タムデュー バッチストレングス 58.8% Batch No,1
TAMDHUBatch Strength
Batch No, 001
Matured in Sherry Casks
700ml 58.8%
グラス:SK2、創吉テイスティング
量:30ml以上
場所:自宅
時期:開封後2週間程度
評価:★★★★★★(6)
香り:ドライプルーンやレーズンチョコレートを思わせる、甘くほのかにビターな香り立ち。
スワリングするとツンとしたアルコール感、徐々にシナモンなどのスパイス香や木香、クッキーを思わせる甘みが開いてくる。
味:とろりと濃厚でピリッとした刺激を感じる口当たり。ブラウンシュガーやドライプルーンの甘みと乾いた麦芽の香ばしさ、アプリコットを思わせるほのかな酸味。また、時間経過でクリーミーなニュアンスも感じられる。
余韻はウッディーな苦味と微かな生木っぽさ、ハイプルーフらしいトーンの高い刺激。そして序盤の甘みが最後まで続いていく。
タムデュー(イアンマクロード社)からリリースされた、バッチスタイルのリミテッドリリース。タムデュー・バッチストレングスの第一弾です。
タムデューといえば、蒸留所の休止明けから今回と同じブランデーにありそうなボトルデザインでオフィシャルリリースを行っていますが、聞けば著名なデザイナーによる作品なのだとか。(ラベルや箱はカッコ良いと思います。)
中身はシェリー樽原酒のみで構成された、カスクストレングスのシングルモルト。嫌味な部分があまり無く、綺麗な近年タイプのシェリー系ウイスキーに仕上がっています。
今回のボトルを2016年3月現在の価格帯で考えると、ハイプルーフでシェリー系のウイスキーは
・アベラワー・アブナック
・グレンリベット・ナデューラ
・グレンドロナック・カスクストレングス
・(多少価格は下がりますが)グレンファークラス105
あたりがオフィシャル通常ラインナップにあるわけですが、選択肢として充分考えられるクオリティ。アブナックやナデューラよりシェリーの濃さは劣るモノの、個人的にはこれら4本より、タムデューバッチストレングスのほうが好みです。
タムデューらしさの感じられる、酒質そのものの香味や厚みと、シェリー樽由来のフレーバーのバランスが良く、嫌味の少なさに加えて多層的な広がり方があるのも印象的でした。
・アベラワー・アブナック
・グレンリベット・ナデューラ
・グレンドロナック・カスクストレングス
・(多少価格は下がりますが)グレンファークラス105
あたりがオフィシャル通常ラインナップにあるわけですが、選択肢として充分考えられるクオリティ。アブナックやナデューラよりシェリーの濃さは劣るモノの、個人的にはこれら4本より、タムデューバッチストレングスのほうが好みです。
タムデューらしさの感じられる、酒質そのものの香味や厚みと、シェリー樽由来のフレーバーのバランスが良く、嫌味の少なさに加えて多層的な広がり方があるのも印象的でした。
今飲んで楽しめるのは勿論、10年後くらいに飲めばアルコールのカドが取れ、さらにまとまりが良くなることが期待できる、面白いリリースだと思います。
タムデューはオールドボトルに加え、以前リリースされていたオフィシャル25年やボトラーズなどで好みなボトルが多かっただけに、こうしてまた期待できるリリースが増えてくることは非常に嬉しいです。
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