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ウイスキーファンにとって注目のニュースが発信されそうです。

先日、静岡に本拠地を持つ酒類メーカーであるガイアフローが、
官公庁オークションで出品されていた軽井沢蒸留所の蒸留設備一式 を落札しました。

ガイアフロー社のプレスリリースは以下。
「 軽井沢蒸溜所 製造設備一式 落札のご報告 」(3月2日)
http://www.gaiaflow.co.jp/blog/?p=249

リリース文面では
"歴史ある軽井沢蒸溜所の設備を可能な限り保全するとともに、
酒類の製造のために稼働させることを目的としています。"
"後日、各設備の状況を詳細に確認した上で検討してまいります。 "

として、保全とも、再稼働とも臭わせる記載があったところです。


話は少々変わりますが、今回の落札の前から、
ボトラーズメーカーのブラッカダー社のロビンが、
日本に蒸留所を建設するために動いているという噂があり、
場所は静岡なのではないかと言われていました。

普通なら蒸留器など設備をはじめ、費用面などの疑問から
噂話レベルで終わるところ、 ロビンの来日頻度はイベント対応だけとは思えないほどで、
本気なのではと囁かれていたところです。
奥さんと仲が悪いから日本に居たいんだろ、 というジョークもあったくらい。
ただ、その時点では笑い話半分、一種のネタでした。

そして今回のガイアフロー社による軽井沢蒸留所、 製造設備一式落札。
ガイアフロー社はブラッカダーの日本代理店の一つであり、
出資云々でもブラッカダーと関係が深いと言われている企業です。
上述の噂話が一気に真実味を帯びてきました。

先日、各設備の詳細を確認する作業が行われたようですが、
ここにロビンも足を運び、 ほとんどの設備は動作可能であることなど、
現地からのレポートをFBに投稿。

本日のFB投稿では、
「More news on Karuizawa soon.」
として帰って行ったあたり、 もう間違いはなさそうです。


(Facebook、Robin Blackadder氏の投稿より引用)

軽井沢蒸留所はそのストックの希少性等から国内外のコアファンに高い需要があり、
その軽井沢蒸留所の設備を一部でも使って蒸留所を設立などとすれ ば、
軽井沢蒸留所リヴァイバル!として、 設備の落札価格など吹き飛ぶほどのPR効果でしょう。

蒸留所の場所はまだ憶測の域を出ませんが、
世界遺産にも登録された富士山のある静岡県は、
ガイアフロー社の拠点でもありますし、濃厚なところ。
軽井沢蒸留所跡地での再稼働の可能性は、オークションの条件として、
落札後は落札者負担で設備を運び出してもらう、というコトになっていたので難しそうですが・・・。
いずれにせよウイスキーファンにとって嬉しいニュースが発表されるのは、
そう遠くない時期となるかもしれません。

期待したいですね。