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アンバサダー 1970年代流通 特級表記 43%

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Ambassador 
Deluxe Scotch Whisky 
1970's 
760ml 43% 

グラス:国際規格テイスティング
時期:不明
場所:お酒の美術館 神田店
評価:★★★★(4ー5)

香り:ドライで微かにスモーキー、煎餅のような香ばしさと、淡いモルティーさ。ドライでプレーンで、あまり香りが立たない。

味:ほろ苦い穀物感と干し草、ザラメのような甘さとピリピリとした刺激を感じる口当たり。あまり洗練された感じはない。ほのかにハイランド系のモルティーさ、薄めたはちみつ。余韻はドライでスパイシー、あっさりとしている。

所謂ライト系統のブレンデッド。デラックス表記なのだが12年相当という構成ではなく、若いハイランドモルトを軸に、若いグレーンで合わせて、トップドレッシングに若干量熟成したモルトを加えて整えたレシピを思わせる。故に、ストレートでは変化に乏しく、飲み進めていくと若さと刺激が目立つ。同時期流通の12年との格差が激しい。ハイボール、コーラ割り等で。

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ラベルに「SCOTCH AT ITS LIGHTEST」と書かれているとおり、主に米国市場への輸出を意識して、当時売れ筋だったライトな味わいを目指して作られたブレンデッド。
ブランド解説は、以前60年代流通品のレビューでまとめているので簡単に触れる程度にとどめますが、当時のアンバサダーはバランタインらと同様にハイラムウォーカーの傘下にあり、一部共通する原酒(恐らくスキャパやハイランドバルク)が使われていたとされ、親戚のような位置付けにもあります。

この70年代のアンバサダーは、60年代に比べてさらに軽さが際立ってます。
軽いといっても、同時期の日本製ブレンデッドのように甲類アルコールを混ぜたような無味無臭というわけではなく、樽由来の味わい、熟成香、これらが乏しいところに若いモルトやグレーンの味わいが主体なので、厚みに欠けると言うのが正しいかもしれません。

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(アンバサダー1960年代流通。香味の系統は似ており熟成感は大差ないが、70年代に比べるとハイランドタイプのモルトの麦芽風味がわかりやすく、コクも感じられる。レビューはこちら。)

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同じ1970年代流通の上位グレード、アンバサダーロイヤル12年(写真右)と比較すると、熟成感の違いが如実にわかります。
方やはちみつ(古酒系に振れるとべっこう飴系の甘さになっているボトルもある)や、洋梨のような果実味を含む、熟成したモルトが纏う甘やかな味わいがある一方、それがない分プレーンな味わいが目立つデラックス。。。
キーモルトのひとつと言われるスキャパは、確かにそこまで厚みと洗練されたキャラクターではないので、違和感はありませんが、いまいち特徴が掴めないのもこのブレンデッドの特徴です。

とは言え、同じライト路線でアメリカ市場でライバルだったJ&B同様に、ストレートではなくハイボールや、あるいはコーラで割るような飲み方をするならこういうほうがむしろ良いとも言えます。
要するに使い方ですね。個人的な好みで整理するとストレートに向いているとは思えませんが、雑な飲み方をするならば、逆にこのプレーンさと適度にビターでスパイシーな味わいは、下手に樽が効いているものよりもプラスになると思います。

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今日のオマケ:コノスル レゼルバ エスペシャル ピノ・ノワール 2017

チリの高コスパ銘柄、コノスルのピノで、格付け的には下から2番目に当たるブランド。
レゼルバなんて名付けてるんで、値段もそれなりなんでしょうと思わせて、税込み1200円程度という超デイリー銘柄です。
(スペインだとレゼルバ表記は36ヶ月以上の熟成が必要ですが、チリは不要で製造元の判断という整理。)

