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 そろそろブログ再開して2ヶ月になりますし、記事も一定量溜まったので深夜営業に誘導記事でも出しておくかと、久々にウスケバのほうにアクセスしました。
もう何年も前のテイスティングコメントや記事内容は、なんというか別人が書いた記事のように感じます。
味覚嗅覚、感覚全般が今とは違うワケですから、そりゃーそうなんですけどね。
そういう背景もあって当時の記事をこちらに移設してくるつもりはありませんが、一部こちらに移したいモノもあります。
 
その一つがジョニ赤のまとめ記事。
おっさんの顔の違いが面白かったのが印象的でした。
ちょうど先日ジョニ赤の特級を飲みましたので、記載内容を移設しつつコメントをまとめます。
 
Johnnie Walker
Red Label
1980's
750ml 43%

ジョニ赤1980年代後期流通

評価:★★★★★(5)
 
”粘性のあるシェリーやカラメルの甘さ、ドライパイナップル、微かにスモーキ-。金属っぽいオフフレーバーも感じる。
モルティーで粘性がある口当たり。ヒネた甘さが濃く、サルタナレーズンの甘酸っぱさと麦芽の風味も感じる。
フィニッシュは序盤の甘さからタールのようなピートがほどよくビターな余韻として長く残る。
ストレートも良いが、やはりこの年代のジョニーは赤、黒ともハイボール要員としてプッシュしたい。” 

ウイスキー特級表記のみ、通関コードも無いボトルで1980年代の末期、つまり特級時代の終了間際の頃の流通と思われるボトル。今更特に語る要素もありませんが、ブレンドとしてバランスの良い味わいです。
口開けで頂いたため、微かに金属臭や香りも少しこもったような印象があったものの、あの程度なら時間経過でひらくでしょうから、1週間ほどすればさらに良くなると思います。
流石ビックネーム、世界のジョニーとういか、当時それなりに大規模展開していた中でこれだけのクオリティを維持していたのは、賞賛に値するレベルです。


以下は深夜からの移設内容。
ジョニーウォーカーレッドラベルは時代が古くなると、ラベルの歩くおじさんの絵が濃くなるという話を検証した部分です。

ジョニーウォーカー1980年代後期
1980年代後期。
(今回のボトルと同じものです。良い笑顔ですね~、世界中で売れて笑顔がぽろぽろ出ちゃう感じでしょうか。)

ジョニーウォーカー1970年代後期 
 1970年代後期~1980年代前半
(確かに濃くなりました。下半身のぴっちり感が強調されてなんだか不思議な気分になりますが、表情は紳士って感じですね。)

ジョニーウォーカー1960年代
1960年代以前・コルクキャップ時代
(濃っ!!なんかふっくらしてますし、ニヤリと笑った表情に流し目「お嬢さん一杯どぉ」みたいな感じでキモイです。)

と、当時の記事は1960年代の比較で止まっていました。
更に古い1950年代はどうだったのか。もちろんその後入手しています。
 
これがそのボトル。
 
ジョニーウォーカー1950年代
右から1970、1960、1950ですが・・・変わってませんねw。
(液面が右から左にかけて下がっていってるのも、経年を感じさせます。)

では1940年代はどうか。
流石に手に入れてないんですが、WEBで調べると昔の広告の写真がありました。
定位置からおじさんが消えていて、別枠で貼られていたようです。なんつーか、デカイw

1940-Johnnie-Walker-Get-and-give-the-right-Holiday-Spirit
以下より引用。 
http://blog.digitalpostercollection.com/added-few-johnnie-walker-whisky-posters-and-ads-to-www-digitalpostercollection-com/
 

面構えは輝く笑顔が60年代より紳士的な感じです。
定位置にある紋章からキングジョージのワラントをもらってるようで、そりゃ紳士的にもなりますわな(笑)。 
引用したボトルの広告はアメリカ向けのもの。禁酒法開けのアメリカ市場にチャンスを感じていたのでしょう。
 
そういえば以前のブログでは、味の比較はしないで終わっていました。
1950年代クラスになるとロット差、個体差が大きいので一概に言い切れない部分はありますが、傾向はあります。今度は年代別にキッチリまとめていきたいです。