カテゴリ:
UNITING NATION’S
2nd Release
Pure Malt Whisky
Finished Pedro Ximenez Sherry Casks
700ml 50%

グラス:SK2
量:個人所有(頂き物)
場所:自宅
時期:不明
評価:★★★★★(5)


香り:カカオチョコを思わせるビターでウッディな香り立ち、ほのかに硫黄もある。奥にはセメダインのツンとした刺激に、リンゴ、コニャックのような酸味、多様なキャラクターを感じる。

味:メープルシロップの甘みにコニャックカスク系の酸味、そしてねっとりした甘みには硫黄も感じられる。紅茶の品の良い甘さと香り、砕いた麦芽、度数の割にあっさりとしている。余韻は甘くリッチだが、年生のある甘みが覆いかぶさって、やや面白みには欠ける構成。


ウイスキー仲間のKさんから頂いたボトル。
先日、アデルフィーがリリースしたバッテッドモルトウイスキー、グラヴァーを飲んでこのボトルを思い出し、押入れの中から引っ張り出してきました。 
2008年、日英友好150周年を記念して、なぜか当時のベンチャーウイスキーから2種類リリースされた記念ボトル。英国大使館が主催したUK-Japan2008の公認ウイスキーという位置づけになります。
セカンドリリースとなる今回のボトルは、ファーストリリース同様に日本とスコットランドのシングルモルトで作ったバッテッドモルトを、ペドロヒメネスシェリーカスクのフィニッシュしてリッチな味わいに仕上げてあります。

本ボトルの発売当時、ウイスキーの沼にハマり始めたばかりだった自分は、経験の浅さから使われている原酒の傾向等ほとんど理解できなかったわけですが、こうして改めて飲んでみると羽生蒸留所の原酒の影響がしっかり感じられます。コニャック樽原酒でしょうか、ペドロヒメネスの濃厚な甘さの裏から、独特な酸味も感じられます。
ブレンデッドタイプのウイスキーは、浅く広く誰でも飲める飲みやすさがあるとともに、知識と経験が積みあがってくると違う世界が見えてくるのもが面白い。ある程度飲みなれた人こそ、こういうタイプのウイスキーも嗜んではどうかな感じますね。