開封直後は合革やゴムのようなアロマがありつつ、奥にチェリーやクランベリージャムのような甘い果実香。時間経過で開いてくる、少し安っぽい甘さを含んだ熟した赤い果実の新世界感。 味は香りに反して酸がしっかりあり、フレッシュな木苺やザクロ、若い苺を思わせる果実味からしっかりとタンニンが余韻に効いてくる。
開封直後は少し香りに癖があり、余韻のタンニンも目立つのですが、時間経過で果実香が開き、バキュバン2日目はこれらが良い具合に馴染んできます。

この値段でこれなら申し分ないですね。
コノスルのピノは、1000円前後でいくつかあるところからスタートし、
・レゼルバ エスペシャル(1200円前後)
・ブロックNo,21(1900円前後)
・20バレル(2600円前後)
と、物凄く低価格でブランドの整理がされているのですが、どれもちゃんと香味や作りに違いがあるので面白い。また、そのどれも、類似の味の系統のワインと比較して、市場価格で1000円から2000円程度の価格差を感じてしまうようなクオリティであり、コスパの高さとはこういうことだと体現しているようです。

中でもウイスキー好きの知人複数名が、デイリーユースにしているのが今回のグレード。興味のある方は肉料理と共に是非!

ウシュクベ オールドレア ストーンフラゴン 1980年代流通 43%

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USQUAEBACH 
OLD RARE 
The Grand Whisky OF THE HIGHLANDS 
Blended Scotch Whisky 
1980's 
750ml 43% 

グラス:リーデル
場所:BAR Sandrie 
時期:不明
暫定評価:★★★★★★(5ー6)

香り:ドライな要素があり、ザラメやビスケットを思わせる甘いアロマ。ローストした麦芽、微かに酸味、若干の植物感。奥には存在感のあるスモーキーさも感じられる。オールドスタイルなハイランドモルトに通じる素朴なイメージ。

味:スムーズでメロー、モルティーな味わい。序盤は薄めたキャラメルを思わせる甘さでやや単調だが、砂糖控えめのビスケットのようなほろ苦い麦芽風味から、じわじわと土っぽいピートが開いてくる。
余韻は軽いスパイシーさとオールブランを思わせるほろ苦いフィニッシュ。ピートフレーバーと共に染み込むように長く続く。

オフフレーバーの少ない、状態の良いウシュクベ・ストーンフラゴン。まるで麦茶のようにスムーズで素朴、どこか親しみのある味わいが魅力。当時のハイランドモルトがベースというのも納得だが、当時の特徴としてもうひとつ、柔らかい飲み口の後にじわじわと内陸系のピート香が備わっており、全体のメリハリに繋がっている。

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ゲール語で命の水を指すブレンド、ウシュクベのオールドボトル。
裏ラベルの通り、ダグラスレイン社にブレンドとボトリングを委託していた時代のもので、この整理については以前同銘柄のリザーブの記事で紹介していますので、ここではざっくりと。

ウシュクベをリリースするTwelve Stone Flagons社は、1974年から1990年代初頭まではダグラスレイン社に。その後はホワイト&マッカイ社にブレンドの製造を外注しており、ボトルの表記を見ることでリリース時期の線引きが可能となっています。
また、ストーンフラゴンには、表ラベルに「Over 210 Years of」とする年数がかかれていて、これも流通時期によって変わる要素のひとつです。
210年の次は225年、ベースとなる数字はブランドのルーツである1768年の発売開始にあり、つまり今回のラベルだと1978年~1992年の間に製造されたボトルであることがわかります。

オールドレア(ストーンフラゴン)は、ウシュクベシリーズのハイエンド。同ブランドの特徴であるモルト比率の高さは健在で、レシピは最長27年以上熟成させたモルト40種類を85%にグレーンは15%。また、マリッジはシェリー樽で18ヶ月、というのが近年公開されている現行品に関する情報ですが、恐らくこのレシピはリリース初期から変わっていないのでしょう。モルティーでしっかりとした味わいに、昔のシェリー樽の1種を思わせる柔らかい甘さから、その繋がりを感じることができます。

