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先日、蒸留計画または蒸留そのものが進んでいる4箇所のクラフトディスティラリーについて、その状況を記事にしました。
そのうち北海道・厚岸蒸留所の公式ホームページが昨日8月10日にオープン。
厚岸蒸留所は熟成試験も含めれば結構前から建設準備を進めていたものの、メーカー側にホームページ等が無く、状況がわかりにくい部分がありました。
開設されたWEBページは、建設中の蒸留所が詳しくまとめられています。
既にご覧になられた方も多いと思いますが、まだの皆様は通勤途中のお供にどうぞ(笑)。
厚岸蒸留所公式WEBページ
 
スタッフ4名、生産規模も少量、樽はバーボン、シェリー、ミズナラの3種類ですか。お、見学も対応してくれるんですね。流石に早々行ける場所じゃないですけれど・・・
これで2016年の蒸留開始に向けて現実味がぐっと沸いて来たなと感じます。

厚岸は熟成実験を行った上で建設場所を決めているだけでなく、現地の海産物と合わせるという明確なビジョンも持ち、アイラモルトをイメージしたピーテッドタイプに特化していくそうです。
建物すら出来てない段階でこういうのも何ですが、ピーテッドタイプに拘るのは大いにアリだと思います。
ノンピート系のモルトは若さを覆い隠す香味が無いので、若さがモロにきてしまうことも多いのですが、ピーテッドタイプなら若い方がピートもクセも強く感じるので、逆にプラスになることもあります。
現地の牡蠣など、海産物との相性も良いかもしれません。
 
ただ、小規模な蒸留所ほど良いも悪いもクセが出やすい傾向にあると感じます。
それこそがクラフトディスティラリーのウイスキーを飲む面白さっちゃそうなのかもしれませんが、厚岸の産声は果たしてどのような響きなのでしょうか。
 
厚岸蒸留所には知人が勤めるようですし、今後の動きが楽しみです。
新しい情報が手に入りましたら、記事にしていきたいと思います。