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MARS MALT GALLERY 
Aged 21 Years 
Distilled 1988 
Bottled 2009 
Matured in Sherry cask #567 
200ml 58% 
評価:★★★★(4)

香り:ビターでサルファリー、かりんとうを思わせる香ばしさ、ドライ、ゴムのようなアロマ。
徐々にソーセージのようなミーティーさも感じる。

味:とろりと濃い甘さにスパイシーな口当たり。メープルシロップ、シイタケの出汁、サルファリー。 余韻はビター、サルファリーでドライなウッディさ。まさに硫黄爆弾。


信州マルス蒸留所で、お土産品として販売されていた蒸留所限定シングルカスクウイスキーの一つ。 
ウイスキー仲間のHPさんから頂きました。いつもありがとうございます。
で、頂いたところ大変恐縮ではあるのですが、正直これは厳しい味です。
激しい硫黄臭と染み出たシイタケの出汁っぽい風味、そして熟成が早いジャパニーズらしく樽材由来のエグミも強い。
硫黄などの要素が気にならないで飲める人なら、熟成感もあってそれなりの評価になるかもしれませんが、完璧に自分がダメなシェリー路線です。

マルスのモルトはここ数年リリースされたシングルカスクシリーズ等では、新樽やバーボン樽のモルトは非常に良い物もあったのですが、シェリーは飲んだものすべからく硫黄が強く、好みを分ける結果となっています。
果たしてマルスのシェリーで旨いものってあったんでしょうか。
再開後のマルスからこのクラスが出るようになるには、あと10年以上を要するわけですけど、硫黄路線からは脱却してほしいと強く願っています。