も文句なくレベルが高い。はっきり言って、旨いです。

その他会場で提供されていたモルトを総括すると、
・16年、安定のうまさ、現行でこの完成度は素晴らしい。改めてその魅力を実感。
・12年、2015年ロット。2014ロットに比べ熟成感、コクがあり、良い時期のラガヴーリン12年に近い要素がある。
・8年、もっと頑張れ。
という印象で、なかなかできない飲み比べを楽しめました。

煙臭いイベントでしたが、会場の内装もこだわっており、ラガヴーリンのロゴが入ったカッコ良いグラス(ツヴィーゼル製)のお土産までついて、この価格でここまでやるか〜というグットな会でした。
こういうイベント、最近増えてるように感じますが、我々飲み手としてはありがたいですね。

でも次に開催されるのは100年後?毎年開催してほしいなあ(笑)
ラガヴーリン蒸留所の200周年、本当におめでとうございます!