累計300万アクセス 御礼申し上げます
一昨日、当ブログの総アクセスが300万PVに到達しました。読者の皆様、本当にありがとうございます。
200万PVの時は気が付いたら10万くらい超過していて、完全にタイミングを逃してしまったのですが、また節目を逃すわけにも行かないため、今回はちゃんとコメントします(笑)。
ブログ開設から1年半弱。今年4月から職場が変わって、毎日は更新できないかもとも思ったのですが、何とか続けられていますね。それどころかWEBマガジンでの執筆も始まって、もうなんていうか、できればこちらを本業として生きていきたいくらいです。
サンプルやテイスティング会など、貴重なボトルなどを頂く機会も多く、ウイスキー仲間並びにメーカーや酒販関係の皆様にはただただ感謝するしかありません。
皆様、今後ともよろしくお願いします。
また、最近はブログへのコメントや質問が増えているだけでなく、BARでお会いした方が、後々そのお店に電話をかけてまでご挨拶してくださったり、当ブログを参考にボトルを買われる方も少なくないようで、いい加減なことは書けないなと、身が引き締まる思いです。
時間的な制約からやりっぱなしになってしまうこともありますが、今後ともよろしくお願いします。
さて、今回はブログに関する身の上話。過去に記事上で回答したものもあるような気がしますが、読者の皆様からよく聞かれる質問を、回答してみたいと思います。
Q1:テイスティングの基準点が10点満点中4点と半端なのはなぜ?
A1:ウイスキーに限らず飲食物というものは、完成度や品質といったそのものの良し悪しと、個人の好みの2軸で評価されるものだと考えています。
品質という点では大体のウイスキーが「良く出来てるよな」と思えるところで、この部分を基準に採点していくと大多数はある一定以上の評価を獲得します。
さすがにそれで個人ブログとして書くのは面白くないので(そういうのはプロのお仕事で)、最低限の品質や完成度を維持しているかという部分を基礎点として4点にし、自分が好ましいと感じる要素での加点を6点としてウェートを大きくしています。
Q2:4点未満のボトルはあるのか。
A2:あります。自分が受け付けない香味という特殊な事例を除いては1本だけ掲載していますが、載せてないだけで結構あります。
Q3:10点満点ボトルが少ない。
A3:実際のところ、自分の評価では9点に到達したらほぼ100点満点です。その中でも特別な思い入れのあるボトルだけ10点としてまとめているので、過去飲んだボトルを合わせても10本あるかどうかですね。
とりあえずこんなところで。
さて、今回はブログに関する身の上話。過去に記事上で回答したものもあるような気がしますが、読者の皆様からよく聞かれる質問を、回答してみたいと思います。
Q1:テイスティングの基準点が10点満点中4点と半端なのはなぜ?
