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仲間内で定期開催しているテイスティング勉強会、THE WHISKY DIVERS (TWD)に参加してきました。
月日は早いもので初回の開催から既に半年以上が経過。回数は6回を数えました。
基本ブラインドテイスティングで持ち寄ったボトルを深堀りするこの会。
単なる蒸留所当てがメインではなく、地域、熟成年数、度数、樽の絞込みや、フレーバーや香味の強弱についてどう感じたか、どう表現したか、それぞれが素直な意見をぶつけ合う。非常に良い経験になるのです。
やはりテイスティングはこうして意識して色々言葉にしていってこそ、勉強になりますね。

前回から採用している工夫として、ブラインドは飲み手側の消耗も激しいため、真剣かつ正確に飲める本数であるところの3本までを上限。後はメンバー1人のテイスティングコメントを読んで、選択肢の中からボトルを予想する、リバースブラインドテイスティングも実施しました。

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まずは今回の出題をダイジェストで。
1本目は自分からの出題でGMロングモーン25年 40%。
ゲストの1人にシェリー&ロングモーン好きが居たのと、ボトルそのものも非常に良い具合に開いていたのでブラインドに。
みんな余裕で絞り込んでくるだろうと思ったら、地域はともかく度数や熟成年数も結構バラバラでした。
思えばこういうボトルって少なくなりましたね。往年のGMシェリーについてあまり経験がない方の感想も新鮮でした。

2本目はベンリアック1997(16年)。
これは典型的なバーボン樽のそれという感じで、加水での変化も良かったです。
地域と蒸留所は想定の範囲内でしたが、樽の絞込みでバーボンホグスヘッドを想定したため、20年くらいかなと少し熟成年数を長く感じてしまいました。
しかしこの手のフレーバーってどの地域でも出てくることがあるんで、ブラインドで判定するには経験が必要。自分はまだ苦手意識があるタイプです。

3本目はイチローズモルト 秩父 オンザウェイ2015。
飲んだことのないボトルでしたが、ノージングで秩父確定。
体感の熟成年数や度数に加え、バーボン樽系のフレーバーがベースにあるも、バッティングを思わせる複数の樽の個性、複雑さがあり、これってオンザウェイじゃね?とボトル指定でいただきました。
秩父はわかりやすい個性があると感じていますが、回答者4名中3名が秩父指定で納得の結果です。

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ブランドの間にはフリーテイスティングで持ち寄りも挟み、最後は出題者のコメントを見てボトルを当てる、逆引きでのブラインドテイスティング。
今回の選択肢は

・フェッターケアン フィオール
・余市15年
・ブナハーブン33年 1980-2013 ジェームスマッカーサー

出題者コメントでは、
香りにバニラ、ドライマンゴー、梅ジャム。
味にビスケット、林檎、洋梨、ナッツ、ミントや穏やかなピート。
といった要素が含まれており、まあ素直に考えたらブナハーブン33年で、余市は絶対にないのですが、実際に飲み比べてみると、この人はこれをこう捉えたんじゃないか?こういうポジティブな表現も出来るぞと、案外悩んでしまうのです。

なお、このリバースブラインドテイスティングは、1人も正解者が出ない場合、ボトルの特徴を捉えられていないということで出題者は要反省ということに。まあ幸い今回そのシーンはありませんでした(笑)。

このテイスティング方法の良いところはいくつかあるのですが、提示されたコメントに対してオープンでテイスティングをするので、表現方法のすり合わせが出来ることや、ウイスキーを紹介するスキルが養われること。
コメントさえ準備しておけば、BARなどでも通常注文する流れの中で、ゲーム感覚で楽しむことが出来るのも面白そうだと思います。

15時スタート、気がつけば20時過ぎ、みっちり語り合って充実の時間となりました!
会の進行や方針もだいぶ固まってきたところで、そろそろメンバーを増やしたり色々やってみても面白そう。
次回は7月か。はやくも次が楽しみです。