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大変ありがたいことに、先週末で当ブログの総アクセス数が100万PVとなりました。
あまりPVでガタガタ騒ぐ話でもありませんが、一応節目でもありますので、これまでの振り返り等を。

3月初めのブログ開設から8か月ちょっと、特にPVを意識したSEOを行っている訳ではありませんが、ニッカ終売・値上げ事件の瞬間最大風速を除けば、最近は1日当たり5000~6000PVを頂くことが通常となり、それもまだ増加傾向にあるところ。本当に多くの方にご覧いただていると、日々気持ちが引き締まっていく思いです。
自分は5年前にもブログをやっていたわけですが、当時のアクセス数(1日500PV程度)から10倍以上の数字には、ただただ驚くばかり。スマホの普及などの要素はあれど、それだけウイスキーに興味を持っている人、愛好家の人口がこの5年間で増えたのだと思います。

このブログを始めた背景はいろいろありますが、自分の経験をまとめることと、新しい交流を広げるきっかけにしたいという思いがありました。
それは上述のように、昨今のウイスキーブームで20歳以上の全世代においてドリンカーが増えていること。自分が飲み進めてきた中で、こういう情報がまとまっていたら良いのになと思ったことも数多くあり、数年とはいえ先に飲み始めた自分に何が出来るのかと考えたことから、フィードバックの意味でもありました。
しかし、逆に自分が様々な機会や情報を頂けるなど、かえって得るモノのほうが多かったのではないかと感じています。皆様本当にありがとうございます。


ブログを再開してからというもの、情報収集の過程や記事の反響など、それらから学んだことは数多くありました。
これまで、自分は若気の至りともいえる、自分の感じたことは絶対であるかのような自信を持っていました。しかし多くの意見に触れる中で、主観とそれらは本当に違うものなんだと、意見の多様性とその重要性を学ばせて貰いました。
以前からわかっていたつもりでしたが、自分の考えはまだまだ浅かったですね。それが分かっていなかったかつての自分が恥ずかしいですし、それでも良くして下さった方々には感謝しかありません。
また、自分の意見を伝えるためには、まず賛同してもらうことが大切で、
いきなり否定から入ったのではそもそも議論にすらならないという 、物事の進め方もブログ関連の作業を通して学んだように思います。 変な話ですが、社会人として学ぶべきことを、 会社ではなくブログから学ばせてもらいました。

この5年間でウイスキーを取り巻く情勢は大きく変わりました。
かつては1960年代から1970年代蒸留のストックが潤沢にあり、販売側もユーザー側も心の余裕があったように思います。
それが世界的なブームに加えて、1980年代の原酒不足に端を発した歪んだリリースによる原酒枯渇。良質なリリースの競争率が上がっているだけでなく、局所的なブームがちょっと前まで見向きもされなかったような銘柄の価格を引き上げる。どこか荒んだ空気が流れているように感じます。

こういう状況であるからこそ、広いコミュニティで交流していく、競争ではなく共有が重要になってくるのかなと考えています。
このブログのみならず、今後自分が開催していくイベントは、そうした交流のきっかけになればいいなと。直近、12月13日のイベントがまさにそれですね。開催が今から楽しみです。

皆様のウイスキーライフで参考になると言っていただけるような情報を、少しでも多く発信していければと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。