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2015-12-13-12-58-29
BOWMORE 
The Scotch Whisky Society No,3.240  
"Kippers in a coal sack"
Aged 16 years
Distilled 1998
bottled 2015
Cask Refill barrel
59.8% 700ml
暫定評価:★★★★★★(6)

香り:絞ったグレープフルーツのようなシャープな柑橘系のアロマ、少しのえぐみ、柔らかいスモーキーフレーバー、塩素、微かに焦げたような香りもある。

味:ややオイリーな口当たり、最初に少し植物系のえぐみ、ケミカルな要素を感じるが、すぐに熟したグレープフルーツの黄色いフルーティーさと麦芽風味、エッジの鋭いピートが感じられる。
フィニッシュは舌の上に強い塩気、スモーキーでフルーティーな戻りを伴う長い余韻。

ウイスキー持ち寄り会での紹介ボトル。ミルキーMさんが持参。
正直当日まともに飲めたのは、これと他3~4杯あるかどうかでしたが、このボウモアは自分好みの素直に美味しいタイプで飲めてよかったです。
流石ソサイエティ、良いモノ詰めてますね。90年代後半、特に98や99ビンテージらしい華やかなフルーティーさと塩っぽさが際立っています。

樽によっても異なりますが、94、95にあるような雑味的な要素はそぎ落とされ、ボウモアらしいグレープフルーツなどの黄色いフルーツ感が強調されたボトルが98や99には多い印象。
このボトルは1993ビンテージに肉薄する、という触れ込みだったそうですが、確かにフルーティーさは見るところがあり、特に味わいの後半に感じられるフルーツ感の盛り上がりは、93の頂点とまでは行かなくても93の平均値とするならば近いボトルはありそうです。
端的に表現するなら、グレープフルーツ、塩、ピート。この3用語でw
機会があったらハイボールでも飲んでみたいですね。絶対美味しいと思います。