カテゴリ:

中身は5年もののラフロイグ。ボトリングが2015年ですので、2010年か、あるいは2009年の蒸留。
クーパーズチョイスやアイリークを販売しているビンテージモルトウイスキー社経由で、日本バーテンダー協会東北総括本部がボトリングしたものです。
目的はもちろん、東日本大震災への復興支援。"東北魂"はこれまでも岩手県バージョンとしてグレンロセスが、宮城県バージョンとしてベンリネスがボトリングされており、今回の福島県が第三弾となります。
既に現地新聞で記事に取り上げられるなど、ひそかな話題を呼んでいます。

復興ウイスキー福島版お目見え 宮城、岩手に続き390本製品化(2015/10/1)
https://www.minpo.jp/news/detail/2015100125678

これまではラベルに現地を象徴する祭りの風景など、1枚の写真が使われていましたが、福島県バージョンは同協会支部が置かれている街の5つの風景がラベルに使われており、より華やかで活気のある佇まいを感じます。


東北魂<福島>
ISLAY SINGLE MALT SCOTCH WHISKY
Bottled by The Vintage Malt Whisky Co.Ltd
Bottled 2015
700ml 53%

口開けの印象としては、
香りは若くフレッシュで、ニューポッティーな乳酸系のアロマと焦げたようなピート香。
徐々にシトラスの爽やかなニュアンス。燻した麦芽やナッツを思わせる香ばしいフレーバーも出てくる。
口当たりは意外と落ち着きがあり、香りほどの若さは無くスーッと入っていく。
グレープフルーツ・・・まではいかない柑橘系の風味に、バニラやナッツ、微かなえぐみ、そしてピーティーでスモーキー。戻りの中にニューポット系の風味を感じる。

こうして若いアイラを飲むと、一概に決め付けることは出来ませんが、蒸留行程で形成される原酒本来が持っている香味と、熟成によって得られていく香味がわかって面白いですね。
また、香りは若いですが味は意外とスムーズで、ロックで飲んでも面白そうですし、ハイボールにしたらスイスイいけてしまいそう。
届いたばかりで少ししか飲めてませんので、テイスティング記事は別途まとめる予定です。


本来は「関係者限りでボトル売り無し」とのことですが、元福島県民である自分のところにこのボトルが届いたのは、なんだか縁を感じるというか、感慨深いものがあります。
このボトルは次回から私が主催するイベントの際など、ラインナップの中に置いておこうと考えています。
また本ボトルは基本的には県内ならびに東北のBARで飲めるようですが、関東や関西など一部のBARにも入っているようです。
ご興味ございます方は、是非グラスを傾けて、復興する東北の姿を感じてみてください。