A1:ウイスキーに限らず飲食物というものは、完成度や品質といったそのものの良し悪しと、個人の好みの2軸で評価されるものだと考えています。
品質という点では大体のウイスキーが「良く出来てるよな」と思えるところで、この部分を基準に採点していくと大多数はある一定以上の評価を獲得します。
さすがにそれで個人ブログとして書くのは面白くないので(そういうのはプロのお仕事で)、最低限の品質や完成度を維持しているかという部分を基礎点として4点にし、自分が好ましいと感じる要素での加点を6点としてウェートを大きくしています。
Q2:4点未満のボトルはあるのか。
A2:あります。自分が受け付けない香味という特殊な事例を除いては1本だけ掲載していますが、載せてないだけで結構あります。
Q3:10点満点ボトルが少ない。
A3:実際のところ、自分の評価では9点に到達したらほぼ100点満点です。その中でも特別な思い入れのあるボトルだけ10点としてまとめているので、過去飲んだボトルを合わせても10本あるかどうかですね。
Q4:自宅にボトルは何本くらいあるのか。
A4:開封済みで80本くらい、未開封で200本くらいです。元々そこまで買い集めていたわけではないので、その筋の皆様からすればストックは少ないです。
A4:開封済みで80本くらい、未開封で200本くらいです。元々そこまで買い集めていたわけではないので、その筋の皆様からすればストックは少ないです。
Q5:今年のイベント開催予定は。
A5:秋頃にオールドボトル会を前回と同じイメージで開催予定です。
とりあえずこんなところで。
この1年半、多少の山谷はあれど当ブログのアクセスは右肩上がりで推移してきました。
アクセスの傾向としては、1年ほど前はマッサンを発端としたジャパニーズウイスキーブームに大手メーカー終売騒動真っ只中で、一部人気銘柄を除いては、とにもかくにも日本メーカーのウイスキーがアクセス上位を占めていたところ。
最近はジャパニーズウイスキー以外に、「5000~1万円クラスのミドルグレードのスコッチウイスキー」や「オールドブレンデッド」にアクセスが集まる傾向も見られます。
Facebookなどを見ていても、ブームという市場の流れの中でウイスキーを知り、琴線に触れた方々が順調にステップアップされている(底なし沼にはまっている)ように感じます。
自身のスキルアップの為に始めたこのブログですが、最近はそうした皆様の道しるべとなればという想いもあります。
また、ここ最近ウイスキー関連の情報を発信される方が増えてきたように感じます。
ブログを新規開設される方や、ハイドアウトクラブの開設でコメントを投稿される方など、中にはセンス良いなーと感じる飲み手の方や、自分自身勉強になると感じる記事もあり、今後の更新が非常に楽しみです。
そうした書き手の方々とも、ブログ活動を通じて交流していきたいですね。
写真は先日お呼ばれしたテイスティング会にて。
素晴らしいボトルの数々が、今後のブログ活動に良い励みとなりました。
コメント
コメント一覧 (11)
ブームも少し静まりつつあり、ヤフオクの相場も落ち着いて助かっています。
ボトル選びにくりりん先生のブログのレビューはバイブルです。
これからも健康に気をつけて、日本のウイスキーファンに情報を発信して下さい。
マイケル・ジャクソンのようにくりりん先生監修のテイスティンググラスなんかも楽しみにしてますよ!
毎日ブログを楽しく読ませて頂いております。
最初のブログ訪問は、バランタインのオールドボトルに興味を覚えたのがきっかけでした。
それ以来さらにウイスキーにはまり、いつの間にかボトルの本数が20数本になり、ちょっとマズイかな…と思っていたら、くりりんさんは私の10倍の保有数ということで、まだまだ大丈夫だと安心した次第です。(笑)
これからも様々なボトルのレビューを楽しみにしております。
ウイスキーへの知識、伝達する文章力、様々なボトルに出会う機運から人柄の良さも伺えますね。
新しい記事を毎朝読むのが日課となり、ボトル購入の判断に迷ったときは過去ログを読み漁ります。笑(ウスケバまで遡る事も有り)
また、業界についてフラットな目線で真摯に考察されているのも非常に勉強になります。
今後もブログの更新を楽しみにしております。
僭越ながら、体調に御慈愛下さい。
p.s
大阪のバーでくりりんさんのオススメがあれば御教示下さい。
コメントいただきましてありがとうございます!
バイブル、そのように言っていただけると本当に光栄です。
最近の市場は一極集中というか、何でもかんでも高くなる感じではなくなってきましたね。
そういう意味では、ブームが次のステップに進んだということでしょうか。何れにせよウイスキー愛好者の人口は増えたように思います。
グラスの監修、そこまでやれたら人生思い残すことはありません(笑)
今後ともよろしくお願いします!
ありがとうございます!
バランタインはジョニーと並んで当ブログの充実ラインナップの一つですね(笑)
記事にも書きましたがバランタインの味わいには、ちょっとした”沼”がありますから、ハマったら最後です。
ただ、この1年間で20本くらいということは、今後加速的に増えていくことを考えると、200本くらいはすぐですよ。
今のうちから大きな収納を準備されておくことをおすすめいたしますw
今後ともよろしくお願いいたします!
