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マッサン人気と「受難の90年代」が招く空前のウイスキー品薄 
http://www.news-postseven.com/archives/20150309_308555.html 

昨日更新されていたWEB記事。
ほんとこれ、ってやつですね。

平成不況に洋酒ブーム終焉、90年代だけでなく、
統計を見ても2000年に入っても生産量、市場、どん底です。
ハイボールブームでの増産は2008年ごろから、
この消費量のままいけば、あと7-8年は原酒不足というわけです。

参考:時事通信 ウイスキー市場規模の推移。
http://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_eco_seizougyo20140929j-02-w340

しかし過去のウイスキーブーム同様、ある日ブームは終わるでしょうから、
今の在庫で足りてしまう可能性もあり、そうなると将来的には増産した余剰の原酒が、じっくりと熟成される可能性もあります。
現在のジャパニーズ全盛期は、そうした時代に育った原酒と、培われたブレンド技術が支えているわけです。 
(勿論その間、相当な企業努力があったものと思います。)

ブームが作り、不況が育てるウイスキー。
次の10年、歴史は繰り返すのでしょうか。


とはいえ、前回のブーム終焉時と違い、各メーカーが海外に販路を広げているため、
日本国内の市場 だけでなく、 新興国等の新たなブームの中に売り込むことで、影響は限定的になるかもしれません。

本音を言えば、ブーム終焉で原酒に余剰が出て、次のブームの足がかりも無い状況となれば、
既存ユーザー、コアな顧客をより重視する戦略に舵が切られることを望む気持ちがないわけでもありません。
オーナーズカスクや市のロマンクラブなど 事業が復活するような動き、あって欲しい。

ただそれって企業側が厳しい状況なんだよなあと、
長々と複雑な思いです(苦笑。

FBでこの話を出したところ、かつて繁栄を極めたキャンベルタウンの末路を、
増産に次ぐ増産で日本もたどるのではないかと危惧する声もありました。

日本が粗悪なウイスキーを作っていた時代がないわけではないですが、
品質基準の厳しい今の日本メーカーがそうなることはないと、思いたいものです。