なお、このウシュクベ・ストーンフラゴンは陶器ボトルとコルク栓という組み合わせからか、状態のあまり良くないボトルが多く見られます。
特に抜け気味なボトルが多いので敬遠していましたが、今回はマスターのお墨付きをいただいて1杯。モルトの主体は熟成したハイランドタイプであり、突き抜けて美味しいわけでも、鮮烈なピート香やら濃厚なシェリーやら、特筆するなにかがあるわけでもありません。
しかし、ゆったりとして素朴な味わいにホッとするというか、逆にそれが良いのだと楽しませてもらいました。

ブラック&ホワイト 1970年代流通 特級表記 43%

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BLACK & WHITE 
BUCHANAN'S CHOICE OLD SCOTCH WHISKY 
1970's 
760ml 43% 

グラス:国際規格テイスティンググラス
場所:お酒の美術館 神田店
時期:開封後1週間程度
評価:★★★★★★(6)

香り:ほろ苦く古典的な麦芽香。バニラや洋梨、微かに干し草、柔らかい甘さに若干の古酒感、微かに内陸系のピート香を伴う。

味:柔らかくスムーズな口当たり。麦芽風味は香り同様に古典的な要素があり、土っぽさと籾殻、芯の白い部分。そこに洋梨や林檎の蜜、ほのかにべっこう飴を思わせるマイルドな甘味。余韻にかけて微かにスモーキーなピート香があり、染み込むようなフィニッシュ。

柔らかく古典的な麦芽風味が主体で、グレーンのコクやほのかなスモーキーさ。ライトタイプだがダシの効いたスープのような薄っぺらくない味わいが魅力。THE付きロイヤルハウスホールドに通じるブキャナン味が備わった、最後の時代。

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2匹の犬がトレードマーク、ブラック&ホワイトの1970年代前半流通品。写っていませんがJAPAN TAX付きです。
ブキャナン社のスタンダード銘柄。。。なのですが、下手するとその辺のデラックスグレードを喰ってしまいかねない完成度の1本。
構成原酒はダルウィニーとグレントファースで、そのどちらにもある麦芽系の風味がしっかりとベースにあり、若さを感じさせない仕上がりが魅力です。

この時代のブラック&ホワイトは、状態が悪いものも散見されますが、いいもんは本当に良いのです。60年代ティンキャップ時代ともそう大差ないクオリティ(60年代流通の方が少しピートが強めな印象。)
70年代においてジョニーウォーカーはリッチな甘味とスモーキーさで力業のブレンド、バランタインはハイランドモルトとアイラモルトを巧みに用いた技のブレンドというのが個人的な分類ですが、このブキャナンは力業でも匠の技でもない、牧歌的なハイランドもルとの魅力を詰め込んだようなブレンドであると感じます。

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(ブラック&ホワイト、70年代から80年代までのラベル変化。70年代の写真は手持ちがなく、ヤフオクの履歴から引用。上から順に、70年代後半、80年代前半、80年代後半。80年代後半はボトル形状がなで肩系のデザインとなる。味の変化以外に、少しずつトレードマークたる犬が小さくなっていっているのは、他のDCL銘柄と同じ変化である。

ブラック&ホワイトは、ブキャナン社(あるいはDCL)のブランド戦略の中で大衆的なウイスキーとして世の中に広まっていくこととなり、80年代に入ると原酒の質の低下の煽りもうけて、クオリティは急降下。
80年代後半はストレートで飲むにはなかなか・・・少なくとも、今回のレビューで触れたような古典的な麦芽風味は一切消えて、ピートフレーバーも霧散し現行寄りの仕上がりとなってしまっています。
ハイボールで飲むには80年代くらいからのボトルがちょうど良いのですが、この辺はうまく使い分けたいところです。

