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BUNNAHABHAIN 
The 25th Anniversary of SAGA 
"Gelard" 
Aged 25 years 
Distilled 1990 
Bottled 2015 
Cask type Hogshead 
700ml 48.3% 
暫定評価:★★★★★★(6)

 香り:華やかで軽やかな香り立ち。ドライでオーキーなアロマは青リンゴ、ドライパイナップル、微かなハーブを思わせるスッとした爽やかさ。加水すると乾いた麦芽風味とナッティなニュアンスもある。

味:口当たりはややドライでエッジの立ったオーク香とフルーティーさ。ボディはミディアム程度で、そこまで厚みは感じられない。ドライアップル、レモンピールの砂糖漬け、微かにシナモンと、奥には麦芽の白い部分の底支え。
余韻はドライで華やかなオーキーさと微かなスモーキーさが感じられる。
加水すると摩り下ろしリンゴ、ワクシーな風味が開くが、水に負ける印象もある。


SaGaシリーズを知る飲み手なら誰もが驚いた、まさかのスクエニと信濃屋のコラボボトル。
3種類リリースされた中で、特にSaGaシリーズの25周年を記念した色が強かったのが、このブナハーブン25年でした。
本ボトルはサガ2に登場するキャラクター、ジェラールをイメージしたボトリング。
サガシリーズの創世記、中期、未来というコラボボトルの中で創世記に当たる位置づけであり、そこにブナハーブンというのはよほど良い樽だったのか、それともジェラールのキャラクター設定から個性を誇る他のアイラモルトではなく、穏やかで尖った個性のないブナハーブンが選ばれたのか。いずれにしても3種類の中では一番楽しみだったボトルです。 (ついにねんがんのry)
ゲームに関する思い入れは自分あたりの世代だと特に強いものと思いますが、このブログでロマサガについて熱く語っても仕方ありませんので、その辺のネタに触れるのは最低限に留めてボトルの紹介を主眼におきたいと思います。

ブナハーブンは平均してボディが厚い酒質ではなく、このオーキーなフレーバーはいかにもボトラーズからのリリースらしいタイプです。ブラインドでは絞り込みが難しいと思いますが、蒸留所を言われると納得する感じ。
これ以上熟成させたら更にドライで、樽材しゃぶってるような味になってしまうところ、その際どいところでのボトリングであり、ボディが許容できるギリギリの樽感が詰まっている。酒質そのものの味としては、麦芽風味と微かなスモーキーさ、素直な味わいで、バランスよくまとまっています。
口開けでしたので今後さらにドライな方向に振れるか、樽感がこなれてフルーティーなタイプになるか、後者の良い変化を期待したいところ。

後々他の2本についても紹介していきますが、所詮記念ウイスキーって言ってもたいしたことないんでしょ。色物でしょ。と言う勝手な先入観を吹き飛ばしてくれる、良い出来のモルトでした。