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GLENDRONACH 
Aged 40 Years 
Distilled 1972 
Bottled 2012 
Cask #710 Oloroso Sherry Butt 
49% 700ml 
暫定評価:★★★★★★★★(8)

WL最古参会でのテイスティング。タケモトさん持参ボトル。
近年リリースされたシェリー系長期熟成の中でも、多くの飲み手が評価するであろうグレンドロナック1972ビンテージ、オフィシャルリリース。
濃厚なシェリー系ですが嫌味はなく、ややわざとらしいほどのベリー感、ライチ、白玉のような白っぽい甘さ。余韻には歳月の積み重ねを感じるウッディネス、タンニンが長く続きます。
現在同シリーズのリリースの中心となっている1990年代のシェリー風味とは別物、次元が違います。

同シリーズは、710番前後のカスクナンバーを中心に、かつては3万円ほどで販売されており、それでも若干の売れ残りまであったくらいでイベントでは無料試飲まで出ていました。自分と同じ頃から飲んでる人なら、結構口にしてるシリーズだと思います。
カスクによる評価の差は当然ありますが、自分が飲んだ中ではどれも素晴らしいシェリー感でした。

それが大陸方面からの引き合いが強くなると途端に強気の価格設定。今も同時期蒸留のリリースはありますが、10万円の大台を超えてしまいました。
「この価格でこれを飲めるのは今だけ」なんてみんな言い合ってたのに、当時にしては微妙に高い設定だった価格に躊躇して買っておかなかったことを後悔してる人は、きっと少なくないはずです。(もちろん私もその一人です(笑))。

ちなみに、素晴らしい長熟シェリー系であることに違いはないですが、開けたて直後のほうがベリー風味やランシオ系の熟成香は強く、徐々にこなれていく印象です。
また、今回のWL最古参会では多くの高レベルなシェリー系ウイスキーがラインナップとしてあり、いろいろ飲み比べた結果からか、レベルの高い中にも仕上がりの粗さというか、フルーティーさが浮ついているような、アラが見えてきたのは面白いところです。

テイスティング:開封時期不明
使用グラス:木村硝子 古酒