体のご心配まで頂き、ありがとうございます!
購入の際の参考にしていただいているとのことですが、ウスケバ時代は自分の中でかなり甘いというか、未熟な部分があるのでこちらにはもってきていないものの、それまでもとなると逆にちょっと恥ずかしいですね(笑)
例えば自分のようにブログを書かれている人は大勢居るなかで、自分は特に何かしているわけではないですが、気が付くと色々恵まれている状況。これはもう人の運の良さなんだろうなと思っている次第です。
今後もマイペースで書いていきますので、引き続きよろしくお願いします!
>大阪のBAR
大阪方面は仕事で行くくらいしか顔を出せてないのですが、RosebankさんやBar Kさんは空間の良さに加え、マスターの知識もありますので安心してオススメできます。
後は大阪ではなく神戸になりますが、三ノ宮のメインモルトさんはウイスキー飲みの西の聖地ですね。関西式のハイボールから入って、素晴らしい一夜を約束できると思います。
いつも、このブログを開くのを楽しみに生活しております。
僕がウイスキーにはまったきっかけは、ウイスキーマニアの先輩にいただいた、村上春樹のエッセイ、「もし僕らの言葉がウイスキーであったなら」の一節にあります。
アイラ島のとある住人が、アイラのシングルモルトは飲むのに、ブレンデッドウイスキーは飲まないのですか?という質問に対して答えた言葉、
「もちろん飲まないよ。うまいアイラのシングルモルトがそこにあるのに、どうしてわざわざブレンデッドウイスキーなんてものを飲まなくちゃいけない?それは天使が空から降りてきて美しい音楽を奏でようとしているときに、テレビの再放送番組をつけるようなものじゃないか。」
というもの。
この一節を読んだ直後に、僕はやまやでボウモアを買っていました(笑)
それまで、僕はウイスキーが大嫌いだったのですが、その日にボウモアのレジェンドを飲んでから、くりりんさんのおっしゃる、底なし沼とやらに見事にはまってしまいました(^^;
そこで、さらにくりりんさんのブログや様々な本に出会い、このウイスキーも飲んでみたい!!となってしまいました。
今では、ブレンデッドにもはまっております。
あなたのおかげで、もう抜け出せそうにありません(笑)
どうかこれからも、素晴らしいウイスキーの世界を教えてください!!
もう底なし沼から抜け出す気はありません(笑)
今後ともよろしくお願いいたします♪
最近ウイスキーのおいしさを知ってはまりつつある新参者です。それというのも、くりりんさんのブログを知って参考にさせて頂きウイスキーを飲んでいるところからによるもので、大変楽しく勉強になっています。
ところで、若輩者としてのウイスキーの評価に対するしょうもない疑問があるのですが、お付き合いください。
くりりんさんは評価において、最低限の一定以上の水準で評価4点、好みでさらに+6点まで加点と書いています。
すると、比較的手に入りやすいミドルクラスでは最高でも5-6点評価となっていることがほとんどです。
これはくりりんさんの中ではミドルクラスまでは2点程度の評価しか頂けていなく、好みのものが少ないと受け取れます。
思い入れがあるボトルは別としても、やはりレア品、オールドボトル、高級クラスになると評価が高くなっている傾向が見られます。またこれは、別のブロガーの方でも同じ傾向に感じます。
言うなればウイスキーは費用対効果が比例しなければ、より良いウイスキーに出会えないということが一般的なのでしょうか?
