マッサン終了後のウイスキーブームの行方 ~その③ 各社の取組の効果は?~
需要があるのか、はじめてしまったら止められませんから書き続けるしかないブーム考察。シリーズモノはここが怖い(笑)。
第2の要因として、各社の取組ですが、
後者の国外向けは、販路の確保をさらに進めるというところで、「その④」に続く話ですから、
国内向けの取組についての分析となります。
まず、
1980年代のウイスキーブームの絶頂は、
"2本箸作戦"などの戦略もハマり、嗜好品へのあこがれから、
その後、
ここで重要なのは消費を伸ばしたサントリーの2本箸戦略であり、 バブル期で消費が伸びなかった背景として、 ギフト用にレアなパッケージを作ったり、
では現在はどうでしょうか。
その下地であるハイボールブームは非常に緻密に、
一時的に売るためだけのPRではなく、
詳細は以下参照のプレジデントオンラインの記事を見ていただければと思いますが、
その戦略は今までウイスキーを扱って無かった店、若者層をターゲットとした真・2本箸作戦とも言えるほど、

(引用:サントリーWEBページ。)
(作り方も店舗側に徹底して、狙い通りの美味しさが出せるようにしている。)
この戦略で、若者にウイスキーが身近になっていたのは大きく、
飲み屋での取り扱い増加を始め、特にサントリーのハイボールバー、銀だことのタイアップなど、
とにかく街に出て気軽にウイスキーを飲める環境が整っていきました。
この戦略で、若者にウイスキーが身近になっていたのは大きく、
飲み屋での取り扱い増加を始め、特にサントリーのハイボールバー、銀だことのタイアップなど、
とにかく街に出て気軽にウイスキーを飲める環境が整っていきました。
かつてBAR、PUBなどの夜の街主体の環境が大きく変わったと言えます。
参照:キリン、凋落を招いた稚拙な海外戦略 遠ざかる"M&A巧者"サントリーの背中
さらにサントリー、ニッカはドラマで付いた付加価値をフル活用するため、
復刻版のウイスキーや新商品を投入して、ブームを長続きさせる戦略をとっています。
復刻版のウイスキーや新商品を投入して、
キリンはWEBで限定ウイスキーを販売、マルス、ガイアフローなどでも動きがありますね。
懐広く、奥が深い、
各社の取組で現在のブームは盤石の状況と言えるところにあると感
じます。
参照:古くて新しい製品「サントリー・ハイボール復活物語」(プレジデントオンライン)
http://president.jp/articles/-/5691
参照:ウイスキー各社、「マッサン」効果の維持狙う 戦略商品や増産で愛飲者確保(産経新聞)
http://www.sankei.com/economy/news/150327/ecn1503270003-n1.html
参照: 地ウイスキー、クラフトビール、着実な成長
参照:古くて新しい製品「サントリー・ハイボール復活物語」(
http://president.jp/articles/-
参照:ウイスキー各社、「マッサン」効果の維持狙う 戦略商品や増産で愛飲者確保(産経新聞)
http://www.sankei.com/economy/
参照: 地ウイスキー、クラフトビール、着実な成長
参照:キリン、凋落を招いた稚拙な海外戦略 遠ざかる"M&A巧者"サントリーの背中
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150328-00010001-bjournal-bus_all&p=1
しかしニッカ(アサヒ)やキリンが何もしていなかったとは言いませんが、
サントリーがこれだけ仕込んだところに、マッサンでニッカが持って行く。。。
マッサンの放送や宣伝については、サントリーが色々口出ししたなんてゴシップがありましたが、
そういうコトを言う気持ちも、わからなくもない気がしてしまいますね(汗)
参照:サントリー、講談社に激怒。
http://biz-journal.jp/2014/11/post_6529.html
しかしニッカ(アサヒ)
サントリーがこれだけ仕込んだところに、
マッサンの放送や宣伝については、サントリーが色々口出ししたなん
そういうコトを言う気持ちも、
参照:サントリー、講談社に激怒。
http://biz-journal.jp/2014/11/
コメント
コメント一覧 (4)
2~3種ぐらいあって内1つは美味しかったと記憶しています。
良い商品と、ユーザーを如何に近づけるかが、大変なんですよね。流石サントリーの営業力です。
それと、毎日更新するなんてすごいですね。
ニッカが販売していたのはブラックニッカクリアハイボールと、後は2010年ごろに竹鶴12年のハイボールを出してましたね。後はキリンもナイナイ岡村をCM起用して、世界のハイボールなんて出したりして。
この竹鶴12年ハイボールは個人的には非常に良く出来ていて、香味料まみれの角ハイ缶とも違い、純粋にウイスキーと炭酸だけで缶ハイボールとして売り出していたのも好感触でした。
ただ、おっしゃるように売れ行きはそうでもなかったみたいなんですよね・・・。今出したらどうだったかは、限定販売されたマッサンハイボール缶が証明していると思います。
いまだに無いです。値段も歴代トップでしたが。
ウイスキー業界景気がいいのは良い事です。ただチャンスがピンチより、ピンチがチャンスの方が
好みです。
また書き込めそうな話題があったら、書き込ませてもらいます。では。
私はチャンスがチャンスのほうが好きです(笑)。
最近はクラフトビールにブームの兆しがあって、ちょっと高いこだわり系に需要がありますから、
いまだしていたら、ドラマ効果もあって受け入れられたかもしれません。
原酒が足りないのでこれから先の商品開発は難しそうですが、増産した原酒が使えるようになるまでがんばって欲しいです。