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今日はなんとか仕事が一段落。
まぁまた明日から更なる業務が積み上がってくるワケですが、歓送迎会ということもあって仕事は早々に切り上げ軽く新橋で1次会。
1次会の後は・・・ここに来るのは何年ぶりか、飲み始めの頃に1度行ったきりなので、かれこれ5年ぶり、ニッカのブレンダーズバーに来てみました。
先般の終売情報を受け、自宅に無いニッカラインナップの味を確認しようというのが狙い。
以前墨田区に住んでいた時は、アサヒビール直営のBAR、「月灯り」でニッカのラインナップは手軽に飲めたのですが・・・月灯りは昨年12月で閉店。もうブレンダーズバーに頼るしか無かったというワケです。 今回は手持ちに無い、宮城峡の10年、15年。余市12年、15年がターゲット。
全て飲んだことがあるウイスキーですが、人の記憶は薄れていくもの。改めてテイスティングです。

NIKKA WHISKY
MIYAGIKYO
10 Years old
45% 700ml

暫定評価:★★★★★★(6) 

"蜂蜜や洋梨を思わせるフルーティーな甘い香り、麦芽の香ばしさも感じられる。
口当たりはスムーズで滑らか、若い原酒の微かなえぐみとナッティーなフレーバーを一瞬感じるが、すぐにアプリコットや煮たリンゴを思わせるコクのある甘さ、そして柔らかいピートフレーバーが現れる。
フィニッシュはドライでコクのある甘酸っぱさと樽香が長く残る。加水すると序盤の若さが消えるが、全体としては整地されて変化にも乏しくなる。"

宮城峡蒸留所どうこうの話はぐぐって頂くとして・・・お久しぶりです宮城峡10年さん。
余市に比べると注目度は低いですが、自分は宮城峡のこのレンジ結構好きです。
15年か、あるいは先日記載した12年か、10年がどちら寄りの中身かといわれれば、明らかに12年寄りの構成。特に後半に出てくる樽のしっかり効いた原酒は、若い原酒だけではなく新樽やバーボン樽系の結構長熟モノをキーに使ってるんじゃないかなと感じます。

この10年については、昔飲んだ記憶ではもっとシルキーでリンゴを思わせるような、素朴な麦芽香が主体だった記憶があるんですが、まぁ人の記憶なんてそんなもんですよね。特に飲み始めの頃と今じゃテイスティングのアプローチも香味の捕らえ方も違いますし。
むしろ今回のテイスティングで、完成度は12年に及ばないながら、10年の良さも再認識できました。
モノがあったら10年もストックしておこうかな。