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今朝でいよいよマッサンが最終回。
ということで、その前夜に飲んだ余市。
ソサイエティのシングルカスクで、奇跡の7番樽と呼ばれる秀逸な1本です。

とある方のイベント後に開封済みながら超格安で譲っていただき、
その後イベントに持ち込んで半分以上が霧消し、後は自分でじっくり飲んでいます。

The Scotch Malt Whisky Society
Cask No,116.7 (YOICHI)
1989 Oct - 2005 Jun
61.8% 700ml
 
評価:★★★★★★★★★(8)

"ツンとしたアルコール感、ウッディーでドライ、パワフルで勢いのある熟成香。
甘いスモーキーさはパイプタバコのよう、黒土のようなピート香。
チェリーやレーズン、熟したバナナを思わせるフルーティーさ。まるでバーボンのようなアロマもある。
口当たりはパワフルでドライ、その上でシロップのような濃縮感があり非常にリッチ。
オレンジピールチョコ、松の樹皮、カステラの焦げ目、焦げたオーク。
フィニッシュはピーティーでスパイシー、葉巻を思わせる甘みを帯びたスモーキーさが鼻に抜ける。"


口開け1年、さらに素晴らしい状態になってます。
グラスに注いだ瞬間から、部屋中に広がる芳醇な香り。
いやこれかなりヤバいです。香りでご飯3杯コース。

口に含むと元気いっぱいなその味は、奇を衒ったモノではなく、オフィシャル直径の味でこれというのも素晴らしいところ。うんうん、これだよこれ。
本場スコッチを目指した竹鶴政孝氏の夢。余市の香味はスコッチにはない日本独自性が強いものの、本場以上のレベルに達していることは間違いありません。


ちなみに隣の伊達は、宮城の実家から突然届いてました。誕生日プレゼントかな?w