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9月1日発売の新余市・宮城峡のテイスティングと評価は以下をご参照ください。(8/2更新)

シングルモルト余市(45%) 


やあ (´・ω・`)
ようこそ、くりりんのウイスキー置場へ。
このウイスキーはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「またニッカ」なんだ。済まない。
前回の投稿で芸がないとまで言っておいて、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このニューリリース情報を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない。
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
終売や値上げが相次ぐ殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
そう思って、この記事を書いたんだ。
じゃあ、発売を待とうか。

・・・

というわけで、すいません。またニッカ関連です。
でも今回は終売じゃなくて新規リリースメインの話です。
余市、宮城峡の既存ラインナップの出荷終了の報道が消費者に衝撃を与えたのはつい2日前。
その記事の中では「ブランドとしては継続する」という何ともわからない表現があり、ファンの中では度数や仕様、あるいはシングルモルトかどうかなのかまで含めて様々な予測がされていました。

ご参考:ニッカウイスキー「余市」「宮城峡」販売終了の報道 "ニッカショック"がファンを直撃
http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1030385040.html

酒販関係者に周知されていた内容では、9月1日以降に新しくノンエイジの余市、宮城峡がリリースされるということで、たぶんそのことなんだろうと思っていたところ。
早くもその9月1日リリースとなる、新しい余市NAと宮城峡NAの情報(酒販向けのパンフレット)が入ってきたので掲載します。


"個性を研ぎ澄まし、一新"
竹鶴政孝の夢を受け継ぐふたつのシングルモルト、2015年9月1日(火)新登場


【シングルモルト余市(9月1日発売)】
45% 700ml (4200円)
45% 500ml (3080円)
45% 180ml (1140円)
45% 50ml (560円)

テイスティングノート(メーカー)
香り:やわらかな樽熟成香と麦芽の甘さ、豊かな果実香の調和。穏やかで心地よいピート感。
味わい:オークの甘さとしっかりとしたピートの味わい。麦芽の香ばしさとオレンジのような果実の調和。
余韻:温かなオークの甘さとスモーキーさがゆっくりと持続する。

※シングルモルト余市・試飲サンプルのテイスティング記事
http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1035737486.html

【シングルモルト宮城峡(9月1日発売)】
45% 700ml (4200円)
45% 500ml (3080円)
45% 180ml (1140円)
45% 50ml (560円)

テイスティングノート(メーカー)
香り:りんごや洋梨のようなフルーティーさ。甘く華やかな花の香り。樽由来の柔らかなバニラ香。
味わい:ドライフルーツのようなスイートさ、なめらかな口当たり。
余韻:麦の甘さ。ほのかなビター感。穏やかな樽香がやさしく広がる。

※シングルモルト宮城峡・試飲サンプルのテイスティング記事
http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1035892652.html


まずは度数ですが、流石に45%仕様だよなと思ってましたがその通りでした。43%でノンエイジ出したら今の500mlと区別つきませんから。
値段は以前価格分析をして次期リリースはサントリーのノンエイジと同等、4000円くらいと予想しましたが、予想通りでした。
ただ、 700ml以外の仕様のリリースがあるのは驚きで、 まずは180mlでお試しで飲める。何気にありがたいです。
とはいえ、そもそもあれだけの終売をやってるわけですから、これで終わりじゃないよね・・・。ということで、ここは続報にも期待しましょう。

ご参考:ニッカウイスキーの9月1日以降のラインナップ考察(値上げ・終売情報まとめ)
http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1028929178.html


気になる味についてですが、カタログのメーカーテイスティングノートを転記しました。
メーカーテイスティングは参考になるモノとそうでないものがあって、実際は飲んでみないとわからないんですが・・・。
余市については樽感、オークがメインに出ています。シェリー樽を連想する記述がないのでその系の原酒は少なめで、新樽やバーボン樽系の原酒で樽香をつけてきている感じでしょうか。麦芽感の記述もあるので、現行ノンエイジの熟成感増し的な印象を受けます。これでスモーキーなタイプであれば、個人的に期待したい内容です。

宮城峡は現状同様にフルーティーさを打ち出してます。ウイスキー仲間の間では現行品の余市NAよりも宮城峡NAのほうが評判がいいのですが、テイスティングノートは近いモノを感じますし、これもまたそれなりのところに落としてくるんでしょうか。
宮城峡は新樽、バーボン樽などで良い原酒が揃っているので、いわゆる蒸留所限定品のフルーティー&リッチをベースにするような内容であれば、良い味が期待できると思います。

【6月15日追記】
アサヒビールから同製品の新発売が公式発表されました。
「余市」は"重厚で力強い味わい"、「宮城峡」は"華やかでスイートな味わい"
蒸溜所の個性を際立たせた、新たな「シングルモルト」を新発売!

http://www.asahibeer.co.jp/news/2015/0615_3.html

予想通り、 余市と宮城峡の現行ラインナップ販売終了もアナウンスされました。
なぜかそこだけ小さい文字で(笑)。


現行品の終売は決まってしまいましたし、上記ニューリリースを含む新しい余市と宮城峡ブランドの可能性を、楽しみに待ちたいと思います。

(情報提供いただきました2人のS様、いつもありがとうございます!)