なお、スタンダードで十分美味しいのだから上位グレードも・・・という期待を裏切らないのが、ブキャナンズクオリティであり、それがブキャナンズ・デラックスです。(THE付きロイヤルハウスホールドも旨いのですが、価格が・・・。)
同系統の構成でありながら、さらに熟成と厚みを増したモルティさとスモーキーフレーバー。オールド好きは是非試して欲しいですね。

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今日のおまけ:シャトー デュクリュゾー 2013 メドック

成城石井のワインコーナーで、税込み3500円くらいで売っている仏ワイン。等級はブルジョワですが、実績のある作り手が傘下としているためか作りには丁寧さが伺える。店舗によっては2011が売れ残っていますが、たぶん普通の店舗なら2013のはず。2011については保証せず(へたりぎみという話も。。。ただ、別件で飲んだ2009は結構うまかった)。メルロー主体でぶれ幅がそんなにあるような銘柄ではないので、恐らく近年のヴィンテージはそう悪くないのでは。フランスのなかでは安旨と言える1本です。

自分が好んで紹介してきた、新世界の熟した果実感が全面にあるようなタイプではないのですが、仏ワインらしい重めのボディと腐葉土やタンニン、そこにブラックベリーやダークフルーツ系の甘酸っぱさがアクセント。強く主張はしない熟成感。
塩胡椒で焼いた肉よりも、ワインソースで合わせた肉料理や、ソース系の甘酸っぱい風味が合わさったものが間違いない。
新世界の果実味豊富なワインを飲んできて、なんとなくあざとく感じるようになったなら、この1本はオススメです。

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ラングス シュープリーム 1970年代流通 特級表記 43%

カテゴリ:
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LANGS 
SUPREME 
SCOTCH WHISKY 
(Than 5 years in Wood) 
1970's 
760ml 43% 

グラス:国際規格テイスティング
場所:お酒の美術館 神田店
時期:開封後1ヶ月程度
評価:★★★★★★(5ー6)

香り:ビターで若干古酒感を伴うドライなアロマ。干し草、オールブラン、オランジェット。微かにカラメル系のシェリーのニュアンスや、色の濃いはちみつのような甘いアロマもある。

味:カルメ焼きやカステラ生地のような、軽い香ばしさとしっとりとした甘味。グレーンを思わせる穀物由来の風味も感じられる。余韻は若干の古酒っぽさと、干し草を思わせるフレーバーが序盤の甘味と合わせて感じられて長く続く。

麦芽風味を主体に、仄かに古典的なシェリー樽由来のニュアンスを伴う素朴な味わいのブレンド。一部熟成した原酒を使っているのか、ハイランドタイプのモルティーな味わいの中にドライフルーツ等に通じるニュアンスが含まれていて、香味に奥行きを与えている。

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後にエドリントングループとなる、ハイランドディスティラリーと関係が深かった時代のラングス社のブレンド。同社はグレンゴインを所有しており、そのブレンドの中核にはグレンゴインと、この時代のハイランドディスティラリー傘下の原酒が使われていると考えられます。
(1970年代当時、関連原酒一覧:ブナハーブン、グレンロセス、グレングラッサ、タムデュー、グレンタレット、タムデュー、ハイランドパーク、マッカラン。)

もちろん上記すべてが入っているわけではなく、飲んだ印象としてはグレンゴイン他、タムデューやロセスあたりのノン~ライトピートタイプの原酒がメインと思われます。
しかし近年ありがちな無個性でライト、ドライなブレンドではなく、5年熟成表記ながら若さを感じさせない味わい深さは、使われているモルトの質の良さを感じさせるものです。

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(ラングスブランドのスタンダードグレードである、オールド・スコッチウイスキーの1970年代同時期流通品。シュープリーム(究極の、至高の)という銘だけに、構成原酒の質は良いのかもしれないが、味とシェリー感はオールド・スコッチウイスキーのほうが濃いように感じられる。個人的にはこちらのほうが好み。)


