カヴァラン ソリスト シェリーカスク
WWA2015を受賞したカヴァラン・ソリスト・・・のシェリーカスク。
早速コメント投稿といきたいところですが、ワインは持ってないんですよね。
このボトルはリカーズハセガワが輸入したロットとしては、2ロット目、
初期販売価格12000→16000円に値上げとなった、16000円の頃のロットです。
KAVALAN
SOLIST Sherry Cask
700ml 59.4%
評価:★★★★★★(6)
"プルーン、レーズン、ベリーなどのダークフルーツのアロマ。湿った樽材、シロップのような甘い香りもある。
口当たりはウッディーでドライ、パワフル。ドライアプリコット、チェリー、薬品のシロップのようなクセのある甘さ。
原酒の若さゆえか、特に中間で厚みはあまり感じられず、フィニッシュも残るが伸びる印象ではない。
個人的にはフルボディタイプの葉巻とセットで楽しみたいモルト。"
熟成年数のわりに非常に濃厚なシェリー樽熟成モルト。
山崎のシェリーカスクと共通点のある味わいで、多分使っている樽の出所が同じなんでしょう。
硫黄はなく、個人的には好印象なボトル。濃厚ゆえにえぐみを感じるかもですが、葉巻に合わせるとGOOD。
最近山崎のシェリーカスクが高すぎて買えないので、その代用品の筆頭候補です。
(カヴァランもかなり値上がってるので、そのうち買えなくなりそうですが…)
ただ、この次のロットは味が変わってしまったようで、これまでは山崎シェリーの傾向から、ドロナックのシェリーカスクのような、スコッチ、スペイサイド系によくある味になっていました。
コメント
コメント一覧 (4)
こちらのブログをなぞり、飲むべきボトルやストックすべきボトルを選ばせていただいております。
こちらの記事で気になったのですが、最近のスペイサイド系シェリーの味というのは、別記事でおっしゃっている擬似シェリーシーズニング樽によってもたらされる味ということはないでしょうか?
それらが増えてきた時期と味の変化が合致するように思えただけの話なのですが。
コメントありがとうございます!
おっしゃるとおりここで言うそれはシーズニングシェリー樽の香味のことです。
ただ厳密に言うと大概のシェリー樽はシーズニングなのですが、樽材がスパニッシュなのか、アメリカンなのか、はたまたどれくらいの期間シーズニングされたのかでだいぶ香味は変わります。
カヴァランは初期の頃はスパニッシュのこってりとしたシーズニングだったのですが、違うものもリリースされてきていて、樽による影響の大きさを感じている次第です。
シーズニングシェリー関連で最近また気になったことがありましたので、
もしご存知でしたらご教授いただけますと幸いです。
シェリーにもやれオロロソだペドロヒメネスだとあると思うのですが、
それらの樽熟成を謳う近年のウイスキーは、単にシーズニング液をそれっぽいものになるよう
度数や風味などをあれこれ手を加えているという解釈でよろしいものなのでしょうか。
実際に全てのシーズニングシェリー用のシェリー酒を飲んだわけではないので、後は伝聞ですが、これはボデガによって異なっているようです。
ワインをそれっぽく味付けているケースもある一方、その系統のシェリー酒を熟成させているケースもあります。前者の場合は”シェリーカスク”とも表記されないオフィシャルの低価格帯ラインナップに使われていたり、後者は表記するからにはモノはともかくその系統のシェリー酒を使い、シーズニングした後はクリームシェリー用にブレンドしたり、蒸留にまわしているようです。
シェリーの消費量が落ちている中で、中小ボデガの生き残りがかかったビジネスではあるのですが、実態を知ってしまうと複雑な思いがします。
まあ旨ければいいんですけどね(笑)
参考になりましたら幸いです。