もちろん飲料にしても食材にしても料理にしても、良いものはそれなりの価格、価値がするということは理解できます。
ですが、通の方や、業界の方、プロの方からすれば一般的に買える、手に入れられるボトルはそこまで美味しくないんだよ。上を知らないだけだよ。と言われている気がして少し残念に思えます。
飲食物に評価をつけるブロガーさんは、そういったものも含め評価の塩梅が難しいと感じますが、ハイクラスを探求しないことにはウイスキーの魅力は頭打ちとなってしまうのでしょうか。
くりりんさんに、ウイスキーの良さを教えてもらってウイスキーの世界にはまりたい気持ちと、はまるのが怖い気持ちのジレンマの上に私は今、立っています(笑)
長文駄文、失礼いたしました。
こちらこそ、いつもブログを閲覧頂きありがとうございます!
ウイスキーを飲み始めるにあたり様々なきっかけはあろうかと思いますが、その世界に引きずり込む過程を当ブログも担ったとすれば、まさに著者冥利に尽きる話です。
人によっては「たかが酒で」と言う方もいるかもしれませんが、ただ酔うためのアルコール飲料と、我々が求めるウイスキーはまったく違うもの。それはまさに大人でなければ追求できない趣味であって、素晴らしい時間の使い方だと思っています。
今後も一緒にウイスキーの終わりのない世界を旅していければと思います。
いずれご一緒する機会もありそうですし。よろしくお願いします!
コメントいただきましてありがとうございます。
頂いた質問は少々複雑というか、一口にこれと言い切れない部分もございます。
”良いウイスキー”とは何かという中々複雑な話でもありますね。
そもさんは「ハイクラスを探求しないことにはウイスキーの魅力は頭打ちとなってしまうのでしょうか。」
という考えが根底にあって、そこから「高いウイスキーでなければ魅力は測れないのか」「安いウイスキーは美味しくないのか」という疑問が膨らんでいっているように感じます。
そのため、根底にある部分から持論を回答させていただきますと、
ある一定以上のウイスキーなら、美味い不味いにクラスはあまり関係ありませんが、よりハイクラスなウイスキーを経験することで、新しい世界が見えてくるという事があります。例えばバランタインファイネストを何本飲んでも、21年や30年の事は何もわからないですよね。
ただ、そうしたものを飲んでからミドルクラスやロークラスを飲むと、ハイクラスとの共通点や、それらの良い部分がわかりやすくなるというのが正しい解釈かなと思います。
ハイクラスなウイスキーの値段が高い傾向にある理由は、そもさん自信もご存知のように、長期熟成の原酒を含め幅広い原酒を自由に使えるからとか、質の良い樽を使えるからとか、ウイスキー製造行程が背景にあり、特に「万人が感じる美味しさ」「蒸留所が求める個性」を追求しやすくなるためという点があります。
(長くなったので一旦切ります)。
また、ウイスキーの場合少々特殊なのが、熟成という期間で市場価値がどう変動するかで、蒸留当時の同銘柄の価格ではなく現在の市場でも「売れる」であろう価格が反映される傾向があります。
オールドボトルなども当時安価なボトルであっても、現在はその何十倍という価格がついているものもありますが、評価される価値があるから値上がったのであって、その価値は味なのか、希少性なのかはボトルによってまちまちです。(希少性の場合はこれといった感動が無いものも多々あります。)
安いウイスキーを否定するものではありませんが、高いウイスキーも否定するものでもありません。値段が上がるには理由があり、機会があれば飲む、それをどう感じるかは個人個々。これに尽きると思います。
なお、ウイスキーの価格は先にも少し触れましたが、現在の市場の規模や需要と供給のバランスによって大きく変動しています。かつてはマッカラン25年やボウモア30年が1万円台で購入できていました。
そのため今から5-10年前までなら値段と中身の逆転現象も結構ありましたが、最近は世界的にウイスキーが認知され、良いものはオールドも現行品も高くなってしまった傾向が顕著です。(なのでより一層、レアなウイスキー、高いウイスキーという感覚が出てくるのでしょう。)
中々厳しい時代ですが、ウイスキー探求の旅に正解はありません。自分のペースで自分の思うように、探求を進めてみてください。