ちなみに”傘下”ではなく関係が深いというのは、ラングス社を所有していたのはウイスキー卸し業者のロバートソン&バクスターグループで、この企業がハイランドディスティラリーの設立に関わるなど、繋がりが深かったため。最終的にロバートソン&バクスターはハイランドディスティラリーに吸収され、1999年にはそのハイランドディスティラリーもエドリントングループに収まるわけですが・・・。

この時期を境に何が起こるかというと、エドリントングループは、自らが求めるポートフォリオに見合わない蒸留所やブランドの、積極的な整理を開始します。
例えばこのブログでも度々出てくる、バーンスチュワート社へのブナハーブンとブラックボトルブランドの売却。グレンゴイン&ラングスブランドは、イアンマクロード社への売却が、それぞれ2003年に行われます。
また、グレングラッサは2008年、タムデューは2011年に売却。買収しない代わりに残るブランドへの集中投資を行うエドリントンスタイル。。。なんとも潔いビジネス方針です。

ということで、こうしてイアンマクロード社の所有となったラングスブランドですが、軸となるモルトは同じでも、構成する原酒が異なるであろうことは想像に難くなく。昔のブレンドの方が、麦芽風味だけでなくシェリー感もアクセントになっている、柔らかさと奥行きのある味わいが魅力です。
なおラングス・シュープリームは、現在も飲食店向け等でアサヒビールからほぼ同じ熟成年数構成で販売されていたりしますが・・・その味わいは知らぬが花なのかもしれません。

グレンマッスル 2ndリリース ブレンデッドウイスキー 55.1%

カテゴリ:
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GLEN MUSCLE
Blended Whisky
2nd Release
「No,2 Shiagatteruyo!!」
Cask type 2nd fill bourbon finish #0706
Release in 2020 
700ml 55.1% 

グラス:木村硝子テイスティンググラス
場所:自宅
時期:開封後2日時点
評価:★★★★★★(6)

香り:注ぎたてはややドライだが、次第にバニラの甘みとオーク香。ほのかにハーブのアクセントを伴う乾いたウッディネスから、徐々に林檎の蜜や洋梨を思わせる白系果実の甘さと酸も感じられる。

味:スムーズでボディのしっかりした口当たり。パイナップルシロップや蜂蜜レモンキャンディー。熟成したモルティーな甘みとコク、フルーティーな酸味を伴う。
余韻にかけてじわじわとウッディなアクセントに、ケミカルなピーチフレーバーとオーク香。フルーティーでほろ苦く、長いフィニッシュ。

適度な熟成感のある、フルーティーな甘味と酸味がメインのブレンド。アイリッシュにも似たケミカルさを伴うもので、好ましい要素として感じられる。また、余韻にかけてのほろ苦いウッディネスがアクセントとなって、全体を引き締める。モルティで骨格がしっかりとしているため、様々な飲み方で長く楽しめるのもポイント。少量加水すると全体がマイルドになり、余韻のフルーティーさが広がる。個人的にはロックにして変化を楽しみながら飲むのがオススメだが、ハイボールもGOOD。

※開封直後は樽由来の要素が馴染んでおらず、フルーティーさが開きにくい印象が感じられた。すぐに馴染むが、数日時間を要する。

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改めましてご紹介。
自分を含め、ウイスキー仲間で関わらせてもらったオリジナルウイスキーの第2弾。グレンマッスル・ブレンデッドウイスキーが以下のスケジュールでリリースされます。
滋賀県・長濱蒸留所が保有する原酒を使い、ブレンドを作成。蒸留所で使われていたバーボン樽で追熟した、所謂シングルカスクブレンデッドです。

【販売スケジュール】

2月16日(日)秩父ウイスキー祭り2020 長濱蒸留所ブースにて先行販売、試飲有り。
2月17日(月)長濱浪漫ビールWEBサイトにて 12:30から販売開始

販売ページはこちら:https://romanbeer.buyshop.jp/items/26056247
※販売ページは、仕様の関係で在庫反映まで売り切れ表示になっています。
※総ボトリング本数は約270本です。
→2月17日 完売しました。多くの関心を頂きありがとうございました!

