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アジアだしアレでしょという前評判を覆し続ける、台湾カヴァラン蒸留所。
今年初めに久々に飲む機会があった時のコメントです。

カヴァランSOLIST
フィノシェリーカスク
ファーストロット 57%
CASK No,S060814048



評価:★★★★★★★(7)

"鼻腔に広がる甘酸っぱいオーク香。ツンとしてアルコール感。
ドライイチジクや完熟パインを思わせる酸味と甘さ。
後半広がる感じは控えめで、適度なウッディネスを伴うドライな余韻。"


わかりやすい、良い味してるボトルです。

先日のカーデューで樽感主体の味という表現を使いましたが、
その樽主体の中でも特殊な位置づけとも言えるのがカヴァラン・ソリストシリーズ。

なんといっても若いんですよね、原酒が。
カヴァラン蒸留所は2005年の設立、このファーストロットの販売は2013年頃ですから、
初期の原酒でも7~8年モノ。それでこれだけの樽感出せちゃうんです。
気候が温暖だからとか、蒸留所の親元はバイオメーカーで酵母を工夫してるとか、
色々理由は述べられてますが、結局はいい樽使わないと味が出ませんから、研究を相当やったんでしょう

同じく販売されているシェリーカスクやバーボンカスクを飲むと、なるほど、と思います。

このフィノシェリーカスクは当時日本にリカーズハセガワが単独輸入して2万Over。
現地では1万後半だったとか、今はめちゃ高騰しちゃいましたね。


なお、カスク番号下二桁が50番までが、1stロットだという情報です。
実はシェリーカスクの味が変わっちゃってるんですが、フィノはどうでしょうか。