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仕事が早く片付いたのでさっさと帰ろうと、昨夜は19時の電車で帰宅。最寄り駅に到着したところで駅員がなにか叫んでいましたが、特に気にもとめずスルー。
風呂上がりにいつものジョニ黒ハイボール飲みながらニュースを付けると、JRが大変な事になってました。
いつもの帰宅時間だったら完全に帰れなくなっていたところ。それにしても巻き込まれた方の心中、お察しいたします・・・。

さて、先日ニューリリースの宮城峡の記事をUPしましたが、終売となるNA宮城峡を忘れていました。
1本買おうかと思って居たところ、丁度比較用として飲み仲間から"ボトルレンタル"を頂きましたので、記事化させて頂きます。


NIKKA WHISKY
SINGLE MALT MIYAGIKYO
Non Age
43% 500ml

評価:★★★★(4)

香り:甘い麦芽香と若さを感じるニューポッティーさ。ドライフルーツを思わせる果実感、酸味。
基本的には若く単調な香りで、特に気温が高い夏場の時期はアルコール感も強く感じる。

味:香り同様に麦芽風味と若さを感じる香味。すり下ろしたリンゴや若い洋梨のような甘みもある。
口当たりの刺激は少ないが中間の変化は乏しく、余韻にかけては麦芽風味とほのかなピートが感じられる。


蒸留所で販売している5年モノの味を丸めたような構成で、「10年とノンエイジでこうも違うのか。」と、飲んだ当初は非常に驚いた記憶のある1本です。
ノンエイジだけに若いんですよね。特に宮城峡は多少ピートを炊いているといっても、若さを隠すほどの強さは無いので、よりダイレクトに感じられます。
若さ以外では酒質由来の麦芽風味、うっすらとした果実感がメイン。原酒の質、スタートラインはこうですよという素顔の味わいでもあるため、これを飲んで10年、12年んとステップアップすると面白い。宮城峡を理解する教材としてはありがたい存在だったと思います。実際飲み方ハイボールやロックで飲む分にはそう悪くないです。


それだけに9月1日以降は10年、12年とステップアップ先だったボトルが無くなってしまうのが残念です。
値段のことを書くと、10年で4000円強、12年で7000円弱という価格設定は、一般の飲み手がそうそう常飲出来るものでも無かったかもしれませんが、まったく無くしていいかというと話は別です。次のボトルがあるからこそ新たな興味が生まれて、その違いも楽しむ事が出来るわけですから。
例えば15年とか、17年とか、来年4月くらいに原酒の目処を付けて販売してほしいものです。


余談:記事が増えてきたので、各評価毎にざっと見直して見ると、最近評価が甘くなってきたかなーという気がしてきました。
まぁ加点方式で、好みの要素があると大きく加点してしまう傾向はあるのですが、なるべく評価軸は一定に保たないとゼロからブログをはじめた意味が薄れてしまうワケで。
最近あまりの暑さにだれ気味ですが、気を引き締めて呑んでいこうと思います。