◼️GLEN MUSCLE(グレンマッスル)とは
グレンマッスルは、ウイスキー好きが笑顔で楽しんでもらえるようなウイスキーを、ウイスキー好きの基準をもって、国産・輸入原酒を問わず活用して作り上げる。言わば愛好家による愛好家のためのウイスキーです。

近年、美味しいだけでなくちょっと尖った魅力のあるリリースが減少傾向にあります。例えばボトラーズのシングルカスク。予算を増せば手に入るのは当たり前ですが、1万円前後という価格帯で、そうしたリリースを実現することは困難な状況と言えます。
ならば自分達で作ることは出来ないか。具体的にはウイスキーメーカー協力のもと、メンバーがブレンドやリリースの監修、テイスティング(評価)を行うもので。。。言い換えれば、こういうリリースがほしいと、メーカー側に実例を示して直接交渉しているとも言えます。

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(グレンマッスルは昨年5月、笹の川酒造と福島県南酒販の協力で1stリリースを実施した。ブレンドにあたっては協力メーカーの保有する原酒を活用するため、1stと2ndで構成は異なる。)

◼️ブレンドの構成とエピソード
今回のリリースは、冒頭述べたように長濱蒸留所が保有する原酒を用いてメンバーがブレンドの試作、リリースの監修を行ったものです。
数ある原酒の中からブレンドの軸として選んだのが、以下3種類のスコットランド産原酒。
・特徴的なフルーティーさを持つ18年熟成のモルト
・ボディと勢いのある10年熟成のモルト
・柔らかい甘さと熟成感のある19年熟成のグレーン
ここにさらに複数の原酒を加えるなど、構成比率を模索。ベースとなっている蒸留所の良さを引き出せるブレンドレシピを目指し、議論と試作を繰り返しました。

18年の原酒は、近年のトレンドのひとつとも言えるフルーティーさがある一方。ボディーがやや細く、その他のモルト原酒に負けやすいという弱点があり。
10年は若く奔放でパワフル(かつ最も低価格)であるものの、プレーンなハイランドタイプで特徴に乏しく、飲み心地に引っ掛かりがあり。
また、グレーンはクラフトシーンでは珍しい20年弱と中長期間の熟成を経て、包み込むような柔らかさが魅力である一方、使いすぎるとウッディな要素が目立ってきてしまう。
完璧な人間などいないように、見事なまでの一長一短なのです。

最終的に構成原酒と比率の違いで5つのプロトタイプに搾り込み、どれがグレンマッスルとして相応しいかという激しい議論の末に選ばれたのが、今回のブレンドレシピです。モルト比率80%は一般的なレシピからすればかなり攻めていますが(通常、モルト3、グレーン7。クラシックな比率でモルト6~7、グレーン3~4)、コンセプト的にも香味の面でも、多少尖った設計の方が良いかなと。
その際の熱気は、さながらボディビル選手権のようでもあり。。。ラベルに書かれた「No,2 シアガッテルヨ!!」は、テイスターの一人が思わず発した掛け声であるとかないとか。

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作成したレシピは、マリッジを兼ねて長濱蒸留所で使われていたリフィルバーボンバレルで後熟し、新たな個性を付与されてリリース。シングルカスクブレンデッドらしく、はっきりとしたフレーバー、一体感のある味わいに仕上がりました。
樽入れ前に比べ、余韻にかけて日本的なウッディさとオークフレーバー、やや酸を後押しするような香味が感じられるものの、全体のバランスに問題はなく。。。むしろ、素性がわかるとある種の隠し味、遊び心として楽しめる範囲だと思います。

