アンバサダー25年 1970年代〜1980年代流通
昨日・今日はウイスキーマガジンライブ改めBar Showですね。
TIBSなんて略語までいつの間にかできてしまっていて、オジサン時代の流れについて行けていません。
そんな私は、TIBSになってから会場に顔を出していないので、もっぱら皆様のレポを読むだけの日々。
昨夜もマイペースにオールドブレンドでした。そろそろ暑くなってきたので、ハイボール要員の調子を見ます。
AMBASSADOR
Aged 25 years
1970-1980's
43% 750ml(?)
評価:★★★★★★★(7)
"スモーキー、焼きたてのパイ生地のような香ばしさ。徐々にグレープフルーツやレモンピールを思わせる爽やかでほのかな苦味を伴う果実香。
口当たりは滑らかでモルティーな旨味、コクが豊かに広がる。ピーティーで徐々にベリーのような甘酸っぱさ。
フィニッシュはスモークが鼻に抜け、麦芽の香ばしく甘いフレーバーが長く続く。
いい意味で複雑であり、時間とともに様々な香味が感じられる。"
いわゆるバランタインのセカンドラベルというか、姉妹品的なウイスキー。
元をたどれば親会社子会社の関係で系列は同じであり、キーモルトも同じような顔ぶれ。ただしこちらはイギリス市場には展開されておらず、海外輸出用なのだとか。
今回の25年も先日公開したバラン30年のオールドを始め、これまで飲んできたボトルと共通する要素があります。
はっきり言って旨いウイスキーです。
同時期のバラン17年や30年に比べて強いスモーキーさと麦芽の風味があり、この辺が当時のスキャパのキャラクターなのかもしれません。
(アンバサダーをリリースするテイラー&ファーガソン社は、当時スキャパを所有していました。)
バランタインに比べて知名度は劣るものの、オールド市場の評価は高い1本。
ストレートのみならずハイボールが流石のうまさ!値段を気にせず手に入るなら、文句無しに我が家のハイボーラーです。
ちなみに今回のボトルは、古くて1970年代あたりの流通と思しきもの。アンバサダーはこの時期から1990年代までリボンが付いた似たデザインのボトルが採用されています。
古いボトルの見分け方は背面のボトル加工の有無。1980年代の新しいものはボトル背面に直接の印字がありません。
1990年代になるとリボンの色やキャップシールに違いがあるので違いはわかりやすいです。
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