オールドセントアンドリュース 21年 1980年代流通 "ウイスキー特級"
- カテゴリ:
- ★5
- セントアンドリュース
OLD ST.ANDREWS
Over 21 years
Finest blended scotch whisky
1980's
43% 750ml
構成原酒:トマーティン、バルヴェニー、グレンリベットなど
評価:★★★★★(5)
香り:古い絨毯のような埃っぽさを伴う落ち着いた甘味のあるシェリー香、レーズンや梅酒を思わせる甘味と酸味がある。徐々にカラメリゼのほろ苦さ、少し薬っぽいクセ。グレーンの影響か全体的にフレーバーの質は軽やかに感じられる。
味:スムーズな口当たり。シロップ漬けのチェリーを思わせる人工的な甘さ、ボディは盛り上がる感覚はなく平坦気味で、徐々に栗の渋皮煮、ウッディーな苦味が感じられる。
余韻は少しのスパイス、終盤のほろ苦さが消えてあっさりしている。
昨日11月30日はスコットランドのナショナルデーで、
その歴史上の人物にちなんだ名前が付けられている都市セントアン
(オールドセントアンドリュースの裏ラベル。ゴルフ場の歴史が長々と…)
オールドセントアンドリュースは比較的歴史の浅い銘柄で、1970年頃に製造元が設立、日本市場をメインターゲットとして販売が開始されました。
1970年代の日本は洋酒ブームのみならず、ゴルフブームも到来していた時代。国内のゴルフコースは1000を超え、競技人口も爆発的に増えていた。そんな中、ゴルフの聖地ともされるセントアンドリュースにちなんだウイスキーが売れないわけがなく、8年、12年、ピュアモルト等複数のグレードに加え、クラブ、バッグ、ボール等の各種ゴルフグッズを模したボトルも展開、洋酒ブームが終焉した後の時代も販売され続け、現在に至っています。
今回のボトルは同社のラインナップの中でもハイグレードの21年。
使用されている原酒は上述の通りですが、特に設立から1985年まではトマーティンが株主の一角だったそうで、同蒸留所の原酒が深く関わっている可能性は高いと考えられます。
甘くまろやかで飲みやすくピートフレーバーは控えめ、日本人向けだなぁという味わい。もう少しシェリー系のフレーバーが上質で濃厚であることを期待していたのですが…こんなものでしょうかね。さらに古いボトルも試してみたいです。
1970年代の日本は洋酒ブームのみならず、
今回のボトルは同社のラインナップの中でもハイグレードの21年
使用されている原酒は上述の通りですが、
甘くまろやかで飲みやすくピートフレーバーは控えめ、
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