そうした経緯もあって、熟成年数表記はAge Unknownとしています。しかし決して若いブレンドではなく、大半が18年以上熟成された原酒で構成されているため、熟成感も適度に備わっている。
ブレンドの軸にあるフルーティーさは、近年のトレンドの一つと言えるもの。加水等でそれらが開くだけでなく、カスクストレングス故の粗さが慣らされ、ポジティブな変化が感じられるのはブレンドならではというか、様々な飲み方で楽しめるのがこのウイスキーの良さだと思います。

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(開封直後、香味に堅さや若さが混ざりきらないようなキャラクターを感じる場合は、ハイボールを試してみてほしい。それらが馴染み、フルーティーさが適度な酸を伴って美味しい"マッスルハイボール"が出来上がる。また、そうして飲んでいるうちに、中身も馴染んで良さが開いてくる。)

◼️総評
とまあ、我が子かわいさでつい良い部分を見てしまいがちですが、一歩引いてドライに評価しても格的には妥当というか、ここ数年以内の相場で考えて、違和感のないクオリティではないかと思います。

もちろん、香味にネガティブな部分がないわけではなく、狙い通りいかなかった部分も当然あります。同価格帯で突き抜けて素晴らしいレベルとも言えないため、ほかのウイスキーを購入したほうが良い、という評価も間違いなくあるでしょう。ですが先に記載した、グレンマッスルの目指す姿は、ある程度満たしているのではないかと感じています。

このウイスキーは
・シングルカスクのモルトウイスキー
・稀少な長期熟成原酒
・日本的な名称や、国産原酒を主たる要素として構成
・有名なキャラクターやデザインを用いたラベル
等々、レアリティに直結する要素と言えるものは何もありません。
ラベルに関してはまず味を見てほしいと、あえて最近の傾向から逆行し、一昔前のボトラーズやスプリングバンクのDuty Paid Sampleのようにシンプルに構成しています(どこかのスポーツジムで見たような?気のせいだデスヨ?)。オークションでの付加価値は、見込めるものではないと思います。

ですが、この謎なウイスキーに興味を持ってくれた方々は、「愛好家による愛好家のためのウイスキー」というコンセプトを見たとき、きっと言葉では言い表せない、「ときめき」のようなものを感じてくれたんじゃないかと思う。
原酒枯渇、価格高騰、終売・休売。。。殺伐とした世の中で、そういう気持ちを感じて楽しんでもらえるようなリリースでありたい。そう思ってこのウイスキーを作ったのです。(バーボンハウスじゃないよ、マッスルハウスだよ)


なおリリースにあたり、以下のBARならびに飲食店各位から、本ボトルの先行予約を頂いております。重ねてお礼申し上げます。

BAR 無路良 札幌
Malt Bar Kirkwall 札幌
バルハルヤ 菊水
Bar BOTA 小樽
BAR fishborn 帯広
BAR Harry's Takaoka 高岡
GO BAR 北浦和
旬味 菜野 北千住
BAR HONESTY 北千住
BAR shu-shu 葛西
Jam Lounge 高田馬場
BAR 新宿ウイスキーサロン 新宿
BAR LIVET 新宿
BAR GROOVY  神田
BAR Eclipse first 神田
BAR GOSSE 目黒 
ジェイズ・バー 池袋
酒処 石場 祖師谷
BAR BLACK HEART 恋ヶ窪
BAR Sandrie 立川
&BAR Old⇔Craft 関内
BAR Rubin's Vase 栄
シルバームーン 伏見
BAR Kaguya 宇治
BAR SIMON 難波
あじどころ はる 長田

このウイスキーが、愛好家の輪の中で、笑顔を醸してくれるものとなれば幸いです。
2020年2月 Team GLEN MUSCLE 一同

グレンマッスルロゴベース(白・透過色指定r)

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